30 day book challenge 第24日

#呑み書き で少し間が開きましたが、30 day book challenge を再開します。今回はわたしの大好きな人を紹介❤️

第24日、「二人以上の著者が共著した本」

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どれにしようかな。いろいろあるけど。有名な作品はたくさんあるので、あまり知られていないこれにしよう。出たばかりの新訳です。冒頭の「神の灯」がね、好きなんですよ。大邸宅が一夜にして消えちゃった、って事件。


エラリー・クイーンはミステリ作家。フレデリック・ダネイとマンフレッド・リーのいとこ同士が用いたペンネームです。そして登場する探偵の名もエラリー・クイーン。

このエラリーがわたしの青春のアイドルでした。イメージ画像すらない二次元の人。どこかの一節にあった「ハンサムと言うには鋭すぎる顔」っていうのがツボにはまって。推理はキレッキレで、もう自分の好みにどんぴしゃなのでした。

そんな彼が初登場するのは国名シリーズと呼ばれる10冊の第一弾、「ローマ帽子の謎」。このシリーズは、終わり頃に必ず「読者への挑戦」がついています。そこまでに全ての手がかりは与えられている。さあ読者よ、犯人は誰か? って挑戦状があり、そこから後がエラリーの名推理が冴える解決編となっています。

わたしが読んだのは創元推理文庫の旧訳版でしたが、創元はいま新訳版が進行中。装丁が粋でステキ。そして角川文庫からも別の訳が出ていて。でね、角川の表紙エラリーが結構好みなんです💕 特にこの「ギリシャ棺」の表紙のエラリーが! ちょっと線が細すぎるきらいもありますが、いいんだ好みだから! 


この下のは2004年にぶんか社から出た「エラリー・クイーン パーフェクトガイド」(家宝!)に出ていた画。これも好き。まあ、どれも好きだわ。ふふふ。

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エラリーものは国名シリーズのあと、謎解き主体は変わらないものの、もっと登場する人間自体が描かれる「ライツヴィルもの(ライツヴィルは舞台となる架空の地名)」と呼ばれるシリーズに移行していきます。わたしはどちらも好き。とにかくエラリーという人を創造してくれた作者たちには感謝しかありません。

エラリーは青年として出てきますが設定は1905年生まれ。日本だと明治時代の人になります。なのでどの作品も時代背景は少々古くなりますが、推理小説の金字塔ですからぜひぜひ手に取ってみて下さい。

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