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【日記】風呂に行く

風呂が壊れた。

正確に言えば「壊れた」というよりは「一部不具合が出た」レベルだったが、古いので直そうにも部品がない。いろいろ考えて新しくすることにした。その結果、工事が入って風呂に入れないことになった。

退勤してから森の助さん(オット)と最寄りの銭湯に行く。車でないと遠いのでわたしが運転する。森の助さんは風呂のあとはビールをグビッとやりたいからだ。

最寄りのお風呂屋は銭湯とは言うものの温泉をうたっており、ジャグジーもサウナも露天風呂もある本格派である。かなり前に何度も行ったのだが最近はご無沙汰していて、ここに露天風呂があることもすっかり忘れていた。スタンプカードも確かどこかに3枚くらいあったはずだが見つからず。入り口で新しいのをもらう。

久々に入るお風呂屋はちょっとした旅館の大浴場っぽくて、こんなところだったかと思う。夕食時だからか、さほど混んでいないのがありがたい。それでもほかの人から離れたカランの前に座り、いざ身体を洗おうとすると急にべちゃくちゃしゃべる声が気になってきた。おばさんが二人、入り口にでかく「黙浴」ってポスターが貼ってあるのにものすごい勢いでしゃべり散らかしている。その他の客は誰も話していない。子ども連れのお母さんとおばあちゃんだって静かに入っているのに、そのおばさん二人がまあよくしゃべることしゃべること。しかもけっこう声がでかい。

このご時世、多分大丈夫とは思いつつもかなり気になる。だって毎日のように感染者数は増えていくし、身の回りでも罹患した人が多い。たいがいは軽くて隔離期間が終わると元気に戻ってくるんだけど、それでもね。

わたしは子どもの頃から喉が弱い。喘息ではないが、風邪を引いて喘息様の咳になり、授業中止まらなくて咳で吐きそうになったり、ただの風邪だったのに気管支炎に発展して長引いたりすることがあった。大人になってからもただの風邪なのに喉が腫れて声が出なくなったりした。だいたいあの、喉の奥がやられて咳が出続ける時の苦しさとか、アレルギーっぽく喉がかゆくて息ができないほど続けざまに咳が出るとか、咳き込むたびに口の中に血の味が滲んで胸が痛い(比喩ではなく物理的に)とか、散々経験している。だから喉に来るウィルスなんて絶対に、絶対に避けたいのだ。ほかの人が軽傷でも自分は悪化する予感しかない。

ちょっと不愉快な気持ちになりながらおしゃべりオバサンを避け、露天風呂に向かった。露天は幸い、無人だった。殺風景でなんの飾りもない露天風呂だけど、肩までつかって温まりながら顔だけ涼しい風に吹かれることの幸せよ。こういうときにnoteに書く文章の内容なんかをぼんやり考えたいのだけれど、どうも最近は頭がうまく働かない。困ったものだ。

サウナもあったので入ってみた。
なんと85度! 高温サウナで長時間は居られない。だいたいサウナは苦手で、不健康で汗が出ないのに顔だけ熱くなってたまらない。さらに水風呂も苦手である。あそこに飛び込めたらきっと気持ちいいと思うんだけど、サウナから出てきた直後でさえも冷たすぎて入れない。多分、血行が悪くて顔だけ熱い割に手足は冷たいんだと思う。「ととのう」というのをいつか体験してみたいものだ。

そんなこんなで出てきたら、森の助さんは既にジョッキで生ビールをよろしくやっていた。平和でありがたい。健康さえ気をつけてくれればね。わたしも無料の水を一杯もらって、それなりに満足してお風呂屋をあとにしたのだった。

明日は休日だけど、朝から職人さんが来るので寝坊できない。祝日なのに働いて下さってありがたいことだ。どうぞよろしくお願いします。

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