30 day book challenge 第20日

第20日。物語の語り手が信用できない本

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ああ、これは! もうあの本しかありません。

でも書名を言うとネタバレになっちゃう! ミステリの読者としては最もしてはいけないことです。信用できないと言ったらアレですアレ、知っている人は知っている。知らない人はわからない(あたりまえ)。

ということで、今回は書名を出すことができません。

著者はね、著者はミステリーの女王、アガサ・クリスティですよ。クリスティが書いた「信用できない語り手」。ほら、ここまで言ったらミステリ・ファンは「ああ、あれか」って思うでしょ。知らなくてどうしても聞きたい方はこっそりツイッターのDMで聞いて下さい。

クリスティはとてもたくさん読みました。印象に残っているのはなんと言っても「オリエント急行の殺人」。実はこの「オリエント急行」は、かつて読んでいたのにすっかり内容を忘れていて(鳥頭!)、もう一度読んだことがあるんです。でも、読んでも読んでも思い出さない。あれ、これ未読だったかしらんと最後の方まで読み、最後の最後にある登場人物が語り出した時、突然すべてを思い出しました。あ、そうか! そうだった! 二度楽しめてお得な本でした。

クリスティと言えば何と言っても「灰色の脳細胞」エルキュール・ポワロですが、この他、ミス・マープルのシリーズもあるし、パーカー・パインという探偵もいたし、謎めいたクィンという人もいました。それぞれが個性的でポワロとは違います。なぜかトミー&タペンス夫妻の話だけは読んでなくて、これからまだ読める本があるのは嬉しいです。

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