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秋のまんなかで
あじさいなんて6月の花だと思うでしょう?
北の国では夏中咲いています。そして秋がたけなわになる頃、気温の低下とともに枯れてゆくのです。初めてそれを知ったとき、なんて私たちの季節感覚って関東と関西中心なんだ、って改めて驚きました。
国語を教えていた知人は関西出身。
季語ってものが全然、実態と合わない。関西にいれば毎日の生活の中で体感できることが、ここだと季節の違いから説明しないとならないから大変。ヤマトとは違うんだ。
と、関西人らしくないきれいな標準語でぼやいていました。
秋薔薇も、もうすぐおしまい。名残りの香。
だけど緑と茶色だけの風景の中に、あちらにひとつ、こちらにひとつと咲いている満開の薔薇は、それはそれでエモいものがあります。皆が去った後で本当に美しい人が現れた、みたいな。
栗もたくさん落ちてた。誰か拾ったのかしら?
拾っていいならわたしも拾ってって栗ご飯にしますけど? 誰も拾わないので、おとなしくそのまま通り過ぎてきました。木にはまだ、あおい栗の実がたくさん残っていました。
コスモス満開。と言ってもここでは夏から咲きます。時には6月からずっと咲いていることも。ピンクと白もいいけれど、このオレンジのコスモスも目に鮮やかで気持ちが上がります。
今日は土曜日。お休みだったので図書館で本を借りてきました。
買って積読になっている本がまだたくさんあるのに!
本を手に入れるのはもう病気の一種みたいですね。「お買い物中毒」みたいな。池澤夏樹の本はもっと夏が盛りだったころに借りればよかった。実は別の本を借りに行ったのですが、貸し出し中だったのでした。「空色、水曜日」は谷村志穂の著書。
そしてそろそろ暖かいお茶が恋しくなってきました。
暖かいカフェオレ。暖かいココア。暖かいチャイ。明日はどれにしようかな。胃が弱いので、ミルクがいっぱい入った飲み物が好きです。
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