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時間の過ぎるスピード

働いていた時は、休みの日が来るまでは長いが、1ヶ月が過ぎるのはものすごく早く感じた。1ヶ月が過ぎるのが早いと1年なんてあっという間で、6月には「この前お正月だったのに」と毎年言っていた気がする。
去年と変わったものといえば、年齢とちょっと増えた体重くらいだ。
彼氏もなく自由気ままに過ごしていると、何かをしよう、何かを変えようと自ら動かない限りリピートボタンが自然と押されて、何となくの日々が過ぎていく。
それはそれでとても幸せだと思って生きていたけど。

思い立って歯科衛生士専門学校に入学してから今まで、本当に時間が過ぎるのが遅かった。信じられないくらい遅くて、1年生の時は「まだ半年!?あと2年半も通わないといけないの…」と途方に暮れ、2年生の戴帽式で先生から『皆さんの学生生活はあと半分になりました』と言われ、「あと半分もあるのか…」と絶望感に苛まれた。
思い返してみれば、私は学校が嫌いだった。勉強が嫌いではなかったし、友達にも恵まれていたと思う。でも、中学生の時は、早く高校生になりたいと思っていたし、高校生の時は早く大人になりたいと思っていた。思っていたのに大学に進んでしまった。両親には口が裂けても言えないが、とんだ学費泥棒である。
高校生の時にもっとちゃんと将来について考えていれば…などとチラッと無駄なことを考えたりもしたが、どっちみち今と同じ様な事になっていたんだろうと思う。
友人に時間が過ぎるのが遅いと嘆くと、『色んな事を勉強して充実した毎日を過ごしてるってことじゃん!良いことだよ‼︎』と言われても、素直に「そっか!」とならない。だって本当に長いのだから。
もし、私と同じ様に学校に通っていて、時間が過ぎるのを長く感じている方にこれだけは伝えたい。とても遅いですが、ちゃんと進んでますのでご安心ください。

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