予期せぬハプニングに遭遇したら

商店街を歩いていた。
いつも行くスーパーまで
歩いて8分くらい。

ちょうど真ん中辺りで
おじいさんが四つん這いになっていた。
隣にはおばあさんが棒立ちに。

私の横をすり抜け追い越していった
40代後半~50代ぐらいの男性が
四つん這いのおじいさんに駆け寄った。
2~3人のおじさんたちも続く。
着ているものから察すると
商工会の人たちだと思う。

『立てる?』『ゆっくりでいいよ』
『力入らない?』
いろんな言葉をかけながら
助け起こそうとしていたが
おじいさんは四つん這いどころか
仰向けに転がってしまった。

遠くから救急車のサイレンが聞こえる。

よく考えると
誰かが商工会の人を呼びに行ったわけで
おじいさんは、そのときから
四つん這いになっていたと思われる。
横に立ってるおばあさんは終始不安そうだ。

私が、そこを通るのがもう少し早かったら
私にどんな対応が出来ただろうか。

まず、商工会の人を呼びに行く発想がない。
大丈夫ですか?と駆け寄ったとして
スマホで救急車を呼ぶ?
救急車を呼ぶ勇気があるか?
明確な怪我とかが見えない限り
救急車の発想もなかった気がする。

遭遇しただけで
私はまったく関わってなかったし
ただ、見ているのも申し訳なく
商工会の方に任せて
その場を立ち去ったが、
少し見ていただけで、勉強になった。

高齢化社会、これから
こういうことに遭遇する機会が
増えるかもしれない。

慌てずに冷静に対処できるように
救護とかそっち方面にも
アンテナを張っておきたい。