実家のお風呂

うちの実家のお風呂は
未だに薪をくべるタイプで
夕方ぐらいになると風呂釜に水を入れて、1時間ぐらいかけてお風呂を沸かす。
一時期、煙突が壊れて直接湯沸かしのお湯を風呂釜に入れていた時もあるけど
父親の希望により、また風呂焚きが復活した。

小さい小枝から火をつけ
竹や薪を入れていって長時間もつようにする。
なんだかんだ子供の頃に、母の横でやり方を見ていて自然と覚えた。

時には焚き口で小型の斧を使い、使いやすいように薪を割りながら火をくべる事も。
そんななか次姉が小学校高学年の時に、斧で手を切った。
一人でお風呂を沸かしていて
手が滑って指を切ったとのこと。
このとき、姉は指を切った事を
小1時間ほど言わなかった。
当然、痛くてたまらないんだけど
怒られると思って言い出せなかった。と。
今でも薄く痕が残っている。

怪我したときや何かトラブルに見舞われたときに、怒られるのが嫌で親に相談するのを躊躇うのはよく分かる。
私も幾度となく黙っていて
逆に怒られた経験が何度もある。
それを何度も繰り返し、どうせ打ち明けないわけにはいかないんだし、早く言った方が解決も早いと気づいて素直に言うようになった。

大人になって思うのは
仕事についても同じで
誤魔化したりミスを内緒で切り抜けようとしたりするより
さっさと報告して最善を探る方が解決が遥かに早い。
もちろん自分ですぐに対処出来る小さなことは、すぐにやってしまうけど、大半のことは報告しないことにはどうしようもない。
なんにしても、同じようなことを繰り返し経験して成長するんだな…という話。
この歳でも常に成長出来るように柔軟にやっていきたい。