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EUの渡航制限、どんでんがえしですみません/実際の学校の様子 #94 ウィズコロナとドイツ 2020.07.02

7月2日(木)のハイライト:
EUの渡航制限、どんでんがえしですみません
実際の学校の様子

こんにちはキノコ意匠です。本日も動画をごらんくださりありがとうございます。

こちらのシリーズではニュースや公的機関の情報をもとに「ウィズコロナ時代のドイツ社会の変容」について記録していきたいと思います。

定量的な経過を観察するための「ドイツ国内の現状の数値」の報告をしたあとは、ドイツ社会で何が起こっているかをレポートします。
それら以外に突発的な事象が起きた際はこれまで同様データなどを引用しながら触れていきたいと思います。

1. ドイツ国内の現状の数字

■ロベルトコッホインスティテュート(以降 RKI)の報告

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陽性判明者数 195,228名(+503)
死者数 8,994名(+9)
回復者数   180,300名(+500)
直近7日間の住民10万人あたりの陽性判明者数は3.3名

再生産数ですが、4日平均の値を比較した数値と、7日平均の値を比較した数値のそれぞれをお伝えしますと、

4日平均で比較した場合
 R=0.86(変動範囲 0.70~1.03)
7日平均で比較した場合
 R=0.79(変動範囲 0.71~0.87)

ということで、10人の感染者が次に7〜11人に感染させるリスクがあるということになります。

■ 検査数と陽性判明数の週次レポート

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累積情報
検査開始〜2020年第26週(6月22日の週)
検査件数 5,873,563件
陽性判明数 229,240件
陽性判明率 3.9%

直近1週間
2020年第26週(6月22日の週)
検査件数 456,041件
陽性判明数 3,574件
陽性判明率 0.8%

近日起きた食肉工場などでの集団感染の発生の影響で先週は陽性判明率が1.3%でしたが、どうやらそれが平常に戻ったと思われます。

*土日は検査数が減少するので度々小さい玉が含まれます
*RKIによりドイツ全土の大学病院、研究機関、臨床検査機関、外来検査機関のデータ毎週集計されたデータを参照しています

参照元:
https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Situationsberichte/2020-07-01-de.pdf?__blob=publicationFile

2.ドイツ社会のできごと

EUの渡航制限、どんでんがえしですみません

EUはかねてからEUへの渡航制限について、国別の制限は設けながらも解除を行うということを伝えており、7月一日から日本は「EUに来てもいいよリスト」に入るということを
前回、動画にてお伝えしました。

実際に公開された一次情報を確認すると、日本は確かにそのリストに入っているのですが、「相互性」を重要視するといった観点から日本は除外されてしまったようです…。

そもそもは感染状況を基準とする形で、選定されており、過去2週間 EUと同等かそれ以下の新規陽性判明数の国に対して制限解除の選定がされておりました。

しかし今回の「相互性」において、日本は欧州全土に渡航中止勧告を出しているといったことから、EU加盟国の日本在住者がEUに入った後、日本への再入国が難しいといった点がけねんされるとのこと。そういった経緯で今回の判断となった。

入国制限のない第三国として、
* オーストラリア
* グルジア
* カナダ
* モンテネグロ
* ニュージーランド
* タイ
* チュニジア
* ウルグアイ

7月2日から再び入国が可能となります。

入国が許可されるかどうかの問題は、国籍ではなく、旅行者の以前の居住地によって異なります。


参照元:
https://www.consilium.europa.eu/en/press/press-releases/2020/06/30/council-agrees-to-start-lifting-travel-restrictions-for-residents-of-some-third-countries/
https://www.auswaertiges-amt.de/de/ReiseUndSicherheit/covid-19/2296762

3.そのほか
学校行ってみたよレポート(動画をご覧ください)


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