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身近な自然を感じる絵本

これからの季節にぴったりの、身近な季節を感じられる絵本のご紹介です。出版は3冊とも、「かがくのとも」「ちいさなかがくのとも」でおなじみの福音館書店。

びっくりまつぼっくり(多田 多恵子 文 / 堀川 理万子 絵)

まつぼっくりの不思議を、主人公の男の子と一緒に分かりやすく体験できます。形も不思議、ひらひらくるくると落ちてくるものは何だろう、雨の日のまつぼっくりってどんなかな。まつぼっくりを拾ってきたら、ぜひ読んでみてください。身近なところに、不思議はいっぱい「転がって」います。

しもばしら(野坂 勇作 作)

冬の寒い朝、幼稚園へ行く道すがらザックザックと霜柱をふみながら登園して、つくころには靴が泥だらけ。私にもそんな思い出があります。この本のすごい所は、なんと霜柱を作ってしまうところ!小学生でも興味津々で楽しめる絵本です。

たんぽぽ(平山 和子 文・絵 / 北村 四郎 監修)

たんぽぽを見たことがない人はいないと思いますし、どんなに花の種類を知らない人でも、たんぽぽは知っていますよね。それくらい身近な植物ですが、たんぽぽを掘ってみたことがある人はいますか?深く深く掘っても、まだまだ抜けない。私自身、子どもの頃にこの絵本を読んで、母と一緒にたんぽぽを掘った記憶があります。あなたの知らない、たんぽぽの不思議を感じてください。

自然は身近なところに

自然観察というと、なにか特別な事のように感じる人もいるかもしれません。アスファルトの道路、立ち並ぶビル。自然とは程遠い生活。いやいや、そんなことはありません。公園や道端の街路樹、アスファルトの隙間にたんぽぽ、ビルでずっと日陰なら植え込みの霜柱が案外遅い時間まで残っているかもしれません。

ちょっと立ち止まって、見方を変えると、自然の不思議が見えてきます。それでも、何にも周りには自然がないよ!という人は……

空を見上げてみてください。

※紹介した3冊セットが作品応募者に抽選でプレゼントされる、オンライン展覧会の作品募集が2020/12/12(土)~2021/1/11(月)行われています。詳しくは「アート×ウェブ『こころ ひろがる×ここで つながる』今を生きる子どもたちの展覧会」特設サイトをご覧ください。

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