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転勤妻、キャリアどうしてる?トークライブ#DAY2

転勤族の妻のためのキャリアコミュニティkinocom(キノコム)は、2024年7月1日(月)〜3日(水)の3日間、 7月期の新メンバー募集を記念してXスペースライブを開催。テーマは 「転勤妻×キャリア」
kinocomメンバーをゲストに、転勤族の妻はどんな仕事をしているのか、今の仕事を選んだ理由、仕事を得るために行動したことなどを聞きました。

DAY2のゲストは、駐在帯同や育休期間中に新しいスキルを学び、現在フリーランスとして活動するはづさん(@haz_work)とすわさこさん(@sa10im)。
ホストはkinocom運営メンバーのめぐみ@n56550644)です。

▼ライブを録音で聞く👇

*この記事は、XスペースライブDAY2の内容を書き起こし、編集を加えたものです。


複数のお仕事をこなすマルチプレイヤーな2人

【はづ】転勤に伴うキャリアの変遷と新しいスキルの習得

元エンジニアで現在はフルリモートでSNS運用や図解制作などを手がけるはづさん

はづ:私は新卒で食品メーカーでエンジニアをしていたんですが、結婚が決まって、会社を退職して夫が働いていた山梨県に移り住むことになりました。そして新婚旅行から帰ってきてすぐにアメリカ行きの辞令が出まして、2021年の夏から3年間アメリカにおりました。ちょうど先週、本帰国したところです。

アメリカで2人の子どもを授かったんですが、第一子が生後6か月くらいのときに、お仕事をしていないことで結構つらいなって思っていた時期があって、「何かしらのスキルを身に付けて、おうちで働けるようになりたいな」って考えるようになりました。

そこでオンラインスキルを学べるスクールに入会を決めて、今のキャリアがスタートしました。SNS運用や、ショート動画を作ったり、手書きで図解を制作したりっていうことを、在宅で子育てと両立しながら、細々ですけれども続けているっていう感じです。

【すわさこ】全国転勤とキャリアの両立を模索する日々

国家公務員から転勤族の妻、リモート資料編纂とパート勤務を両立しているすわさこさん

すわさこ:私は北関東に住んでいます。大学を卒業してから、全国転勤がある国家公務員になりまして、現役時代に3回引っ越しをしました。その後、職場恋愛で今の夫と結婚をして、私は退職したんですけど、夫は現職なので転勤があり、結婚後は2回引っ越しました。おそらく今後も3〜4年に1回くらいのペースで引っ越しがあるような生活です。

今、収入を得ている仕事は2つありまして、1つはフルリモートで資料編纂、日本史系の資料を整理するお仕事。何が書いてあるのか分析するような仕事です。もう1つは、家の近くで事務のパートとして週3で出勤しています。

めぐみ:ありがとうございます。2人とも複数のお仕事をしてるのが共通点ですね。

【転勤妻×キャリア】今の仕事を選んだ理由は?

【はづ】SNS運用と制作系のフルリモート仕事への道

はづ:私は、今やってることとして2つの軸があって、1つはSNSの運用のサポート、もう1つは制作系(ショート動画、イラストを使った手書きの図解)です。

SNSの運用には、元々すごく興味があったんです。自分のアカウントを運用していたこともあって。もっと勉強したらもっと伸ばせそうだな、スクールでもっと勉強してみたいなと。それが きっかけでスクールに入会しました。

あとは、フルリモートでお仕事ができるようになったら、世界中のどこにいても、子供が小さいうちからでも家庭と両立して続けやすいんじゃないかな、って考えたからですね。

めぐみ:やっぱり転勤族とフルリモートは親和性が高いですよね。それができたらかなり幅が広がるというか、育児と転勤と両立できそうな感じですよね。軸が1つじゃなくて2つなのはなぜですか?あえての2軸なのか、いろいろ興味を伸ばした結果として2軸になったのか。

はづ:うーん、いろいろ探したり試したりした結果、この2つに落ち着いた、私の場合はそんな感じです。

【すわさこ】「フルリモートの資料編纂×パート勤務」の組み合わせ

めぐみ:すわさこさんは、どうですか?

すわさこ:私の場合は、仕事を始めた順番で言うとフルリモートの資料編纂が先で、次に事務のパート。フルリモートの仕事は「納品したものに対していくら」みたいな報酬で、時給制ではないんです。それだとちょっと不安だなと思ったので、パートをはじめました。

たまたま夫の職場で人を募集していることを知って、夫の職場って私の前職なので、「全然関係なくはないからまあいいかな、できそうかな」って思ったのと、リモートワークで家の中にずっといる生活ってやったことがなかったので、外に出るきっかけを強制的に作ってもいいのかなってことで、軸が2つになってるという感じです。

めぐみ:軸を2つにしてみてどうですか?バランスが取れてる感じですか?

すわさこ:いい点・悪い点はそれぞれあると思うんですけど、フルリモートの仕事って基本的に「いつでもやっていいですよ」というスタイル。ものが出来上がってくれば、何でもいいですよみたいな感じだから、自由度の高さがデメリットにもなる時もあります。

例えば、子供が熱出したりとかして作業時間が確保できないと納品できないんですよね。一方でやっぱり出勤の仕事って、(子どもの看病などで私が)職場にいなければ「できないんだな」ってのが誰にでもわかるので、何も言わなくてもわかってもらいやすいのかなと感じました。

これはやってみたからわかった気づきで、これから先どうしようかなと考えるきっかけになっています。

めぐみ:へぇ〜、働きながらいろいろ気づいて、これからのことも考えながら複数のお仕事をこなしているんですんね!お2人のお話を聞いて、軽やかに「これもやってみよう、これもやってみよう」って手を伸ばしている印象を受けました。

【転勤妻×キャリア】大切にしていることは?

めぐみ:では、転勤族の妻である2人がキャリアを模索する中で大切にしていることはなんですか?はづさん、お願いします。

【はづ】コミュニティ参加とスキル発信の重要性

はづ:自分のSNSを使って、「自分に何ができるか、どんなことをしているか」の発信をなるべく続けることを意識していました。私の仕事は、それによっていただけたお仕事ばかりです。

あと、私はオンラインコミュニティにちょこちょこ参加してみました。元々アメリカに行って、友達がいないっていうかなり孤独な状況で、オンラインでしかつながれなかったんです。自分が入れそうなものとか興味があるところを検索してみて、勇気を出して入ってみるっていうところからスタートしました。

入ったコミュニティで「自分が今こんなことをしてる、こういうことをしてみたい」っていうのを発表する機会があって、そうすると「今そういうのを探してる人がいるから、つなげてもいいですか?」と声をかけていただき、自然とお仕事につながっていった感じです。

めぐみ:なるほど、やりたいことを声に出すって大事ですね!でもすごいドキドキするんですよね、最初。やっぱ勇気いりました?

はづ:コミュニティに入るのは、確かに最初めっちゃドキドキしますよね。すごい下調べとかするんですよね。

めぐみ:する!入っちゃえばあれなのにね(笑)。あの一歩ってすごい大きいですよね。すわさこさんは?

【すわさこ】ポジティブな視点と新しい環境への踏み出し

すわさこ:パートを始めたとき、前任者が辞めるってことで私が入ったんですが、その方も前職の先輩、私と状況がすごく似ている方だったんです。年齢は結構上で、私より20とか30くらい上で、お子さんが大きくなった方でした。その方が「子どものために私は犠牲にならないといけないのよね」みたいなことを、ぽろっとおっしゃっていて。

めぐみ:へ〜!

すわさこ:そのとき、「もしかしてこの人は、被害者意識的なものでここまできちゃったのかもしれないな」と感じました。そして「自分はそういうふうに思わないでいたいな、悲観的に捉えたくないな」みたいな気持ちがあります。

それとは別に、はづさんもおっしゃってたんですけど、オンラインコミュニティ。私はオンラインでコミュニティはkinocomが初めてなんですけど、みなさんの様子を見てプラスの影響を受けています。転勤妻や駐在妻の方達が、転勤族ゆえに選択肢が少ない中でも自分のやりたいこととか夢を叶えているのを見ていて、「あ、そうか、私もやればできるのかもしれない」みたいな。下向きよりちゃんと前を向くことって、常に必要なんだなって気持ちは、いつも持ち続けていたいなっていうふうに、まずは思ってます。

めぐみ:確かにそうですね〜、熱い、すわさこさん!

すわさこ:ちょっと話が前後するんですけど、私は仕事の他にプロボノもやっているんですが、それはkinocomの「転勤妻サポートBOOK」で紹介されていて、「こんなのあるんだ!と思って背中を押されて、挑戦してみました。正直、あんまりゆっくりやってる時間は本当はないんですけど(笑)、でも刺激を受けたり、新しい業界に触れることがすごく楽しくて、忙しいけどやってよかったなってすごく思ってます。

めぐみ:めちゃくちゃいいじゃないですか!いい意味で現状に満足せず、もっと何かできることとか、もっとフィットするキャリアがあるのかなとか探るのってすごい。

すわさこ:なんか引っ越しと似てるなって思いました。新しい土地に行ってローカルスーパーとか探すの、楽しいなと思って(笑)。似てるなって私は勝手に感じてます。

めぐみ:昨日のじゅんさんとちゃんさんの話ともつながるんですけど、時が経つにつれてやりたいことが変わってくるのが普通じゃないかなと思うから、常に(自分のやりたいことを)探り続けるってすごい大事だなと思います。

【はづ】本帰国後も続けたいフルリモートのお仕事の魅力

めぐみ:はづさんは、アメリカにいるときから種をまいて、今はお仕事を獲得して、お子さんも生まれて2人になって、育児にお仕事にてんやわんやしつつも日本に本帰国して、何かこれからやりたいことはありますか?
環境の変化で心境の変化もあるのかなと思って。

はづ:今のところ、今住んでるところで働き方を変えるっていうことはあんまり考えていなくって、やっぱりフルリモートで働くっていうやり方が、自分にとってコントロールが利くし、仕事量の調整だったりとか(都合がいい)。

私は「仕事とプライベートの両立をしたい」っていうところが、自分の理想の人生ですごく大きく占めてるなって思っていて。なので、自分が子供を預けて外に行くってよりはおうちにいて、いつでも何か必要なときがあったらいつでもすぐに育児に移行できる……やっぱり片足はいつも家庭にありたいなって気持ちがあるから、今の働き方は自分にすごく合ってるんじゃないかなって思ってます。

あとは帰国はしたんですけど、夫が今後どこに転勤するかはわからないので、そういうときに私が仕事を続けたまま、いつでも住む場所にとらわれない働き方ができたらすごく幸せなことかなと思っているので、多分この働き方で行くんじゃないかなっていうふうに思ってます。

めぐみ:へえ、すごいですね〜!はづさん、kinocomに入った当初は「どうしようかな」みたいに悩んでた印象があったけど、自分のスタイルを見つけたんですね。

【転勤妻×キャリア】在宅で働きたい。何から始める?

めぐみ:「『在宅で働けたら嬉しいけど、私にはスキルも知識も経験もないし何から始めたらいい?』と思っていいと思ってる人にアドバイスをください」だそうです。
はづさん、いかがですか?

【はづ】成功している人との出会いとコミュニティの活用

はづ:これ、2年半くらい前の自分だなって感じがします。当時の自分にアドバイスするとしたら、「うまくいってる人に早く出会った方がいいよ」です。

私にとっては、スクールに入ったことと、kinocomに入った入ったこと。この2つがすごくスムーズなスタートダッシュができたきっかけだったんじゃないかなと思ってます。あんまり悩まずに、コミュニティとかに勇気出して一歩踏みだしていいんだよ、って言いたいですね。

めぐみ:ほんと、人とつながるって大事ですよね。さっきすわさこさんもおっしゃってたけど、やっぱり誰かがやってるのをリアルで感じられて”自分にもできるかも”って思ったら、すごく軽やかに一歩が踏み出せるような気がして。

はづ:そうそう。

めぐみ:いい部分だけじゃなくて悩んでいる部分もクローズドな(コミュニティの)場所だから見せてくれたりもするから、「じゃあ私も頑張ってみようかな」って背中を押してもらえるのが、コミュニティに入るいいところかなと思います。

【すわさこ】勇気を持って新しい環境に踏み出す

めぐみ:すわさこさんはどうですか?

すわさこ:万人にできることじゃないかもしれないんですけど、やっぱり勇気を持って、今までと違う環境に踏み出すと、価値観が変わるきっかけになって、すごくプラスなことにつながる気がします。

もし「子どものために私が犠牲にならないと」って思ってる人のそばにいたら、たぶん自分も影響を受けると思う。「そうなりたくないな」って気づけたら、ポジティブな方向で考えたりとか、「じゃあ私は何がしたいんだろうな」って紙に書いてみるとか、理想の人を見つけてみるとか、SNSで調べる・書籍を読むとか。モヤモヤしてどよんとしてる自分を脱するきっかけを手にできたらいいのかなと考えていて。

めぐみ:うんうん、そうですよね。

すわさこ:私も子どもが2人いて、上の子が3歳、下の子0歳なんですが、実はこれまでに子育てしながらフルタイムで就職した経験もあるんです。でも、家が全然回らなくて。すごく消耗してる自分がいました。あんまり記憶がないんですよね、その1年間。もう時間がなさすぎて、すごいイライラして嫌だなって常に思ってたので、そこを脱する勇気というか、1回頭の中を整理する時間を設けられたらいいのかなって、今は思ってますね。

めぐみ:ほんとですね〜。フィットする方法って人それぞれじゃないですか。でもやっぱり試してみないとわからないから、想像だけじゃなくて、やってみて違ったらやめればいい。軽やかさが大切ですよね。

はづ・すわさこ:そう思います。

めぐみ:悩まない人っていないと思うし、転勤族で先が見えないから、これだ!っていうお仕事が見つかってもそれが続けられるかもわからない。だからこそいろんな人に出会って、「こういうの素敵だな、ああいうのも素敵だな」って、いくつかロールモデルを持っておくと、動きやすいし理想に近づきやすいのかなと、お2人の話しを聞いて思いました!

転勤族の妻のためのキャリアコミュニティ kinocom

めぐみ:最後にkinocomのお知らせです!kinocomは、はづさんやすわさこさんみたいに、キャリアを諦めずに前を向いて進んでいるメンバーがすごく多いので、とても刺激をもらえる転妻コミュニティじゃないかなと思っております。

一緒にキャリアについて考えることができる機会も、とても多くて。今日話した内容みたいなのもコミュニティ内のイベントで話していて、あーだこーだ悩みながらもみんなで前向きに過ごしています。ぜひ興味があれば入会してみてくださいね。新しいメンバーが入ってくるのは、いつも楽しみで!

はづ・すわさこ:ですね!

めぐみ:ぜひお気軽に入会してくださーい!よろしくお願いします!
※次回新メンバー募集は10月を予定しています。

転勤族と結婚して、不安や孤独と戦いながら「自分らしいキャリアを諦めたくない!」と願う女性が集まるコミュニティです。
自己理解を深めるワーク、お互いの挑戦や経験のシェア、ワクワクするイベントや交流会などをコミュニティ内外で開催しています。

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