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転勤妻、キャリアどうしてる?トークライブ#DAY1

転勤族の妻のためのキャリアコミュニティkinocom(キノコム)は、2024年7月1日(月)〜3日(水)の3日間、 7月期の新メンバー募集を記念してXスペースライブを開催。テーマは 「転勤妻×キャリア」
kinocomメンバーをゲストに、転勤族の妻はどんな仕事をしているのか、今の仕事を選んだ理由、仕事を得るために行動したことなどを聞きました。

DAY1のゲストは、新卒入社した会社で会社員復帰されたちゃんさん( @chanchayy)と、未経験からWEBスキルを学び制作会社でパートとして働くじゅんさん(@Junko_s1981)。ホストはkinocom代表のきのこ@kinoco624)です。

▼ライブを録音で聞く👇

*この記事は、XスペースライブDAY1の内容を書き起こし、編集を加えたものです。


幼稚園入園を機にキャリア再スタートの2人

【ちゃん】退職した会社で契約社員として復帰

とっても話しやすくて笑顔が素敵なちゃんさん

ちゃん:私は東京出身で、東京で新卒入社した会社に5年間勤務したのち、夫の転勤を機に寿退社しました。そして転勤族の妻として静岡と神奈川に住み、今は東京に戻ってきたという形です。

子どもが2人いるのですが、下の子が幼稚園に入って時間ができたタイミングで、お小遣いが欲しいなと思ってクラウドワークス経由でWebライターを1年間やっていました。ライターを選んだ理由は、大学生のときにやってみたいと思った仕事だったから。思い切って挑戦してみました。でも未経験だったので、文字単価が安くて……。

「苦労しているのに収入に結びつかないな、どうしようかな」と迷ってた矢先に、本当にタイミングよく元上司から連絡をもらって、新卒入社した会社に契約社員として復帰することに。ちょうど1年が経ったところです。契約社員としては1年ですが、Webライターをやってた期間に、今の会社の親会社でアルバイトをしていたので、働き出してからは2年という状況です。

【じゅん】Webデザイン会社で在宅パート

物腰柔らかで優しさが溢れ出ているじゅんさん

じゅん:私は、栃木の田んぼの真ん中みたいなところの出身で、大学進学を機に東京に出てきました。卒業後は都内で販売職や派遣事務をしたほか、通信制の大学で小学校教員の資格取得を目指したこともあり、休日や夏休みにはスクーリングもしていましたね。

その後、夫と結婚。一緒に住んで半年ほどで結婚式を挙げ、新婚旅行にも行ったのですが、わずか1か月ほどで初めての辞令が出まして。初めての大きな共同作業みたいな感じで、東京から静岡へ引っ越しました。

その後は、知り合いが誰もいないところでの生活で、子どもができるまでは孤独でしたね。そしてmixiを通じてちゃんさんと出会ったり、出産をしてやっとママ友ができた感じです。

そうして静岡で4年過ごし、今は東京に戻ってきています。「インターネットがあれば転勤でどこに行っても仕事ができるんじゃないか」と考え、次女の幼稚園入園を機にWebの勉強を一から始めました。現在は、自分が学んだデザインスクールも運営しているデザイン制作会社で、社員さんにお声がけいただいて、パート勤務をさせてもらってます。

【転勤妻×キャリア】今の仕事を選んだ理由は?

【じゅん】時給で在宅が魅力 業務内容は徐々にステップアップ

じゅん :デザイン制作会社の在宅パートの仕事は、時給制で、在宅で、高いスキルがなくてもスタートできるという点に惹かれました。「デザイン制作会社で働いている」というと「夢を叶えた」みたいに思われるかもしれないんですけど、実は最初のお仕事はWordでの宛名シール作りだったんです。お客様に教材などを発送するための宛名シール。Webデザインの勉強はしたけど、仕事内容はデザインとはちょっと違うところからはじまっているんです。

きのこ:へぇ、そうだったんですね!

じゅん:お仕事を続けるうちに、会社側が面接で「今どういうことを勉強しているのか」「今後どういうことをやりたいのか」っていうのをすごく聞いてくださったので、「デザインを勉強しています」「ゆくゆくはWordPressも触らせていただきたいです」といったことを伝えていって、無料レッスンのスライドや社内・社外のバナーの制作、ホームページの更新などに携わるようになりました。

【ちゃん】安心感のある人間関係の中で働ける

きのこ:ちゃんさんが今の仕事を選んだきっかけは?

ちゃん:新卒で入った会社に戻って働いているのですが、一番の理由は「安心感」です。

私は、人を頼ったり人に迷惑をかけたりするとき、心に負担を強く感じるタイプなんです。よく知ってる人が相手なら「ちょっとすいません、この日有給欲しいんですけど」と無理を言えるけど、これから新しく出会う人とそういう間柄になれるのか不安があり、フルタイムで働くことにすごくビビっていたんです。でも今の会社は、社会人になって右も左もわからない頃から育ててくれた人たちが今でも多く残っていて、人間関係が元々ある中に飛び込めるのはとても心強かったです。

それと、チームで働けることにも魅力を感じました。1年間やってみたWebライターの仕事は、テーマに沿ってライティングをして、1文字いくら×文字数で報酬をいただく仕組みでした。発注者さんは「原稿はいつ仕上げてもいいよ、時間はいくらでも待ちます」と言ってくださっていたんですが、その記事を書くのは自分しかいないので、同じ記事を何度も何度も書き直してしまったりして、だんだんつらくなってきて。そういった経験があったので、チームで働いて困った時は助けてもらえる環境に戻りたいなという思いもありました。

きのこ:実際に1人で働くっていうことを経験したからこそ、そのチームで働く良さを感じたんですね。

【転勤妻×キャリア】仕事のチャンスをつかむには?

きのこ:お2人の話をリスナーになったつもりで聞いていたんですけど、
「そういうご縁があったらいいけど、普通に生きてたらなかなか難しいか……どうやって仕事のご縁・機会を掴むんだろう?」と思う人もいるかもしれないなと思いました。
仕事のご縁やチャンスを掴むコツについて教えてください!

【ちゃん】退職後も元上司・元同僚と連絡をとり続けた

ちゃん :私の場合、ご縁を大事にしてきたっていうのはとても大きいと思います。中小企業で人数が少なかったっていうこともあると思うんですけど、私が退職した後、会社で関わった人にご不幸があった際に、元上司が私に連絡をくれていたんですよ。

あるときは、「◯◯さんのお母さん亡くなって、葬儀が◯日にあるよ」と連絡をいただき、母に子供を預けて静岡から葬儀に駆けつけました。また、東京に戻ったときは「飲みに行きたいです」と元上司に連絡したり、SNSのコメントで交流していたり。退職後も連絡をとりつづけていました

きのこ:そうなんですね!今ある関係性を一つ一つ大事にしていくことが、将来につながっていくんですね。じゅんさんはどうでしょうか?

【じゅん】つながり・人間関係を大切に できる範囲の明示と相談も

じゅん:在宅パート以外で、個人で引き受けているお仕事に関しては、kinocomなどのオンラインコミュニティのつながりでも、ご依頼をいただいています。決して下心で参加しているわけではないんですけど(笑)、コミュニティでお互いに「こういうことを勉強しています」と話したことがきっかけになったりします。

もし「こういうことできますか?」と依頼の打診があったら、私は「ここまではできると思うんですけど、この先はちょっと調べながらでもいいですか?調整させていただきたいです」って答えています。そして「それでもいいよ」と言ってくださったら、お仕事をやらせてもらっています。

Webの世界でのお仕事ですけど、コミュニティに参加するとか、実際の人との関係とかっていうところって、すごく大事だなって感じています。

きのこ:コミュニティの中で声がかかるって、すごいですね!だってコミュニティには他にもいろんな人がいるわけじゃないですか。そんな中、じゅんさんに声がかかるのはなぜですか?

じゅん:まだ駆け出しなので、価格的に依頼しやすいという面もあったりするのかもしれませんが、私があるコミュニティに入った当時、Webデザイナーみたいな人が他に1人もいなかったんですよ。今でこそ「LINEやってます」「Webデザインやってます」って方が何人かはいらっしゃるんですけど。その点ではコミュニティに入ったのがいいタイミングだったのかも。

それと、結構有名な方で、「ブログの中をちょっと整えてほしい」とか「こういったイベントで配るチラシを作ってほしい」みたいなのご依頼をときどきくださる方もいるのですが、その方はすごく応援してくださってるんだなって感じます。

きのこ:なるほど。自分が学んできたことに近いコミュニティには同業者がいっぱいいるから競争率が高い、っていうことは確かにありますね。でも、kinocomみたいに本当にいろんな人がいるコミュニティに入ると、状況が違う。スキルとか強みって、同じような人がいっぱいいると「自分は大したことない」って思ってしまうけど、全然違う人だらけのコミュニティに入ると「意外とこれって価値なんだな」と気づけそうですね。

じゅん:私にとってはいつもやってることが誰かの役に立つと、こちらにとっても喜びになりますね。

【転勤妻×キャリア】大切にしていることは?

きのこ:最後にお聞きしたいテーマですが、転勤族の妻であるお二人がキャリアを構築していく模索していく中で大切にしていること・していきたいことは何ですか?

【じゅん】思い通りにならないのが当たり前

じゅん:私の場合、皆さんよりちょっと年齢が高いので、無理ができないというところがあったり(笑)。もう43歳なのでね。自分もやりたいことをやりたいですけど、やっぱり子どもや家庭のことっていうのもあるので、やっぱり自分のやりたいことにどっぷり浸かるのは不可能。だから「100%思い通りにいかないのが当たり前」と考えるようにはしています。

やっと最近、「去年と比べたらこんなに自分すごいじゃん!」みたいなのを、kinocomの夢活(メンバー同士で夢を描き、目標設定と振り返りをするグループセッション)とかに参加させてもらって、だんだん自分のことをちゃんと褒めてあげられるようになってきました。

先ほどお伝えした通り、最初のお仕事ってのはWordでの宛名シール作りだったんですけど、今もう3年目とかに入ったんですね。同じところでパートを続けて、だんだんいろんなことを任せていただけるようになりました。最初は思い通りにいかなくても、やりたいことであれば続けていくといいと思いますし、何か違うなと思ったらそこでやめるとか、方向転換ってすごく皆さん結構あると思うんですけど、転勤族の妻という環境にいるのでそれも仕方ないっていうところはあると思う。

だから、キャリアチェンジとか、マイナーチェンジって思っちゃうことがあるかもしれないんですけど、それでも自分の楽しさとかも大事にしながら、「もうこれじゃなきゃダメ」みたいに目標をがっちり固めなくてもいいのかなと思って、行動してます。

きのこ:めっちゃいいですね。「腹八分目がちょうどいい」みたいな、そういう自分にOK出してあげるみたいな、すごい大事だなって思いました。特に転勤族は、全部自分の思い通りになることってなかなかないですから。では、ちゃんさんもお願いします。

【ちゃん】一番大事にしたいものは変わっていく

ちゃん:じゅんちゃんの言葉に共感しまくりだったんですけど(笑)。私も体に踏ん張りがきかなくなってきたし、親族が病気になることも多くなってきたし、周りを見てても介護のタイミングが来ていたりする。「3日後に、その瞬間に自分が一番大事にしなきゃいけないものが変わる」ような可能性って本当にあるんだなって、ひしひしと最近感じます。

そのときに、自分にとって大事なものはその都度変わることを前提に、変化する状況の中で、今自分が一番大切にしたいものって何か、よくわかんなくなったときは、立ち止まって考えてみたいです。「今ちょっと仕事をセーブして、小学校に入りたての子供の心をケアしてあげたいな」とか、「今は病気になっちゃった親族を一族で支えていくところだろう」とか、そういうことを、転勤の辞令が出たらどうしようって家族でもう1回会議して決めるとか。思った通りにならないからこそ、その都度の優先順位をみんなで話し合って決めるのが大事なことかな、って思う日々です。

きのこ:なるほど。お2人の話に共通点がありますね。
最初に決めた優先順位とか目標は変えてはならないとか、必ず全部やらなければならないわけではない。その都度何が起きるか分からないから、優先順位が変わってもいいし、完璧にできなくてもいい。でも、ちょっとずつ変わってること自体を大切にしてあげよう、という部分が共通しているなと思いました。
本日はありがとうございました!

転勤族の妻のためのキャリアコミュニティ kinocom

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