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これまでの自分の歩み~折れない心③~

中学校に進んでからは、野球部に入って1年生の時からピッチャーとしてはそこそこ見込まれてレギュラーに選ばれ夏の大会でも投げる機会をもらって勝利を重ねたので、エースというポジションを得られ、打者としても中核を担って、まさに今でいえば大谷翔平選手のような二刀流の活躍をしていました。

一方で朝練から帰りの部活練習、自宅に戻ってからも素振りやシャドウピッチングなどほぼ野球漬けの毎日だったので、勉強は全くしない状態で2年生の夏まで続きます。

中学2年の夏の大会の準決勝で、私は先発ピッチャーとして8回まで相手チームを1点に抑え、2点リードで最終回に臨みました。最初のバッターの3球目を投げた時でした。「グキ!」という音がした感じで、投げた後に右肩に痛みがあり右腕が上がらなくなってしまいました。そのままピッチャー交代となりコーチの車で整骨院に連れていかれて関節を痛めていると診断されました。まさに「どん底」に落とされた思いでした。

そのまま夏休みに入ってしまったのですが、肩の痛みが取れず野球ができなくなってしまった私は、何もやる気が起きず、家では野球漫画を読むけれどかえって野球ができない虚しさで、本当にやるせなさだけが募る辛い時期でした。

夏休みも中盤の時期に担任の先生と母親と自分で進路についての話し合いをする「三者面談」があったのですが、この時の担任から発せられた一言がこの後の私の人生の大きな転機になりました。

「木下君は、中学卒業したらどこに就職するつもりかな?」・・・

就職・・・??自分にとっては衝撃な言葉でした。だって中学の後は高校に行って野球部に入って甲子園に行くんだ!って思っていましたから。しかし現実には小4の時の登校拒否以来、全くと言っていいほど勉強しなかったし中学では拍車をかけて勉強してなかったので、成績が498人中496番目という現実にここで改めて突き付けられたのです。もう最悪。

この続きはまた次回に書きます!ここまでお読みいただき、ありがとうございます!

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