マガジンのカバー画像

ブータン旅行記 2012

22
2012年の夏に訪れたブータンひとり旅の記録です。 本当に本当におもしろくて幸せな旅でした。 ブータンに興味を持ったり好きになってくれる人が 増えてくれたらうれしいな。
運営しているクリエイター

記事一覧

ブータン旅行記 おまけ 旅の詳細

本書をお読みいただいて、ブータンに行きたい!って思った人のために、私の旅の日程と費用はこ…

KAZU
1年前
2

ブータン旅行記 エピローグ

乗り継ぎ地のバンコクに着いて飛行機を降りた時、後ろから「気をつけてね」って声が聞こえた気…

KAZU
1年前

ブータン旅行記 第6章 龍の国

浅い眠りの中で、寝たり起きたりを繰り返していた。 時計を見ると5時過ぎ。 カーテンを通して…

KAZU
1年前
2

ブータン旅行記 第5章 タクツァン僧院

周りの景色を見やる。 はるか彼方に見えていたタクツァン僧院が、今はかなり近くにあった。 後…

KAZU
1年前

ブータン旅行記 第5章 犬

相変わらず汗(断じて油ではない)をかきながら、二人に励まされ、笑かされつつ、でこぼこの山…

KAZU
1年前
1

ブータン旅行記 第5章 虎の巣への道程

その朝の私は気合が入っていた。 今日は今回の旅行の目玉、タクツァン僧院までのトレッキング…

KAZU
1年前
1

ブータン旅行記 第4章 異文化交流

夕食を終えて満足げな顔でまったりしているサンゲの前に、私はノートを広げて言った。 「サンゲ先生、ゾンカ語を教えてください!」 異国に来たら、その国の文字を知りたくなるのが私の習性だ。 それもなるべくなら印刷物ではなく、手書きの文字がいい。 サインみたいなもんである。 サンゲはにこやかに「イイデスヨ」とペンを取り、まず自分の名前を書いた。 むむ、むずかしい…。 ゾンカ語の文字は極めて複雑な形をしている。 上にアルファベットで読み仮名を振ってもらったが、これを覚えるのは至難の

ブータン旅行記 第4章 思考がぐるぐる

こっちに来てからやたらと夢を見る。 内容はすぐに忘れてしまうんだけど・・・。 夜中、スコール…

KAZU
1年前
1

ブータン旅行記 第3章 ぶらり途中下車の旅

ブータンでは自分専用の車で自分の好きなペースで観光する。 なので、道中気になった場所があ…

KAZU
1年前
1

ブータン旅行記 第3章 王様という存在

私たちはそんな話ばかりしていたわけではなく、もちろん崇高(?)な話題もある。 印象深かった…

KAZU
1年前

ブータン旅行記 第3章 ブータンよもやま話

移動の車の中で、サンゲが私に聞いた。 「ナイトハンティングって知ってマスカ?」 出~た~!…

KAZU
1年前

ブータン旅行記 第3章 マニ車とお経

早朝、誰かの声で目が覚めた。 たくさんの女の人が歌っているような、とても落ち着く、耳に心…

KAZU
1年前
2

ブータン旅行記 第2章 ミンカホームの思い出

「今日はミンカホームに行きまショー!」 サンゲが陽気に言った。 私は脳内で反芻する。ミンカ…

KAZU
1年前

ブータン旅行記 第2章 お寺の本当の魅力

ホテルで朝食を食べていたら、一人旅らしき日本人女子に話しかけられた。 第一声が「今日はどこいくんですか?」 これだから一人旅の人は好きだ。 変な気遣いや遠慮がなく、一瞬にして仲良くなれる。 空気を読まない私には、まことにやりやすい人種だ。 お互いの旅についていろいろ話していると、いつの間にかサンゲが彼女の隣に立ってニコニコしていた。 「おいしかったデスカ?」屈託のない笑顔がかわいい。 はい、おいしかったデスよ。 ホテルを出ると、これまた笑顔のキンガさんに 「おはよごじゃます~