はじめまして

はじめまして。ナカツカサトモコと申します。漢字だと読めない人が多いのでカタカナで表記させて頂きます。

普段は建築のための材料いわゆる「建材」販売を生業としています。特に「木」に関わる仕事をしています。

日本の建築は長い歴史の中で、本来その土地の風土に合うものが木で建てられていました。

貿易や流通が発展した現代では、世界中から良いもの、珍しいものを仕入れて使うことが出来ます。素材も地域に根ざしたものや、近場のものではなくなり、材料の元を辿ることなど、誰もしなくなりました。

しかし、そういう単なる材料で組み上げるものが建築の本来ではないと思うのです。

建築はどうしたって土地に根ざして建つものですから、その地域の風土や風景に寄り添うものであってほしい。また、なるべくならば自然の、土に還る素材で出来ていて欲しい。理想を言えば、その土地の木や土を使うことが、一番自然なことだと思いますし、その営みによって、地域の風景が出来上がってきたのだと思います。

普段の仕事の中では、正直中々そこまでの話をすることは少ないので、こちらでは、大好きな古い木造建築の話、森の話を綴っていこうと思います。