オオキキンノスケ
東京都現代美術館 2023.10.29 久しぶりに絵画が放つ吸引力に魅せられた気がする。 おそらく今回のキュレーションテーマとしては、60年代から精力的に描き続けるホックニーの、その創作意欲と、筆を選ばないその奔放さを横断的に見ていくということだと思う。 齢80を超えたホックニーがいまだに新たな表現を求めて、iPadに行き着くその創作へのハングリーさには畏敬の念を抱かずにはいられない。 ただしかし、これは個人的な好みなのだがデジタル独特のぼやけた筆致がいかんせん苦手で、
我々は見えないものと生きている会社の同僚に聞いたおすすめのマンガ。計3巻ということもあって早速買って読んだらスラスラと読んでしまった。 最初の2、3話を読んだ段階ではほのぼの日常系なのかな、なんて思ってたけど、ところがどっこいな展開が待っていて面白かった。 みんなそれぞれ色々な見えないものと一緒に生きていて、それは自分にしか見えないし、他人には見えないからこそ、重要だったりするのだよね。 そんなイマジナリーフレンド達に居場所を与える結末がなんとも優しくて好きだった。 (イマ
んーなるほど。SNSで話題になっていたので観てみたけど、何も分からず見たら衝撃度と恐怖は段違いだったろうな。 番組のスタンスとして少し前に佐久間宣行と伊集院光がやっていた『神回だけ見せます!』を彷彿とさせるから無理がないし、そもそも視聴者からアーカイブを集めるというコンセプトが面白くて、この仕掛けがなくても見たくなる、というのが上手い。あといとうせいこうという絶妙なキャスティングも説得力がある。 ただモキュメンタリーとして全然上手くなかった。VHSの質感や80年代バラエテ
最高に可笑しくて可愛らしい「人間」という生きものHBOオリジナルのコメディ・ドキュメンタリーシリーズ。日本ではU-NEXTで見られる。何の気なしに観てみたがこれがおもしろい。 スナップ的に取られたNYの他愛もない日常と、監督自身のナレーションで語られる様々な"HOW TO"。この構成が独特の雰囲気を醸し出していて、釘付けになってしまった。 何より監督の目線で切り取られたNYの人々のなんと可愛らしいこと。まぁ言ってしまえば、街にいるちょっと変な人たちなんだけど、嘲笑している目
著: 中村寛/松尾眞 映画『ノマドランド』の原作でもある『ノマド: 漂流する高齢労働者たち』を彷彿とさせるような、アメリカ郊外の"リアル"な日常を、旅の手記という形で綴られた本。 映画やドラマなどのフィクションでは見ることのできない、リアルなアメリカの風景を見ることができるドキュメンタリーとして興味深く見れた一方、手記という特性上作者本人の政治的思想や個人的な史観があらわになっており、この辺りが少し説教臭く感じてしまった。 作者の思想にそこまで、相違がある訳ではないけど、
弟とDisney+のアカウントを共有しているのだが、ドラマの最新話をどちらか最初に見た時、次見る人が途中から再生されてしまいネタバレくらいかねない事があった。 「観終わったら最初に戻しといて!」 これってビデオ時代の巻き戻しとおんなじ現象じゃん、と何だか不思議な気持ちになった。
「親の人生」を知りたいという欲望『あたしンチ』という漫画の中で大好きなエピソードがある。 ある夏の夜、停電が起きてしまったタチバナ家一家は灯りと涼しさを求めて、ファミレスへと避難しながら、その道中真っ暗闇の中、お母さんが田舎時代の話をする。昔は蛍がそこら中にいただとか、古き良き牧歌的な日常を子供達に聞かせ、昔は良かったねぇ〜と、話しているんだけど、 そんなお母さんもファミレスに着くと、文明の進化に感謝しまくりで、満面の笑みでパフェをほうばって終わる、といったお話。 話は大
「決断」についての物語いつの日かラジオで宇多丸が言っていたことを思い出す。 20代後半〜30代前半、仕事や結婚など様々な「決断」が差し迫ってくる時期、まだまだ遊びたい、人生について重要な決断なんてしたくない、と悶々と悩む時期を「第2モラトリアム期」と呼んでいる、と。 そうか!『マスター・オブ・ゼロ』は「第2モラトリアム期」の話なんだ。 2年前に観た時には分かっていなかったけど、自分がその年齢に差しかかったことでよく分かる。 まだまだ子供でいたいし、責任なんて持ちたくないし
時折『サンジュニペロ』を思い出しては、心がキュッとなってる。
2019年は「平成最後の年」でありながら、「10年代最後の年」でもあって、「オリンピック直前の年」でもあるのか。
『15時17分、パリ行き』を観て、大変感動した。 公式サイトを見ていたところ、当時のキャンペーンでパリ旅行をプレゼントしてた。 別に良いんだろうけど、なんとも微妙な気持ち...笑
ドキュメンタルシーズン6 ゆりあん確かにすごかった。 ただ"女芸人一致団結"みたいなあの構図はどうなんだろう。 妙なモヤモヤが後味として残ってしまった...
先日ふと、実家に帰るとこんなものが。 あぁ、懐かしのMD... 『ガーディアンズオブギャラクシー』で中年の方々が、ノスタルジーに悶絶してるのはピンと来なかったけど、きっと自分らの世代のAwesome Mixってこんな感じなんだろうな。
友人にiPhoneを渡して、Apple musicをいじらせてたら、こんなジャケットが追加されてた。 一瞬、「あぁ嵐のデビュー曲ね」と思って、よく見るとGuyzの『嵐』じゃん! いや、Guyzって誰やねん。 (嵐の風貌に寄せてるよね、これ...)
友人と「違いのわからないもの」の話をした。 自分は「Yogee New Waves」と「Never Young Beach」の違いがよくわからないと挙げた。 友人はネバヤンの方がモテなさそうと言うので、 ヨギーニューウェイブスから聞くことにします。
何かと話題に上がるnoteを2~3週間パラパラ見てた。 ブログともfbとも違うこのシステムは何だろうと考えたけど、 「ライターごっこ」や「エッセイストごっこ」ができるって感じかなあ。 自分も思いついたら投稿してみよう。