UNDERCOVER×GUコラボ所感
一ヶ月経ってしまいましたが、UNDERCOVER×GUのビッグコラボが4月9日に発売になりましたね!
原宿駅近くの旗艦店GU STYLE STUDIO 原宿(全商品にQRコードがついていてオンラインで買う仕組みの新しい店舗)にて、事前展示会が行われていたので、3月下旬仕事終わりに行ってきました。
どうやらファッション好きの間では「アンダーカバーのライダースがこの価格で買えるなんて!」とどよめいていたようですが、私はむしろ全体の雰囲気から「アンダーカバー、ほぼ全ラインが網羅されてる…こりゃ本気だ!」とすぐ思いました。
アンダーカバーは、90年代裏原宿を代表するブランドの一つで、高橋盾a.k.aジョニオがつくるシルクスクリーンの過激なメッセージTシャツが代表作。30年たった今でも世界中で人気のブランドです。意外とアンダーカバーはライン数があるので、下記にまとめました。
※上に行くほど、価格帯も高く販路が狭いイメージです。
今回のコラボでは、シェパードを除く全ラインナップのエッセンスが詰まったデザインが散見されました。
レディースは言わずもがな、UNDERCOVERのレディースライン、Sueのエッセンスがふんだんに含まれています。シフォン生地のレイヤードや、ケープスリーブのブラウスは、私たちの憧れていたSueそのもの。
メンズは基本的にアンダーカバー本ライン(メンズ)の雰囲気が。3弾目右端のコラージュグラフィックはまさにアンダーカバー!
りんごのポップなグラフィックや、ミッキーは、アンダーカバーの一番手に取りやすいライン「MAD STORE」っぽい。また、上段左端のミリタリージャケットや、二段目左端のジップジョガーパンツ素材切り替えやレイヤードの構成美が特徴的な「John UNDERCOVER」のエッセンスを感じます。
小物類はやはり「MAD STORE」っぽいものの、ジップシャツはJOHNみを感じる品揃え。
アンダーカバーは、一番お手頃なマッドストアのTシャツでも8,000円前後するブランドですので、正直Tシャツが1,500円前後のGUとコラボすることに始めは否定的でした。おそらく一つシンボリックなグラフィックをジョニオさんがおこして、それを使いまわしたようなデザインになるのかなと最初はたかを括っていたのですが、アンダーカバーの良さを惜しみなく絞り出した今回のコラボにはたまげました。
GUのメイン顧客層は10〜20代です。今回のコラボの目的は、収益と言うよりも、アンダーカバーに熱狂していた30〜40代より若い世代へのブランディングキャンペーンの一環なのかな、と感じました。実際、このコラボ発表後、あちこちで中高生がこのコラボアイテムを着用しているのを見かけ嬉しくなりました。
アンダーカバーの繰り返される標語
「We make noise not clothes(意訳:俺たちは服じゃなくて騒音を生み出してるのさ)」
この混沌とした時代に、アンダーカバーの反逆精神が若い世代にも伝染したらいいな。若者たちよ、一緒に頑張ろう!(ざっくりとしたまとめ)