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うさぎつくってる

プリンターで培養肉を食べられる未来を心待にしている。というのはなんか以前書いた気がする。
培養肉には命がないと思うし、誰もなにも殺さなくていい。
もちろん生きていくためになにかを殺すのは責められることではないとおもうし、過剰に罪悪感を持つ必要はないと思う。
でもわたしは鶏を絞めたこともないし、魚を殺したこともなくて、だから「仕方ないことだよ」と言われても全然納得出来ない。
だってわたしは食べるために死んだ肉を食べても、食べるために実際になにかを殺していないから。
その代わりに誰かがなにかを殺してパッケージしてくれているわけだ。
例えばじゃあ、殺すことをオートメーションにすれば私の罪悪感は消える?
なにも食べ物を持ってこられなかったウサギは、神様への捧げ物として自分に火をつけた。
神様はそれを気の毒に思ったらしい。けど、そのウサギの献身を他者に「見習え」と言うのは傲慢なのでは?
そんなことを思って、今回はウサギを作ってみた。
ウサギは魂のようにふわふわと柔らかくとける。
昼間の光を蓄えて、夜は薄暗がりにぼんやりとひかる。
お腹一杯になった私たちは、ぼんやりひかる命を、時々思い出して。

eatsterとタイトル付けました

2024年7月3日(水)~9日(火)
大丸心斎橋店 本館8階 アールグロリュー ギャラリー オブ オーサカ 

井桁裕子 IWACO 江間ミク En 大園彬 COOL氏 K 新家智子 daikichi 常見一奈 永島信也 Noe/高橋野枝 haruhi はやしゆえに 松本実久 村上仁美 芽々木 森村ひとみ


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