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若手プロに知ってもらいたいこと 麻雀界の経済の仕組み

【ぶっちゃけます】

 前回のnote『「読めない人」にならないための心得』で話にケリはついたかと思ったのですが、あとから「あ! もしかして」と、気づいたことがありました。
 もしかしたら一部の人が「経済の仕組み」を分かっていないのではないか、ということです。
 
 それと「るみあきchanねる」で二階堂姉妹が本件をネタにしてくれました。
 
https://twitter.com/rumiakichannel/status/1554437104058257409?s=20&t=6H7fexe9estQzXA9Gb8ZbQ

 これを見て「ぶっちゃけてええかな」という気持ちになったんですよ、もう。
 
 だいたいバレてきているし、もう同じ手法は使えないし、まあ、ぶっちゃけてええかなと。

【どんな危機があったの?】

 以前のnoteにも書きましたが「男子プロ最強新世代」がなくなってしまいました。
 今年に入ってすぐの時点では、やる予定だったんですよ。日程も決めていました。
 でも、色々と事情があって「ザ・リベンジ」を削って、それでも削る必要ができて「男子プロ最強新世代」をなくすしかない、という判断になってしまったんですよ。

 正直、昨年私が「男子プロ最強新世代なくなるかもしれん」と言ったのは、多少大げさだったんです。今言うのは恥ずかしいけど、本当にそうだったんです。なくならないだろうけど、と。
 でも、もし何かの事情で枠がパンパンになったら、最初になくなるのはこれかなあと、そう思っていました。その程度だったんですよ。

 でも、こういう仕事を長くやっていると、その「何かの事情」はしょっちゅう起こるんです。
 そして今回、実際に起きてしまったと。

 これはそこそこ、ショックでしたよ。

 新しいスター選手が出てこないというのが、長い間、麻雀界の課題だったんですよ。

 話せば長くなるから端折りますけど、私たちの会社「麻雀企画集団バビロン」って、新しいスターを生み出し、新しい麻雀界をスタートさせるため馬場裕一さんが作った会社なんです。25年ぐらい前に。

 で、若手プロの麻雀番組を企画したり、若手プロのタイトル戦を企画するなど、試行錯誤を続けてきて、でも、なかなかうまくはいかず。清水香織や二階堂姉妹、滝沢和典、鈴木達也、長村大、梶本琢程、そのあたりがようやく「一人前のプロ」になるのに、ものすごい時間がかかったんです。気づいたら彼らは30代でした。今はもう40代ですよ。

 しかも、彼らはバビロンのおかげで「一人前」になったわけではなく、時代の流れでそうなっただけなんです。
 ただ、彼らも我々も、やせて干からびた土地をせっせと耕し、種まいては枯れ、また一からやり直し。あかんなー、あかんなー、言いながら、でもそこでしか生きられないから、やってきたわけです。
 よその畑にいって芋もらったりしながら。

 で、ようやく今があって。今は結構、作物が作れるようになってきてるんですよ。
 その当時、カッチカチの大地を耕した人たちによって、まあまあ、収穫があるようになったんです。

 で、ようやく、後ろに続く、若い人たち専用の「畑」もできました。それが「最強新世代」なんですよ。

 でも、男性の方がなくなってしまいました。
 
 そして、著名人大会も2回あったのが、2022年には1回になっているんですよ。


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