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發をなぜ「リュウファ」と言うのか

【どのみち統一できていない】

 三元牌(白・發・中)「ハク・ハツ・チュン」と読むのがメジャーである。雀荘でもどこでも、だいたいこの呼び方だ。
 しかし麻雀対局番組の中では、実況者や解説者が「發」のことを「リュウファ」と呼ぶことが結構ある。
 これに対して違和感をおぼえた人が「なんで」とか「わかりづらい」統一してほしい」とTwitter等で発言していた。

 しかし、物事にはだいたい理由がある。なぜわざわざ放送中には「ハツ」ではなく「リュウファ」と呼ぶかと言うと、「ハツ」「ハク」と似ていて聞き取りづらいからだ。
 だから「發」だけ「リュウファ」と言うのである。

 それでも統一しないとややこしいという意見があるが、統一するなら「パイパン・リュウファ・ホンチュン」と言わなければならなくなる。

 パイパン  白板
 リュウファ 緑發
 ホンチュン 紅中

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 これはこれでアリだと思うが、言葉として長いというのと、下ネタ的な「白板のアレ」が混じっているので、今度はそっちに対してクレームがつきそうだ。
 
 じゃあ、聞き取りづらいことを承知の上で「ハク・ハツ・チュン」の方に統一するか?
 これも実は統一できていないのである。
 
 この中で「白」だけが仲間外れだ。

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