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小林剛に直接聞いてみた「パイレーツのレギュラーシーズン通過確率」

文・青森りんこ
先日、金本さんからこのようなご連絡をいただきました。
 
「小林剛プロに、パイレーツのレギュラーシーズン通過確率は?みたいなインタビューお願いできますでしょうか?小林さんから見て、瑞原さん好調持続の理由は?新人はだいぶなじんできた?チームの雰囲気は去年と違う?など」
 
小林プロの近代麻雀誌面での戦術コラムとnoteのコラムを1年以上担当させていただき、小林プロのことが少しずつわかってきたので、もし「瑞原プロ好調持続の理由を教えてください!」と聞いたとしたら、きっと「そもそも”好調”とはどういうことなのか」という話で500文字くらい埋まる未来が容易に想像できます。
しかし、金本さんはおそらくそれをわかった上でこのような提案をしてきています。なぜならば、このようなお願いをされるのが3度目くらいだからです。
 
またしても恐る恐る「小林プロにこのようなことをお伺いするのは大変申し訳ないのですが、瑞原プロ好調の理由などはあるのでしょうか……」と聞かなきゃいけないのかあ、とは思いましたが、以前のインタビューで”チームメイトに対する気持ち”の素敵なお話を伺えたので、新しいチームメイトに対する気持ちはぜひ聞いてみたいと思い、すぐアポイントを取りました。

通過率は96%くらい

-小林プロが思う「パイレーツのレギュラーシーズン通過確率」を聞いてくれと言われました。
 
96%くらいですかねぇ。
 
-96%という数字はどこから出てきたのでしょうか。

現在(2月3日終了時)のスコアは、7位のフェニックスまで約700p、8位のドリブンズまで約860p

基本的にはフェニックスとドリブンズに捲られなければ大丈夫で、試合はあと26半荘。700pというのは、”1半荘で平均30p縮められる”ということを26回繰り返してひっくり返るスコアなのですが、これは残り26戦もの間で平均順位がおよそ1.0違うという数字であり、現実的ではありません。
また勝ち上がりラインを−100〜200と想定した場合残り26試合でパイレーツが350p負けて、フェニックスが350p勝つ、もしくはドリブンズが500p以上勝つ場合は負けますが、6位のサクラナイツとも420p差あるので、フェニックスかドリブンズに逆転されたとしても、サクラナイツがマイナスしている場合は通過になります。
1回のトップで+60くらいのゲームで+400はそうそう起こりませんし、もしその奇跡が起こったとしてもサクラナイツがマイナスしていれば大丈夫という状況です。

瑞原プロの成績がいい理由

-では、ファイナル進出率はどの程度とお考えでしょうか。

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