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燃える監督 ―赤坂ドリブンズ再生の軌跡Vol.9 「より鮮明になったドリブンズのチームカラー、そして来期の編成は」

取材日:2024年5月21日


■チームのベクトルがそろった感じはある

-今シーズンも、お疲れ様でした。赤坂ドリブンズは最終的には準優勝という結果でしたが、まずは率直な感想を聞かせてください。

もちろん優勝したかったんですけれども、2位というのは非常にいい成績だと思っているので嬉しいです。チームは選手2人を入れ替えて新しいシーズンを迎えましたが、麻雀は選手の技量や経験が常にそのまま結果に反映される競技ではないので、今シーズンで最下位になる可能性ももちろんありましたし、その意味で言うと、監督の立場としてはホッとしています。

-シーズン終了直後に「すごくいいチームになった」とおっしゃっていたのが印象的でした。

新加入の2人の存在が大きかったですね。太はご覧の通り、放銃の可能性を把握、理解した上で得だと判断したら躊躇せずに押していく、従来の麻雀プロとも違うアプローチで結果を残してきており、園田・たろうのような長いキャリアを持つ選手たちにとってもすごく異質なので、新しいものを取り入れるという意味ではチームとしても良い影響があったと思います。また、それによって麻雀の議論の方向性がチームとして結構近しくなった、ベクトルがそろったという感じはありますね。

浅見に関しては、もちろん麻雀の力を期待して獲得した選手でしたけど、それ以上にチームの空気を良くしてくれたという意味で、彼女がいてくれて良かったと思っています。空気がいいから手牌が良くなる、裏ドラが乗るというわけではないですけど、麻雀に限らずどんな仕事、職場でも、やっぱり空気がいいほうがみんな気分よくできるじゃないですか。そこは彼女の力が大きかったですね。麻雀の力については他の3人との差があるのは事実ですが、それは伸び代と捉えて来シーズンはそこにもさらに期待したいです。

-ということは、来シーズンも同じメンバーで行く、と受け取ってよろしいでしょうか。

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