【無料記事】選ばれなかった女⑩松島桃花プロ【文・飯盛裕美子】
日本プロ麻雀連盟38期所属【松島桃花(まつしまももか)】プロ
松島プロは私にとって、半期先輩の連盟プロだ。豊後散歩でも拝見済みだったし、大会運営や公式戦でもよくお見かけする方だった。スラっとして落ち着いた身のこなしだが25歳と若い。少しお話もしたことがあるが、真面目そうな方だ。黒木さんのnoteが公開されてから、1番最初に申し込みをしてくれた方である。
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お世話になっております。
日本プロ麻雀連盟38期の松島桃花です。
飯盛さんの「選ばれなかった女たち」の企画を拝見し、ぜひ参加させていただきたいと思いました!
私も何か麻雀界へ形を残せる行動をしたいと思っていました。そんな中でこの企画を開催される飯盛さんの行動力をすごく尊敬しています!
よろしくお願いいたします。
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先輩からこんな風に連絡をいただけるのはこそばゆい感じもあるが、素直に嬉しかった!
この企画をやることについて、たくさんの方から応援していただけていることは本当にありがたい。だけど最後までやりとげて初めて正しく評価を受ける権利があると思っている。
なので本音ではまだ、尊敬しないで!まだはやい!と思っている。
早速質問をなげかけた。
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<本企画に対してどんな印象をお持ちになりましたか?>
企画の印象はすごく良いです!スポットライトを当ててもらえるチャンスがあったけど、やっぱり知名度には敵わない新人女流たちにとってはすごくありがたい企画だなと思っていました。なので、応募も殺到すると思っていましたし、私以外にもスポットライトを浴びるべき女流がたくさんいるのではないかと思っていました。
<参加希望のキッカケ>
こんな素晴らしい企画に応募が殺到していると思っていたので、1人しか集まらなかったと聞いてびっくりしました。実は正規の期間内に応募するか悩んでいましたが、人の企画に乗ってばかりじゃいけない!私が私自身で何か行動を起こさなければ!と思っていたので、遠慮して応募をしませんでした。応募期間が伸びたという事で、応募させていただこうと思っていたのですが、心の中で「自分にどんなアピールができるか」の整理ができていなくて応募を先延ばしにしていました。そんな時に黒木さんのnoteを拝見し、「早く応募しないと!」と思ったので、考えるより先に行動しよう!と考えを改めて応募することにしました。
以上、駄文失礼いたしました。
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こんな引用ポストもしてくれていたので興味を持ってくださっていることはわかっていた。
松島プロにとって、またも黒木さんのnoteが後押しになってくれたようだ。黒木さんのnote効果は本当に絶大だ。何か恩返しをしなければ….。
気になる部分があったので、さらに質問を続けた。
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<私以外にスポットライトを浴びるべき人がいるんじゃないかと思ったのはなぜですか?>
個人的な話になるのですが、最近本業以外が全く手についてなくてXさえも投稿頻度が減ってしまっています。仕事もきちんとやって、SNSをサボらずにやっている人がスポットライトを浴びていい人なんじゃないかと思ってしまっていました。
中途半端に活動してる人が企画だけ参加して人の力で注目を浴びていいのか??と遠慮がちに考えていました。
<人の企画に乗らないで、自分でなんとかしなければ!と思われたということですが、それはなぜですか?また、具体的に何か考えがありましたら教えてください>
自分を知ってもらうために何かしなければ!!!と思っていました。まずはSNSの活動頻度を増やすこと、あとは少しでも自分のことを知ってもらうために新しく宣材写真を取ったり、サインを新しくしたり、オリキャラを作ってグッズを作ったり…自分の中でやりたいことを考えてはいますが手付かずな状態です。
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松島プロは「ウェルチャオ」というマーチャオグループのデイサービスで働かれている。ご自身は看護師で、ウェルチャオの前は病院に勤務されていたそうだ。
「ウェルチャオ」についてはぜひホームページなどでご確認いただきたい。
ウェルチャオの存在を初めて見聞きした時に「すごく素敵な事業だな!」と思ったことを記憶している。現在は事業所が5店舗まで拡大されているようだ。新しい試みで、かつ介護の現場。楽な仕事で無いのは容易に想像がつく。
実際、松島プロはお仕事をした日は疲れ果ててしまうと仰っていた。
力仕事をした後に、自主的な活動をするのはとても難しい。
決められた行動をするよりも、自分で新しいことを考える方が精神的に消耗する。その分体力的にも疲弊する。
30代にもなると、体力はどんどん落ちるが経験値が増えていくので頭を使うのは割とできるようになったりする笑
気持ちでは色々やりたい!だけど目の前の日常で精一杯で、やりたいこと全然できない…。
きっと松島プロはこんな風に思われていたのだと思う。そういう方にこそ私は企画に乗って欲しかったので、全力で力になりたいと思った。
ただきっと松島プロは真面目で、優しい方なので、このままでは…なんか…漠然とした懸念があった。
私は仕事中、松島プロに伝えなければならないことがある気がする。と1日中考えていた。
最後にそのやりとりを掲載したい。
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<松島さんに約束してもらいたいことがあります。今回の写真撮影を含む特集では、控えめな表現を求める方もいますし、どんな魅せ方をするかは私も一緒に考えていく感じになります。もしかしたら他の参加者さんも協力してくれるかもしれません。
そうなった時に、これはやだな…!とか、もっと、こうしたいな…!と少しでも思ったら、絶対に遠慮して欲しくないんです。アイデアを出したり提案をするのは、選択肢を増やしたいからです。
でも決めるのは松島さんです。ご自身が納得した物を一緒に作りたい。なので絶対に遠慮しないって約束して欲しいです。せっかくお金払って貰うので、精一杯わがまま言ってください。
いいでしょうか?>
問題ないです!これから宜しくお願いします🙇♀️
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問題ないです!というところが、なんとも真面目で優しい人のリアクションだなと思って、私の顔はほころんだ。
文・飯盛裕美子
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