【無料記事】選ばれなかった女⑪李佳プロ【文・飯盛裕美子】

日本プロ麻雀連盟39期所属【李佳(りか)】プロ
現在第7期桜蕾戦でベスト16に残っています。加油！

彼女は中国出身で、現在は日本の芸術系の大学に通っている大学生。読者の皆様も李佳プロがなぜ日本で麻雀プロを志し、そしてこれからどうなっていきたいのか気になるかと思うが…詳しいことは当企画の特集で書かせていただくとする。

李佳プロはいきなり参加希望というわけではなく、相談から始まった。

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企画最初見た時からコンセプトが素晴らしいと思ってまして。
自分も美大生で、展示見るのが大好きで、今までどっちかというとカメラ回す側に立つことが多いです。
だけど自分が被写体になることはプロになってからあって、その前カメラの前に立つのがちょっと怖いまである。
プロになって自分どう見せるか考えてるが、とても悩んでいてまだ分からないです。

概要に書いてある「選ばれなかったけど、私にはこんな魅力があります！」をPRすることが上手くできるか、せっかく良い企画に水差しになるのか……と不安してまして……

だけどやはり参加したいと、飯盛さんに事前に相談した方いいかなと。今の気持ちを長文まで書きました。
もしこれでもよかったら、ぜひ企画に参加させていただきたいと思ってます！
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このご相談をいただいた時に、色んな気持ちが浮かんできて、私のお節介魂は熱く燃え上がった。

日本人とか中国人とか関係なく、等身大の22歳の不安を抱え、それを臆さず相談してくれる。ましてや外国の言葉を使いこなして、自分の言葉で表現してくれる。こんなに立派で素晴らしいことはないと思った。今までnoteでご紹介した他の方々も含め、参加してくださった皆さんの気持ちは私にしっかりと伝わってきて、絶対に良い物にしてやろうという気持ちになる。

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ご相談くださってありがとうございます。自分が被写体になる事への不安も打ち明けてもらってありがとう。きっと勇気のいる相談でしたよね。

私は必ずしも、顔を出す撮影をする必要はないと思っています！というか、魅力的に魅せることが、必ずしも自分の全てをさらけ出す事ではないと思っています。

企画に参加したいという熱い想いを最優先して、どんな魅せ方をするかは納得行くまで一緒に悩ませてください。
そういう感じでよければ私もぜひ李佳ちゃんには参加して貰いたいです！ご検討よろしくお願いします。
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【写真も含めて、全て曝け出す必要はない】というニュアンスを伝えることができて、李佳プロも理解してくださり、参加していただけることになった。

それから恒例の質問に移る。
日本語で書くの難しいです、と仰っていたのだが、そんな中でもしっかりとご回答くださった。初めは単純な誤字であれば直そうかと思ったが、李佳プロの自分で書いてくれた言葉をそのまま皆様へお伝えしたくなったので、原文のまま掲載させていただく。

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＜本企画に対してどんな印象をお持ちになりましたか？＞
最初からすごい！と思ってました。
自分もXでキンマの新人女流企画見た時、呼ばれてなかったことに
「自分は可愛くないし知名度もないから選ばれなかったかも」と思ってました。
選ばれなかったのは残念だけど、「じゃ選ばれるために何をする」というのは私にはなかったです。
たけど飯盛さんはこの企画を生み出しました。
この企画をいいだと思ってたのはコンセプトからやり方全部素晴らしいです！！
1.参加者自身の魅力を引き出せる→選ばれなかったでも自分らしいさをアピール。
2.個人企画を掲載まで→知名度は今なくても自らの行動で作る
3.展示会を開催する→麻雀界隈以外にも発信する。
こんないい企画思いつくし実現させたのは、発想力+行動力の天才じゃない？と素直に思いました。

＜参加希望のキッカケ＞
最初発表の時まだ帰国中で、締め切りもちょうど日本に戻って忙しい時期でした。
私はプロになってからいろんなことをやってみようとしていました。インドアの自分にとって、楽しい中で少していっぱいで疲れが感じると思ってました。
この企画への応募もそれで頭の片隅に置いときました。

だけど一回目の期限に集まってないと、黒木さんのnoteを読んで知りました。
迷ってることは、本当は参加したいだろうと気付いた。

私は美大生で、アーティストの個展観に行くのがすごく好きです。
展示会というのは、作家さんの思いが込めて実ったものです。
有名か無名だろうか、美大出身かそうではないだろうか、作歴長いか短いにも関係なく、
作家各自の思い詰めこんでいる展示自体は素晴らしい、輝いてるものと思います。
いつも、そんなものたちに感動をいただいてます。
私は麻雀プロにもすごく影響されて、麻雀プロが麻雀への思いもアーティストが作品へのと似たような存在だと思ってます。

このまま何もしないですると後悔しちゃう。
今できる一番のパフォーマンスで頑張りますので、応募させていただきました！
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麻雀プロの「麻雀」に対する思いは、アーティストの「作品」に対する思いと似ている。
という言葉が印象的だ。このnoteを読んでくださっている麻雀プロの皆様は、いかがでしょうか？良かったら引用ポストなどで教えていただきたい。

李佳プロの尊い思いを出来る限り反映出来るように私も誠心誠意、企画遂行いたしますので引き続き皆様応援のほど何卒よろしくお願いいたします！

文・飯盛裕美子