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【無料記事】瀬戸熊さん藤崎さんと行く屋久島旅行~エピローグ~【文・山田学武】

ーーー前回までのあらすじーーー

ある日突然瀬戸熊さんと藤崎さんのお世話係に任命され、遠く離れた屋久島へと縄文杉を見に行くことになった若手プロ(?)ことわたくし山田学武。
1日目は島内観光で今回の旅の英気を養った我々。
2日目にはいよいよこの旅のメインイベントであるトレッキングツアーへと出発!
しかし、ここでアクシデントにより藤崎さんが下山することに。
たった2人で山頂まで向かうことになった瀬戸熊・山田ペア。縄文杉の姿を見て感動するのもつかの間、下で待つ藤崎さんと合流する為、足早に下山を開始したのであった・・・


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大変お待たせいたしました!屋久島旅行のノートもこれでいよいよ最終話となります!今回は縄文杉到着後の下山の様子や、最終日の出来事などを書かせていただきました。皆様、どうか最後までお付き合いくださいませ!

第九章 瀬戸熊さんは瀬戸クマさん


実はこの登山道、携帯の電波がまったく入らない。つまり藤崎さんと連絡を取るためには荒川登山口まで戻らなければならないのだ。

山に一歩踏み入れば人の手などまったく加えられていない大自然だ

感傷に浸るのもそこそこに足早に下山を開始した我々。足場の悪い山道をノンストップで進んで行く。

途中1度だけトイレ休憩を挟み、荒川登山口に到着したのは15時頃。行きは5時間以上かけて登った道のりを3時間で帰ってきたことになる。

ゴールが見えた!!!完走だ!!!


私さすがにフラフラなんですけど・・・瀬戸熊さん、疲れましたねぇ・・・
瀬戸熊さん「そう?俺まだイケるけど」

・・・繰り返しにはなるが、瀬戸熊さんの祖先は本当にクマなのではないk・・・(ry


とにかく麓まで戻ってきた。早速藤崎さんに連絡をとる瀬戸クマさん。(カメラマン山田のスマホは写真を撮り過ぎて電池切れ)
どうやら下山してすぐ病院に向かったようで、少し靱帯を痛めているようだが骨には異常無かった様子。
良かった、とりあえず一安心だ。我々はバスを乗り継ぎ宿へと向かった。

宿に到着してすぐ携帯を充電し、藤崎さんにLINEを送る。

そ、そんなこと言わずに・・・(^^;)

しばらく部屋で待っていると藤崎さんが戻ってきた。約6時間ぶりの再会。
合流した我々はまずは夕食会場に向かう。お腹がペコペコだ。

藤崎さん「いやぁ島一番の大病院に行ったはずなのに『ボルタレン』すら置いて無くてさぁビックリしたよねぇ」「瀬戸ちゃんが体力お化けなのは知ってたけどねーぇ、これほどとはねぇー」「もうあなたたちとは一緒に行かない!行くとしてもガイドさんをマンツーマンで付けてひとりでコッソリ行ってくるので笑」「そもそも最初のトロッコ道でーーー」

・・・うん良かった。元気そうで。


夕食を食べ終えた我々はお風呂を済ませて部屋に戻る。そして気がつくと気を失ったように眠りに落ちていた。
いよいよ明日は最終日だ。こんなにも非日常に満ち溢れた旅行が、まもなく終わりを迎えようとしている。

第十章 おみくじの結果は・・・?


最終日は朝食の時間8時に合わせてゆっくり起床(昨日に比べれば)。
もし早起き出来たら朝風呂でも入りに行っちゃおうかなー!とか思っていたが、とてもじゃないけど無理!!!(笑)
朝食の時間ギリギリまで爆睡していた。

このほかにもご飯やお味噌汁、カレーやデザートなどが食べ放題!


朝食を食べ終えて10時にチェックアウト。我々は車に乗り込み、まずは近くにある屋久島大社へと向かった。

屋久島大社


お参りを済ませて、おみくじをひくことに。
結果やいかに!

瀬戸熊さん末吉 藤崎さん小吉
思わず苦笑いする二人(ちなみに私は大吉!なんかすんません笑)

第十一章 旅の終わりに


二人はおみくじを結び(私は大吉だったので持って帰った)お守りを購入して、屋久島大社をあとにした。
時計を見るとまだ飛行機の時間まで少し余裕があったので海の近くを散策することに。

訪れたのは火之上山埠頭。ほぼ国道沿いにあり、海と山の景色が同時に楽しめる。

普通にヤギが道路でお散歩している・・・
「どっちが御利益あるかリーグ戦の結果で勝負ですね」 二人は先ほどひいたおみくじの話をまだしていた。


しばらくのんびりしていると、そろそろ飛行機の時間が近づいてきた。
我々はレンタカーを返却し、屋久島空港へと向かった。

空港内にあった食堂でお昼ご飯を済ませる。

藤崎さんが頼んだのはお蕎麦とトビウオの唐揚げセット。 唐揚げが立派!!!
私はカツカレーにした。並盛りでこの量!デカい!!!


ご飯を食べ終えてお土産を買い終わった頃、搭乗時刻を迎えた。
今日も天気は快晴!我々を乗せた飛行機は無事、定刻通りに離陸した。(余談だが、我々が旅行を終えてすぐ屋久島に台風が来たそうだ・・・)


こうして2泊3日の屋久島旅行はついに終わりを迎えた。
離陸してしばらく島の輪郭をぼんやりと眺めていたが、飛行機はぐんぐんと高度を上げ、いつの間にか目の前には雲海が広がっていた。
明日からはまた、いつもの日常が始まる。サルに木の実を投げつけられ威嚇されることも、たった1本の木を見てあれほど心奪われることも、ヤギがフツーに道路を歩き回ってるのを見かけることも、もう当分の間は無いのだろう。

「・・・たのしかったな・・・」

この広すぎる日本の、多分どこにも届かない声で、私はぽつりと呟いた。

さいごに

さて、これにて私のノートは終わりとなります。今回私を旅行に誘ってくださった藤崎さん瀬戸熊さん。ここまで読んでくださった皆様。そしてノートを書くという大役を任せてくださったこと。
この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました!

そして、屋久島という超絶パワースポットを訪れた2人、果たしてその御利益やいかに?!これは今後の活躍からも目が離せませんね!!!(お前も頑張れ)

それでは皆様また会う日まで、ごきげんよう!
山田学武でした!









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