瀬戸熊さん藤崎さんと行く屋久島旅行~後編~【文・山田学武】
ーーー前回までのあらすじーーー
ある日突然瀬戸熊さんと藤崎さんのお世話係に任命され、遠く離れた屋久島へと出発した若手プロ(?)ことわたくし山田学武。二人の寝顔を無事にカメラにおさめ、島内一周へ。滝巡りを済ませ、屋久島の動物たちに歓迎(??)された我々は、宿で明日のメインイベントに備えて休んだのであった・・・。
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さて皆様、お待たせいたしました!後編は今回の旅のメインイベントとなる、縄文杉へのトレッキングツアーです!
まず縄文杉ってなに?写真で見たことあるけど詳しく知らない!という方も多いのではないでしょうか。
最初に申し上げますと・・・縄文杉は食べ物ではございません。
縄文杉について予習したところで、いよいよ出発です。スタート地点の荒川登山口までは宿からバスで約1時間ほど、さらにそこからゴールとなる縄文杉まで片道およそ11km、総標高差700m、往復なんと10時間以上!
これはかなり過酷な道のりになりそう・・・。お二人とも!意気込みをおねがいします!!!
な、なんだか眠そう・・・それもそのはず、今朝は4時前に起床だったのです。
はたして全員無事に完走出来たのか!?皆様ぜひ最後までご覧くださいませ!
それではレッツ!トレッキーング!!!
第五章 トロッコ道はただの移動?!
縄文杉に行くには地元のガイドさんに案内してもらうのが一般的。荒川登山口に到着した我々はガイドさんと合流をして、まずは腹ごしらえ。あらかじめ宿で用意していただいた朝食をとる。
その後準備運動とトイレを済ませて、出発したのは午前6時前。
先ほど片道およそ11kmと書いたが、本格的な登山道は最後の約2.5km。最初は約8.5kmの平坦なトロッコ道を進んでいく。
出発してすぐ花崗岩(かこうがん)のトンネルをくぐる。
さぁ、いよいよ冒険が始まる。
ひらけた先に見えてきたのは大きな一枚岩。岩の上には植物が根を生やしていた。生命力の強さを感じる・・・
しばらく進むと手すりの無い橋が!怖!!!
『月に35日雨が降る』と言われるほど雨が多い屋久島だが、この日は快晴!はるか遠くまで景色を眺めることが出来た。
片道約11kmの中でトイレは2箇所だけ。歩き始めて1時間半が過ぎた頃、1箇所目のトイレに到着。ここでしばし休憩をとる。
15分ほどの休憩の後、再出発。進むにつれだんだんと緑が濃くなっていく。
先ほど休憩してから約1時間、ついに我々の足元からレールが途絶えた。ここが2箇所目のトイレであり、ここからはいよいよ本格的な登山が始まる。
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