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魔神の父のМリーグ観戦記Ⅲ ①Мリーグが始まるよ‼ 2024年9月20日

1 追悼 馬場 裕一さん

7月の終わりにとんでもない悲報が届いた。馬場 裕一さんがお亡くなりになられたのだ。

片山さんと馬場さん(片チンとバビイ)は、私の中ではいつも二人で居るのが当たり前のカップルだった。この漫画の様な二人が織りなす独特の世界を私は楽しみ、そして憧れていた。もっと言えばお二人に夢中になっていた。

しかし私はとうとう馬場さんにはお会いできなかった。チャンスは有ったのだが。

こんなお二人が近年は疎遠になっていたと、「近代麻雀」での片山まさゆきさんのインタビューで知った。
正直悲しかった。
漫画家を目指して仲良く上京して「トキワ荘」に入った藤子不二雄のお二人が、後にAさんとFさんに分かれてしまい、Aさん作の「まんが道」にFさんの登場がどんどん少なくなっていった時のような寂しい思いだった。
でもインタビューの後半では、熱い福本さんの登場から馬場さんへのお見舞い、そして最後の共著「馬場裕一の見た夢」の話の中で、決してべったりではないお二人の、リアルで素敵な関係を感じたよ。
嬉しかったね。
やはり実像は心を動かす。

つい先日のことだが、麻雀大好き「スーパーヅガン」ファンの小学生のタマ君が、私にこんなことを聞いてきた。

「ねえ、馬場さんってメンチンしかあがらないの?」

遠く離れた広島の小学生にも、「メンチンの馬場」の名は今でも轟いているんだ。

2 いいことだって

もちろんこの数か月、いいこともたくさん有った。

前回の観戦記(魚谷さんに捧ぐ‼)は結構評判が良かったようだ。
嬉しかったのは魚谷さん本人からメールが届いたこと。私の周りに居るたくさんの魚谷ファンに見せて、羨ましがらせてやったよ。
魚谷さん、その後も元気一杯の大活躍で嬉しいね。

二つ目はノーレート麻雀「旅打ち」の御夫婦とお会いしたこと。
お二人は昨年、渋川のYouTubeを見て勉強し、Мリーグファンになったそうな。雀友のフラワー夫妻がその話を聞いて「渋川さんの麻雀界への貢献度、大」とおっしゃってくださったのも嬉しかったよ。

三つ目は令和のコメ騒動の中、渋川に米を2キロ送ったら感謝されたこと。渋川から感謝されるのはホントに久々だった。

最後はМリーグの人気だ。
私は実は心配だった。
7年目、そろそろ下降線をたどりはしないかと。
ただ私の周りの若者達、エブさんテケちゃん愛ちゃんガミ君トヤマ君古希君ケタ君メシ君ダチ君イッケ君ゼロ君過ぎ君等々・・・・・・・・の間では、「とうとう始まったね」と、Мリーグの話題で持ちきりだ。
人気チームは「パイレーツ」「サクラナイツ」「風林火山」。麻雀見習の蟻さんまでが、最近Мリーグに興味を持ちはじめている。ただ全国的にはどうなのか。

そんな中、一つのツイートを見つけた。

ほとんどのチームがオフィシャルサポーター増加だ。ビーストに至っては3倍以上。これでМリーグの人気は大丈夫と言えるかは分からないが、一安心の材料にはなるね。

3 渋川の今季第1戦

東4局

そんな中始まった渋川の開幕第一戦。よく見ると相手に魔王佐々木寿人さんが居るではないか。これは厳しい。
これまでの闘い、どうも魔王に分がある。いやそもそも魔神は魔王を尊敬してるのだから、当然の結果か。

しかしこの試合、渋川、魔王相手に大健闘。そもそも東4局で3万越えが珍しい。と思いきや、南2局で罠に落ちる。

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