第7回オンラインAPD(聴覚情報処理障害)当事者交流会

開催日時 2020/11/01
開催場所 ZOOM
参加者 12名(うちファシリテーター2名)

今回の交流会は、特にテーマもなし、平常通りの集まりでした。
ただ、今回も初参加の方が多かったです、特にオンラインでは初参加の方ばかりでした。
中には「昨日、APDについて知りました」という方もおられました、先月から続くNHKさんの放送や、新聞での報道によりAPDの知名度が向上しつつあることを感じる集まりでした。

【参加者の傾向】
年齢層は学生から40代まで、幅広いですが全体に若年層が目立ちました
学校生活やアルバイト先で困っておられる方が多かったです。

【自己紹介で出たエピソード等】
・参加者の1/3がAD/HDの診断が出ている方で占められていました(私も含む)
・名札がないと人の名前が分からない
・以前に働いていた職場が人の声が騒がしくて大変しんどかった
・小さい頃から人の話が飛び飛びに聞こえていた
・飲食店に行くと話が聞き取れない
・学校で板書なしの授業について行けない

【フリートークで出た話題】
・体調によって聞き取りの困難さが変わる気がしている
・APDの診察が可能な医療機関への紹介状の書き方で悩んでいる
必ずしも耳鼻科医からでなくても、かかりつけ医からなら何科でもいいのだろうか?
・他のAPDで悩んでいる方の助けになりたい、その方法を考えたい
・子供がAD/HDと診断され、調べるうちに自分もその傾向があることに気付いた
・会話していて意識が他に飛ぶのをどうにかしたい
・メモの取り方の工夫、情報を落としこむものと、他人に見せる清書用を分ける等


【感想】
今回からは冒頭に流すスライドに情報を少しプラスしました。
APDに限った話ではなく「聞こえ」や「難聴とは何か」をごくごく簡単に説明しています。
それがすぐに何かしらの目に見える影響を与えるわけではないと思いますが、全く知らないのと「なんかざっくりとは聞いたことがある」という間にはとても大きな差があると思っています。
ライフハック、明日からの生活を少しやりやすくする方法を皆で共有する事はとても大切ですが、同時に基礎的な事を多少は頭に入れておかないと、応用で判断を誤る原因にもなると考えるようになってきました。
といっても、それで聞き手がダレてしまっても意味がないし、何をどこまで知るのがいいのか、しばらく色々工夫してみようと思います。


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