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第2回オンラインAPD(聴覚情報処理障害)勉強会

開催日時 2020/12/13
開催場所 ZOOM
参加者 17名(うちファシリテーター1名)

テーマ「UDトークと情報保障」
使用したスライド

今回はオープンチャットで「UDトークの使い方を知りたい」という話が複数の方から出たので。
よしじゃあやろう!と開催してみる事にしました。
UDトークの話題以外でも、APDとは何か、情報保障とは何か、合理的配慮と障害者差別解消法は何か、みたいな点の基本的な所も盛り込みました(基本的な事しか私が知らないだけですが)。

実際問題として、現時点ではAPDへのとりわけ学校での支援というとFM送受信機や環境調整の話題しか見かけない訳ですが
今後APDの知名度が上がるにつれて、より多彩な支援方法が学校でも仕事場等でも色々と試されてくると思います。
そして私個人はUDトークを使う事で、教会の話からの情報の取得という点では大変助けられている、と感じているのが今回の開催の動機にも一部あったりします。
また、大阪では来年から公立学校でもタブレットの導入が本格的に始まるらしいので、それなら選択肢の一つとしてはUDトークを使う可能性もあっていいんじゃないかなー、と思ってちょっと急いで今回は企画をしてみました。
FM送受信機と環境調整、UDトークによる文字起こしは併存できますしね。

今日参加頂いた方からはUDトークの使い方の質問もありましたが、APDの診断を受けるか悩んでいる話や、どうやって職場でAPDを説明したらいいか、と言った質問も出ました。

また、参加して頂いた方の中に実際にFM送受信機を使って働いている方がおられましたので、使用感や使い勝手、メリットデメリットなども話して頂けて大変貴重な情報を聞かせて頂けました、ありがとうございました。

FM送受信機や文字起こしの色々なアプリにしろ、どれも一長一短あるとは感じているので、本人の困り感と照らし合わせて本人も周囲も柔軟に対策が取るのが合理的配慮の目的だと思います。

と言っても、現実問題としては社会では今だに「貴方だけを特別に扱うことはできません」という対応をされる事があります(私も経験があります)
それが障害者差別解消法を知らないだけなのか、知った上で無視して何も御咎めがないだけなのかは分かりませんが、せめて当事者として「何も対応しようとしないのは法律に照らせば間違った態度です」と伝える事は微力ながら続けていきたいと思いました。

やりたい事、やらないといけない事は色々見えてはいるけど、一人一人の方と腰を据えてお話を聞く場面も減らしたくないし、来年はもうちょっとファシリテーターなり交流会そのものの主催をして下さる方を増やさないときついなあ、と思う師走の集まりでした。

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