オンラインAPD(聴覚情報処理障害)当事者会:近畿主催 レポート

日時:2020/4/12(日)
参加人数:7名
参加地域:関東、近畿圏

参加者の内訳としては、今まで一度でも当事者会に参加された方が5名、全くの新規の方が2名でした。
今回はテスト運用のつもりだったので、こくちーずでの告知はなし、SNSでの呼びかけだけでお集り頂きました。

集まられた方から出た話題としては
・職場での聞き取り困難から来る問題
・生活の変化から聞き取りの困難さに変化が生じた
・職場での電話がしんどい
・発達障害系の集まりでAPDを知って「これかも」と思った
・子供のころから人をよく怒らせてしまう

といった内容が出ていました、発達障害系の自助会でもAPDの話題が出てくるようになっているようです、メディアでの取り上げも増えた影響か
去年後半になって、APDについて知った方が多い印象でした。

吃音などの集まりでもAPDの名前が出るそうで、吃音や緘黙、発達障害系のコミュニティとのつながりも今後の課題として考える必要がありそうです。


ノイズキャンセリングイヤホンの話題も出ましたが、
アナログの耳栓でも今は複数の遮音機能を切り替えられるものがあるようで、カバンに常に入れておいて予想外の騒音下に晒された時などに役立ったケースも聞くことができました。
私自身もそのような状況に時折遭遇する事があり、しんどかった経験があるので発見でした。

英語の聞き取りで困難を抱える事も多いですが、発音の特徴を深く知ることで聞き取れるようになった方もおられるようです
通り一遍ではなく、苦手な聞き取りもより深い知識を持ってからチャレンジするといいのかもしれません。

ASD傾向のある方も少なくないので「好きな事ならできる」のは大事だと思います。

他にも、APDの周知を広めるために役所などにある「市長への手紙」のような制度も利用できるのではないかという話がありました。
とりわけAPDのお子様を抱える親御さんや学生の方なら、地元での学校における配慮などを受ける為にも、直接行政のトップにAPDを伝える経路としてはいいのかもしれません。
その手は全く考えたこともなかったので目から鱗でした。

あとは福祉系のイベントバーなどで、「APDデイ」みたいなものをやらせてもらってもいいのかもしれない、という話題も出ましたが
この辺はコロナの出口が見えないと何とも予定の立てようがないですね・・・

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