自作の宣伝をネットでしたいのは大いにあり!でも、面白いかどうかを判断するのは読者さん。

お久しぶりです。金華高乃です。仕事が繁忙期かつ別所の原稿でドタバタが続いています。しばらくぶりでした。1日が48時間にならんかなあ……。

さて、タイトルのついてこう思う方もいるでしょう。

何当たり前の事言うとんねん。

私もそう思いますが、これが私の考えです。と先に結論を述べておきます。

ネット小説がメジャー化されて数年。Twitterがメジャー化されて数年。そしてここ3年から4年はよく目にする光景じゃないでしょうか。

作品の公表の場がコミケやコミティアのようなリアルからネットの海になってから、作品の宣伝というのはより必要性が増していると私は思います。

理由は3つ。

①一般からサブカルチャー層に至るまで、情報収集はネットがメインになるようになった。

②特にネット創作界隈はその性質上Twitterというプラットフォームに直に投稿するか、リンクを貼って宣伝されたものを良く見るようになった。(以前のブログやmixiがTwitterに変わった)

③情報の得られるスピードが特段に早い。地震がいい例で、震源地がどこか、どれくらいの大きさかくらいまでならTwitterで速攻引っかかる。


とまあこんな風かなと。

ともすれば、作品の宣伝がネット上で活発に行われるのは当然ですし、一種の市場原理ではないでしょうか。だって皆見ますからね。

ですから、昨今の状況下で作品を宣伝するな。というのは土台無理な話です。メジャーからマイナーに至るまで、これほどまでに有効かつお金もあんまりかからない方法は無いですし、何より読者が作品を選ぶ権利があるように、発信側にも宣伝する権利があるわけですから。

とはいえ、発信側も気をつけなければいけないことがあります。それは、

宣伝したからって読まれるとは限らない。何故ならば面白い!読みたい!買いたい!と判断するのは消費者たる読者だから。


いや、これも当たり前やろ。言われんでも分かっとる。

と思う人がいるかもしれませんね。私も当たり前だと思います。

でも、たまにいるんです。読まれない理由を読者側にぶつける方。ネットだと毎月見る気がします。サツバツ!ですね。

結局話は上記の言葉に尽きるんですが、作品を面白いとか読みたいとか買いたいとかって判断するのは読者です。消費者です。決して作者側ではありません。ましてや、読者のせいにしてもいけません。

じゃあ作者側はどうすればいいか。

奇抜な方法で宣伝して宣伝相手の母数を増やすか、定期的な更新をすることで目につきやすくするか、しつこくない程度(1日3回程度まで)の定期的な宣伝を行うか。

こんな感じじゃないかなと思います。

今回の内容は至極当たり前のことかもしれません。大多数の方はそんなもん普通じゃない?   って思うかもしれません。ですが、当たり前を当たり前に行うのは趣味でも仕事でも同じだと思います。

大切なのは寛容な心。

頑張って書いた作品の宣伝に対して、おもろないもん宣伝するな!邪魔や!と言う。

もちろんNGです。Twitterにはミュートやブロックがあるんですから使いましょう。

なんでこんなに宣伝してんのに自分の作品は読まれないんだ!流行りものばっかり読んでる読者がおかしい!

おかしいと思う前に、まず流行分析をしましょう。そして、自分の作品が読まれる工夫をしましょう。

いいや、自分は流行にはなびかない。書きたいものを書くんだと言うなら、自分のフィールドがもっと読まれるよう作者として手を尽くしましょう。それが創作者のあるべき姿です。決して読者のせいにしてはなりません。


最近、どうにも独善的で悪口じみた創作論を見かけます。悪口を書くなとまでは言いませんが、一度冷静になって欲しいですし、何よりそんなんじゃ同意なんて得られません。創作やってる人間がこれやると、作品にまで悪影響を及ぼします。

面白いかどうか決めるのは読者。ただし、宣伝する自由を作者は持っている。

他人の自由を侵さない、健全かつ平和になることを私は願ってやみません。


金華高乃




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