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cEDH《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》100枚解説(2023/12/02大阪ガチコマオープン優勝)


1.前置き

初めましての方は初めまして、そうでない方は毎度お世話になっております。大阪なんばのEDH推しのGamebar Lotusが運営するオンラインショップ蓮屋でオリジナルEDH構築済みデッキの監修している金華といいます。

先月術式開示がてらリスト公開していたというのにまた記事書いてます。

今回は12/2のコマンダーサミット大阪ガチコマオープン優勝(ガチコマ優勝3回目)という戦績を収めることができたため改めて100枚解説をしようかなという次第です。前回の100枚解説は2連覇時に書いたこちら。

本記事は無料で全文読むことができます。投げ銭的なやつはしてもらえると関東遠征費用になります。

2.統率者:《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》

今回のガチコマオープンは67人参加で少なくとも5人ティヴィットがいて、そのうち3人準決勝まで上がっています。大阪でEDHの大会に出るなら間違いなく見ることになるんじゃないでしょうか。いったいなんでこんな流行ってんすかね…

①性能について

6マナなのでこれくらい能力盛ってもええやろ…

飛行、護法(3)

動議 ― 秘密売り、ティヴィットが戦場に出るかプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたから始めて各プレイヤーは「証拠」か「賄賂」のいずれかに投票する。「証拠」1票につき1回の調査を行う。「賄賂」1票につき1つの宝物(Treasure)トークンを生成する。

投票中、あなたは追加で1回投票してもよい。(その票は別の選択でも同じ選択でも投票してよい。)

場に出た時と戦闘ダメージ時に宝物と手がかりを供給する能力によって、常に妨害のマナを構えつつアドバンテージを得ることが可能です。護法3という非常に強力な除去耐性を持っている上に一度に5つのアーティファクトを生成する能力が《時の篩/Time Sieve》との2枚コンボになっています。6マナと重いこと以外言うこと無しの性能ですね。

このスペックで2枚コンボまであるのかよ

②無限ターンの解説

一応コンボの解説ですが、etbと戦闘ダメージ誘発でファクトを5つ生成するため無限ターンが成立します・・・が、4人卓でないと成立しません。対戦相手が減ると生成するトークンが減るためです。3人卓では《堕落した庄察頭、ロソ/Lotho, Corrupt Shirriff》などで追加でアーティファクトを供給する、もしくはあらかじめティヴィットを数回誘発させて数を稼ぐ必要があります。

また4人卓でも対戦相手が敗北してしまうと同様の現象が発生します。実際無限ターンが成立したとして、全員が残り1回で統率者ダメージ21以上になる状態にした後、1人目を倒したときは4つ、2人目を倒した時は3つしかアーティファクトが生成しません。足りない3つのうち最後の一つは《時の篩/Time Sieve》本体で賄えるとしてもあと2つは必要なので気を付けましょう。まぁだいたいマナファクトとかでなんとかなりますが。

③投票の決め方について

ティヴィット着地時の投票は自分から時計回りに行いますが、この宣言は基本的に宝物2つです。全除去で流れた時にリキャスト分のマナが欲しいためですね。1マナ浮いている場合は宝物1手がかり1宣言もアリです。宝物5になったときに手札にやることがない場合や妨害を構えられていない時は素直に引きたいので。
相手目線なら手札の枚数以外にマナ基盤も見ましょう。《宝石の睡蓮/Jeweled Lotus》経由などで土地2~3枚しかないなら手がかり3は消費しきれないため手がかり3でいいです。《魔力の墓所/Mana Crypt》等経由でしっかり6マナあるなら手がかり3は使い切れるので宝物3渡した方がいい場合も多いと思います。

④《魂の洞窟/Cavern of Souls》、絶対欲しい

キャスト時に打ち消されるのが非常に辛いので《魂の洞窟/Cavern of Souls》が非常に重要になります。3ターン以降のキャストでは間違いなく打ち消し構えられていると考えてサーチしておきたいですね。また《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》も可能であればケアしたいため唱えるターンはティヴィットが2回目のキャストになるように抑えたいです。

⑤《ティシャーナの潮縛り/Tishana's Tidebinder》について

《ティシャーナの潮縛り/Tishana's Tidebinder》はこのデッキの明確な弱点になります。苦労して出したティヴィットも護法も無視して誘発を消され飛行すら失ったただのデブ6/6になります。

その術は俺に効く

潮縛りされた場合、
《幻影の像/Phantasmal Image》などでコピーを作り、レジェンドルールで統率領域へ
②潮縛りに除去
《精霊界との接触/Touch the Spirit Realm》でブリンク
④別のプランへ

①の場合能力を失っているのは継続的効果でこれはコピーしないので、コピーしたティヴィットで戦線維持できます。
③はターン終了時に戦場に戻ってくるのが遅延誘発型能力なためこれももみ消しされると一生追放領域から帰ってきません。相手の青マナが1つもないタイミングを狙ってやりましょう。

3.プレイ方針

①キープ基準

マリガン回数問わず:1~2tにティヴィット、《リスティックの研究/Rhystic Study》《息詰まる徴税/Smothering Tithe》《一つの指輪/The One Ring》を唱えられる。3tに《魂の洞窟/Cavern of Souls》込みでティヴィットが唱えられる。2tに《堕落した庄察頭、ロソ/Lotho, Corrupt Shirriff》が誘発込みで唱えられる。

1枚戻し以降、もしくは3~4番手:《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》《神秘的負荷/Mystic Remora》《雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarer》がある。

基本はこの辺。エスパーとかは、他にマナが出るカード握れてたらキープ。相手によってはコピー系キープもあり、ミラーとか。キープ基準カード少ないので1~2枚戻しくらいまでは頑張りがち。

②《時の篩/Time Sieve》を素引きした時

《発明品の唸り/Whir of Invention》から入れないのでバック構えて普通に突っ込む形になる。相手に白がいないなら《沈黙/Silence》系から入れるが、白がいるなら《時の篩/Time Sieve》から入って良い。自ターン手前で《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》から入るのを狙うのも良い。この場合、相手の仕掛けに受け《沈黙/Silence》からさらに安全に入れる可能性があるため、自分の妨害の切る順番に注意する。《発明品の唸り/Whir of Invention》《Transmute Artifact》も引いた場合にはブラフとして先に使用する。打ち消しが引き出せれば良し、通るならば、《願い爪のタリスマン/Wishclaw Talisman》サーチでバックが1枚増えます。

③《時の篩/Time Sieve》を素引きしていない時

《発明品の唸り/Whir of Invention》からの勝ちを狙います。相手の仕掛けを《沈黙/Silence》系で止めた上で確実に通すことを狙うのが最高です。ターンに入ると沈黙効果は消えていますが、打ち消しに比べるとアーティファクト除去は少ないので安全性が高いです。またミラーでも相手の《時の篩/Time Sieve》を通して上から勝つが狙える(そして狙われる)のでタイミングはじっくり見計らいたいですね。

そしてこの方針は、失敗してもまだデッキに《時の篩/Time Sieve》が残った状態になるので再びチャンスが来れば仕掛けられます。

④《時の篩/Time Sieve》以外の勝ち手段

A.《ディスプレイサーの仔猫/Displacer Kitten》+《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
B.《船砕きの怪物/Hullbreaker Horror》
C.《タッサの神託者/Thassa's Oracle》+《汚れた契約/Tainted Pact》

A、Bの勝ち手段は邪魔なスタックスを剥がしながら勝てるので、完全に勝ちの目が消えることはあまりないのが回してて気楽ですね。《盲従/Blind Obedience》《刻み角/Manglehorn》は特にキツイ(他のデッキは動きが遅くなるだけだがこのデッキは《時の篩/Time Sieve》がタップインするため起動できない)ためこの辺が出たらプラン変更しましょう。

4.デッキリスト

5.個別解説

統率者については先述の通りなので、残り99枚の解説。

1.《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》
キープ基準としても〇。《イーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eos》のサーチ枠1。《時の篩/Time Sieve》のコストにできます。

2.《雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarer》
《魂の洞窟/Cavern of Souls》をサーチできる初動。《イーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eos》のサーチ枠2。《ウルザの物語/Urza's Saga》《天上都市、大田原/Otawara, Soaring City》も持ってこれるため仕事は多い。相手と土地枚数が同じでも自分のフェッチ起動にスタックして起動できたりも。

3.《堕落した庄察頭、ロソ/Lotho, Corrupt Shirriff》
昨今の指輪リス研ゲーミングにおいて手札は束にできるほどあるけどマナが無い、みたいな状況になりがちなのでマナ供給手段として非常に優秀。初動で出せると結構なマナ加速になります。《魂の洞窟/Cavern of Souls》指定ならず者でティヴィットと共有できます。

4.《フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind》
1人でアドバンテージ置いてかれなくなるすごいカード。やはり世界王者は違うな…。《魂の洞窟/Cavern of Souls》指定ならず者でティヴィットと共有できます(2回目)

5.《フレッシュの複製体/Flesh Duplicate》
期限付きクリーチャーコピー。とはいえ1時間制限の大会で3ターンも生き残るなら十分なのであってないようなもの。無限ターンに入った時はその限りではないので《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》などをコピーした時は途中で剥がれる点に注意。ティヴィットをコピーしてトークンを増やす使い道や潮縛り剥がしにも。

6.《幻影の像/Phantasmal Image》
柔らかクリーチャーコピー。ティヴィットのコピーになっても対象取られると護法を誘発させながら関係なく生贄になってしまう。ティヴィットをコピーしてトークンを増やす使い道や潮縛り剥がしにも(2回目)。

7.《タッサの神託者/Thassa's Oracle》
フィニッシュ手段。このデッキには《タッサの神託者/Thassa's Oracle》《時の篩/Time Sieve》《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》の3種類しか勝ち手段がないため、全部追放されたら終わりです。逆に言うとこれが無くても勝てるので必要なら容赦なくピッチの種にしましょう。

8.《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》
ドローに反応して盤面を壊滅させライフを詰めるとんでもないクリーチャー。《船砕きの怪物/Hullbreaker Horror》の無限マナ後にこれを出し入れして無限ダメージにすることができる。このデッキだと無限宝物+手がかり状態になっているので《一つの指輪/The One Ring》でプロテクションを得ているプレイヤーや《天使の嗜み/Angel's Grace》を使ったプレイヤーには次のアップキープで《フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind》と瞬速で出し入れすることで突破できる。《タッサの神託者/Thassa's Oracle》をピッチコストなどで追放した場合はこのルートが必要になる。

9.《イーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eos》
非常に頼りになる対話拒否枠。相手の勝ち手段を妨害しつつ《発明品の唸り/Whir of Invention》を差し込むプランを狙える。生物は唱えられるため《敵対工作員/Opposition Agent》に注意は必要。

10.《敵対工作員/Opposition Agent》
スタックスの中でも勝ちに直結しうるカード。なるべく強いカードを捕まえましょう。フェッチとかに当てるくらいならそもそも入れない方がいいです。《魂の洞窟/Cavern of Souls》指定ならず者でティヴィットと共有できます(3回目)

11.《ディスプレイサーの仔猫/Displacer Kitten》
《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》と0マナファクトもしくはマナが増えるファクトで無限マナ無限ドローが狙える。コンボの片割れが対話拒否になっているので信頼度が高い。ティヴィットと並ぶと妨害撃ちながらマナとドロー権利を供給できる状態になったり、サーチでマナが返ってくるので攻防一体な状態になる。2人並んだだけでは勝てないけど、《最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificer》まで並べば無法になります。

12.《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
クリーチャーだけでなくアーティファクトのコピーにもなれる。相手の《一つの指輪/The One Ring》にもなれるのは非常に強力。序盤のマナ加速にも使えていつでも強い。ティヴィットをコピーしてトークンを増やす使い道や潮縛り剥がしにも(3回目)。

13.《最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificer》
ティヴィットの誘発1回で5マナ供給できるようになる。ズッ友。手がかりは起動にタップがいらないため相性抜群。こいつがいたら自分で手がかり2回宣言しましょう。出てくるトークンもすごいサイズになるので顔に圧かけるのにもブロッカーにも優秀。

14.《機械の母、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Mother of Machines》
自由枠。今回は《ティシャーナの潮縛り/Tishana's Tidebinder》対策で採用しています。他にも《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》も止めてくれます。ティヴィットのetbもついでに2倍になって偉い。相手にコピーされてもティヴィットの戦闘ダメージ誘発は問題なく使えるので自分にそこまで刺さらないというのも高評価。4/7警戒のスタッツが優秀で地上をキッチリ止めてくれます。

15.《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
相手の《沈黙/Silence》に対して強い対話拒否枠。1枚コンボデッキなので対話拒否に沈黙系合わされるのが辛いので《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》より優先です。もしもの時の青カウントにもなる。シンボルが青トリプルとキツいですがこのデッキだとあまり気になりません。

16.《船砕きの怪物/Hullbreaker Horror》
適当なマナファクトから無限マナを出せます。1色でも色無限があればティヴィットを唱えて2色分キャッシュバックできるので無限ティヴィットキャスト可能で無限ドローまで繋がります。

17.《否定の契約/Pact of Negation》
受けとして使うには弱いが、攻めに使える貴重なピッチ妨害。無限ターンの場合契約コスト払わないといけない点に注意。

18.《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
基本的には初動に使う。受けとしても一応《精霊界との接触/Touch the Spirit Realm》のサーチに使えます。

19.《オアリムの詠唱/Orim's Chant》
対象を取る対話拒否。曲げられるとヤバい。キッカーも意外と使う。脇2人は普通に唱えられるので攻めに使えるかどうかは状況次第。

20.《沈黙/Silence》
最強の対話拒否。こいつがあるから俺は舞える。沈黙系が当たらないデッキは非常に苦手。《光明の不可思議、タヤム/Tayam, Luminous Enigma》とか。

除去耐性ないので本体に除去が板

21.《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
白の単体除去としては最強の1枚。後腐れない除去は強い。《偏向はたき/Deflecting Swat》でティヴィットに曲げられると護法誘発しないの意外とみんな知らない?(自分の呪文や能力に対しては誘発せず、《偏向はたき/Deflecting Swat》が対象に取るのは呪文のみで解決時にその対象を変更するため)

22.《狼狽の嵐/Flusterstorm》
ストームのおかげで打ち消されづらい打ち消し。ストームは誘発なので《ティシャーナの潮縛り/Tishana's Tidebinder》に消される。以前よりもみ消し系を見る確率が上がったのは辛いね。

23.《精神的つまづき/Mental Misstep》
1マナをピッチで消せる打ち消し。相手の初動を消してもいいですが、《赤霊破/Red Elemental Blast》系対策で抱えておいた方がいい場合が多いです。

24.《神秘の教示者/Mystical Tutor》
受けもしくは《発明品の唸り/Whir of Invention》のサーチに使います。初動として《暗黒の儀式/Dark Ritual》サーチもできますがTutorはなるべく受けに使いたいですね。

25.《白鳥の歌/Swan Song》
比較的範囲の広い打ち消し。飛行ブロッカーを渡してしまうので当てどころに注意。

26.《暗黒の儀式/Dark Ritual》
使い捨てマナ加速。ティヴィットのキャストに使う場合は不特定マナ枠が3しかないので無色2マナ系と合わせる場合はフィルターが必要になりがちです。

27.《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
万能サーチ。初動受け攻めどこでも使えるので足りないものを埋めるのに使いましょう。

28.《中断/Abeyance》
比較的自由枠。沈黙系の中では範囲が狭く《ウェザーライトの艦長、ジョイラ/Jhoira, Weatherlight Captain》なんかは止められなかったりします。対象を取るため曲がるとヤバい(2回目)。ただしキャントリップが優秀で、魂力を止められるのはこのカードならでは。

29.《災厄の痕跡/Calamity's Wake》
墓地対策までできる沈黙系。一人の攻めを止めつつ他も妨害できるのが優秀。たまに《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》に激突させられて墓地に行ったティヴィットを統率領域に回収するのに使ったりする。自分も非クリーチャーを唱えられなくなるため受け専用だったが、《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》から攻めに繋がるようになった。

30.《失せろ/Get Lost》
アーティファクト以外は触れる除去。《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》《石のような静寂/Stony Silence》に触れる点が非常に貴重。バウンスの方が範囲広くない?とか言われるかもしれないが、このデッキはティヴィットのキャストと締めで2回サビがあるので後腐れない除去の方が欲しい。

31.《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
なんでもバウンスでき、超過で撃てばほぼ勝ちになる除去。多少の重さは許容できるのがティヴィットのすごいところ。

32.《リム=ドゥールの櫃/Lim-Dul's Vault》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》と同じ立ち位置。青いため一応ピッチコストになる。2マナなため初動としてはやや遅い。あまりやらないがデッキの残り枚数が5の倍数ではない場合、1周させることで5枚のパイルの組み合わせを変えられる(処理が1回ごとに好きな順番で下に送るため1周させると上下いずれかのパイルと混ぜられる)

33.《マナ吸収/Mana Drain》
妨害兼初動。3マナ以上を消せば3ターン目にティヴィットが狙える。生物に当てられる打ち消しとしても貴重な枠。

34.《交錯の混乱/Muddle the Mixture》
妨害兼《時の篩/Time Sieve》サーチ。これを受けに使うと頑張ってる感が出るので好き。バックが薄いとどうせ仕掛けても通らないので温存せずにさっさと受けに使ってよい。

35.《権限否認/Permission Denied》
なんかすごいこと書いてあるけどやってることは《沈黙/Silence》と大差ないです。沈黙されるなら呪文自体が通ろうが通るまいがどちらでもいい場合が多いため。《発明品の唸り/Whir of Invention》に繋がるのも変わりませんが生物のキャストを咎めないので《敵対工作員/Opposition Agent》に注意しましょう。他の沈黙系と違って青いためピッチコストに使えるのは偉いです。
特に仕掛ける気がない時は手がかりドローで自分のマナを減らして唸りのマナ以下にするのもアリです。無駄にピリつかせる必要もないので。

36.《計略縛り/Trickbind》
もみ消し系で唯一採用しています。刹那付きのため信頼度が高いことと、《ティシャーナの潮縛り/Tishana's Tidebinder》は3マナが構えづらく、《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》系デッキではないので生物を立てる意味が薄いためこちらを優先しています。

37.《汚れた契約/Tainted Pact》
サーチ兼《タッサの神託者/Thassa's Oracle》コンボ要因です。とはいえオラクルパクトはほぼ狙わないので雑に使いましょう。《フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind》などに強制ドローさせられてコンボ成立前にLOさせられる状況もあるのでオラクルパクトする場合は残す枚数はよく考えましょう。初動のサーチとかなるべく受けの広いタイミングで使った方が、重要なカードが追放されるリスクが低いのでおススメです。

38.《激情の後見/Fierce Guardianship》
統率者ピッチ青。6マナと重い統率者のため構えられるのが遅いですが、採用しない理由もないですね。生撃ちも全然できる重さです。

39.《否定の力/Force of Negation》
受けならピッチで使える妨害。《発明品の唸り/Whir of Invention》で相手ターンに攻めるなら、攻めでピッチキャストできる点も優秀。追放してくれるのも後腐れなくて良いですね。

40.《発明品の唸り/Whir of Invention》
実質インスタント《修繕/Tinker》。こいつを通すのが最も強い勝ち筋です。万が一打ち消されても《時の篩/Time Sieve》自体はデッキに残るため再度走れるのがポイントです。

41.《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
最速《むかつき/Ad Nauseam》《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット/Tevesh Szat, Doom of Fools》《狼狽の嵐/Flusterstorm》も止められるピッチ妨害。《偏向はたき/Deflecting Swat》で曲がる場合、
①対象の数は変更できない
《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》自体を対象にできない
ことは一応覚えておこう。

42.《意志の力/Force of Will》
ピッチ妨害と言えば。3色デッキなのでデッキ作成の際に青カウントには気を使わないと結構撃てなくなります。

43.《伝国の玉璽/Imperial Seal》
ソーサリー版《吸血の教示者/Vampiric Tutor》。受けには使えないですが、手がかりで引けるため後引きでも普通に使えます。

44.《Transmute Artifact》
《時の篩/Time Sieve》も探せますが、序盤に《一つの指輪/The One Ring》にアクセスできるのが強いです。マナファクトを生贄にする場合、唱えた時点でそのマナファクトからマナを出しておく必要があります。
例:解決時に《魔力の櫃/Mana Vault》を生贄に捧げる場合、唱えた時点でタップして3マナ出しておかなければならない。解決の順番がアーティファクト生贄→マナの支払いの順番になっているためである。

45.《滅ぼし/Damn》
単体除去兼全体除去。ピンポイントのスタックス剥がしとリセットを兼ねられるのが無二の性能。《リスティックの研究/Rhystic Study》《一つの指輪/The One Ring》から入った際に顔を詰められ過ぎないために全除去は数枚採用したいところ。

46.《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
万能サーチ。初動で加速札か《魂の洞窟/Cavern of Souls》サーチに使うことが多いです。サーチしたカードをすぐにプレイする場合は手札に混ぜずにそのまま出しましょう。なんかサーチしたの抱えてると無駄に邪推させると良くないので。

47.《セヴィンの再利用/Sevinne's Reclamation》
墓地に落ちた《時の篩/Time Sieve》にアクセスできる唯一のカード。序盤でもフェッチ回収でマナ加速に使えます。

48.《毒の濁流/Toxic Deluge》
全体除去ですがX=5まではティヴィットが生き残る点が優秀です。破壊ではないため破壊不能も倒せるのはたまに偉いですね。

49.《至高の評決/Supreme Verdict》
打ち消されない全除去。青カウントになるのが嬉しいがシンボルが厳しめ。このデッキは青白のフィルターが2種類入っており比較的撃ちやすいです。

50.《海門修復/Sea Gate Restoration》/《再誕の海門/Sea Gate, Reborn》
青カウントになる土地。《神秘の教示者/Mystical Tutor》で限界土地サーチもできる。《最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificer》が絡むとかなり唱えやすい。唱えると5~枚引ける上に手札上限がなくなり妨害合戦でも有利になる。《むかつき/Ad Nauseam》非採用型なら積み得。

51.《神秘的負荷/Mystic Remora》
青を最強たらしめるドロソの一角。1ターン目に置くと維持コストでほとんど動けなくなるためキープ基準にするかはマリガン回数や手番次第といったところ。

52.《精霊界との接触/Touch the Spirit Realm》
貴重な魂力の一時的除去。唱えたことは今のところない。《奪い取り屋、サーダ・アデール/Thada Adel, Acquisitor》が相手にいる時はキープ基準なりうる(奪われた《一つの指輪/The One Ring》をブリンクして奪い返すことで実質踏み倒しになる)

お前のファイレクシアの変形者と時の篩で無限な!やめてくれ…

53.《リスティックの研究/Rhystic Study》
青を最強たらしめるドロソ。tutor系からティヴィットキャストとこれキャストどっちも狙えるならこっちから。打ち消される場合、次のティヴィットキャスト8マナになるのはかなり厳しいため。

54.《息詰まる徴税/Smothering Tithe》
現代EDHにおいては莫大なマナをキャッシュバックしてもらえる。マナさえ出れば手がかりで引けるため大量にマナが出るのは良いこと。これが着地していればティヴィット打ち消されても何度もトライできるようになる。これ置いてティヴィットキャストしたら手がかり2宣言の方が良さそうですね。

55.《金属モックス/Chrome Mox》
色マナが出せる0→1加速。アーティファクトを刻印できない点見落としがちなので注意。《最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificer》がいる場合刻印なしも選択肢。

56.《宝石の睡蓮/Jeweled Lotus》
統率者限定使い捨て0→3加速。加速幅が大きいので見えないところから一気にティヴィットキャストのマナに届く=相手が打ち消し構えるタイミングをミスりやすい、という点も偉い。盤面に5マナあって次土地置けば6マナって状況より格段に構えづらいはず。

57.《水蓮の花びら/Lotus Petal》
使い捨て0→1加速。宝物と同じですが宝物より優先して残しましょう。《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》《船砕きの怪物/Hullbreaker Horror》コンボの種になります。

58.《魔力の墓所/Mana Crypt》
0→2加速。使い捨てじゃないのが強い。毎ターンダメージを受ける可能性があるため無限ターン時は適当なタイミングで《時の篩/Time Sieve》に食わせましょう。

59.《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
0→1加速。ただし土地を捨てる必要があるため手札の土地枚数によっては置かない方が良いことも。全色出せることが重要な場合は出しましょう。

60.《オパールのモックス/Mox Opal》
0→1加速。ただしファクト3つ以上必要。単独でマナが出せないけど色マナが出る点が優秀。《船砕きの怪物/Hullbreaker Horror》コンボで特に重要。

61.《探検の地図/Expedition Map》
《魂の洞窟/Cavern of Souls》《ウルザの物語/Urza's Saga》をサーチできる初動としても優秀。その場合もちろん他のマナ加速も必要ですが。《天上都市、大田原/Otawara, Soaring City》《発明博覧会/Inventors' Fair》も持ってこれるため後引きでも強い。《水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge》もよく持ってきます。

62.《魔力の櫃/Mana Vault》
使い捨て1→3加速。場に残るので後から《時の篩/Time Sieve》で食べるのにも使える。ティヴィット着地時にアーティファクト2個余剰にあればそのまま《時の篩/Time Sieve》キャストに繋がるので最速勝利パターンでも重要。

63.《太陽の指輪/Sol Ring》
1→2加速。デメリット一切なしなの本当にすごい。《精神的つまづき/Mental Misstep》に当たるくらいしか欠点なくない?

64.《時の篩/Time Sieve》
統率者との2枚コンボ、つまり実質1枚コンボ。素引きするよりデッキに残っている方が《発明品の唸り/Whir of Invention》《Transmute Artifact》で仕掛けられる回数が増えて良い。引いた場合は上記をブラフに使うことで打ち消しを吊りだしてから本命キャストします。

65.《願い爪のタリスマン/Wishclaw Talisman》
使い捨てのサーチ。バウンスやブリンクと組み合わせて使い回すことも。マナがあるなら《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》サーチ→願い爪バウンス→本命サーチの流れができます。

66.《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》
2→1加速。世のティヴィット使いにはギルド印鑑派とタリスマン派がいますが僕は印鑑派。無色マナが余りがちなのでこれを変換して無駄なくティヴィットキャストに繋がります。タリスマン派は1マナの妨害を厚めに取っていると思うので構築次第。

67.《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
ギルド印鑑2種目。無色2+《暗黒の儀式/Dark Ritual》を変換するなら青白が欲しいので一歩劣るかなというところ。

68.《厳かなモノリス/Grim Monolith》
使い捨て2→3加速。3tティヴィットが消された場合、1ターンアンタップに使ってリトライできる。《魔力の櫃/Mana Vault》と違ってそのターンに置いた土地もアンタップに充てられるので1ターンリトライが早くなったりする。

69.《一つの指輪/The One Ring》
早く置けばゲームを破壊し、後引きでもプロテクションで延命しつつワンチャンに繋げられる。これのせいでアーティファクトコピーが流行っている。《ティシャーナの潮縛り/Tishana's Tidebinder》がやや向かい風。《魔力の墓所/Mana Crypt》同様毎ターンダメージを受けるため無限ターン時は適当なタイミングで《時の篩/Time Sieve》に食わせましょう。

70.《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
対話拒否でありスタックス剥がしでありコンボパーツ。1枚で出来ることがあり過ぎるのにたった3マナ。沈黙系を合わせられると対戦相手全員の妨害が自分しかできなくなる地獄の1ターンが待ってます。

71.《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
72.《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
73.《霧深い雨林/Misty Rainforest》
74.《汚染された三角州/Polluted Delta》
75.《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
76.《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
77.《湿地の干潟/Marsh Flats》
78.《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》

フェッチランド8種。手札に土地がない場合は即切らずに並べておきましょう。複数枚並べた時は一応《敵対工作員/Opposition Agent》対策で1枚ずつ起動して解決させていきましょう。

79.《Scrubland》
80.《Tundra》
81.《Underground Sea》
82.《神無き祭殿/Godless Shrine》
83.《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
84.《湿った墓/Watery Grave》

基本土地タイプ持ち6種。フェッチから持ってくる順番は青黒=青白>>>>白黒くらい。青ダブル、青トリプルカードを唱えられるようにするためです。黒と白は手札の他の土地次第ですが、黒は基本シングルで大丈夫な一方、白はたまにダブルが必要です。

85.《統率の塔/Command Tower》
86.《真鍮の都/City of Brass》
87.《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》
88.《マナの合流点/Mana Confluence》

全色ランド4種。なんでも出るのが一番強い。《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》のみちょっと制約あります。1番手1ターン目でマナが出ないとか、相手の色次第とか。相手も《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》をコントロールしているなら実質《反射池/Reflecting Pool》になります。
また色マナを出す能力さえ持っていれば起動できるかは関係ないので、カウンターのない《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》とかでも全色出せます。無理でした。コストを払えるかは関係ないので《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》参照で黒マナは出せます。

89.《魂の洞窟/Cavern of Souls》
ティヴィットを安定して着地させられる最重要土地。指定ならず者が基本ですが終盤は
指定人間(《イーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eos》《最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificer》《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》)や
指定ウィザード(《タッサの神託者/Thassa's Oracle》+《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》)もあり得ます。

90.《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
0ターン目に置ければ全色土地。1ターン目《堕落した庄察頭、ロソ/Lotho, Corrupt Shirriff》+誘発や、0ターン目Tutorが狙えたりします。手札消費が激しいですが、土地枠で手番差を覆せるのはやっぱり偉い。

91.《変遷の泉/Morphic Pool》
92.《雲海/Sea of Clouds》

クラウドランド2種。白黒は優先度が低いため入ってません。島ではないため《花の絨毯/Carpet of Flowers》や島渡りにかからないのが良い。

93.《城塞の大広間/Great Hall of the Citadel》
伝説呪文限定のフィルターランド。無色マナを変換することで最速でのティヴィットキャストに貢献する。単独でもマナが出せるので1ターン目の動きができないとかもなく安心。

94.《広漠なるスカイクラウド/Skycloud Expanse》
いわゆる印鑑ランド。1ターン目に置くとマナが出ないためそこだけ注意。2種類以上積むと土地からマナが出ないハンドになる可能性があるので積むなら1種で良いかと思います。1枚で色マナ2個供給は特殊地形多めのデッキでは有難い存在。

95.《古えの墳墓/Ancient Tomb》
無色2マナ出る土地。2マナファクトが採用枚数控えめなため少しだけ強く使いづらい。ダメージなので《一つの指輪/The One Ring》のプロテクションで1回だけダメージを無視できる。

96.《発明博覧会/Inventors' Fair》
サーチつきの土地。オープンリーチになるので雑置きしづらいですが、それでも土地枠にサーチ採用できることが重要。土地サーチから勝ちまで繋がるためです。

97.《天上都市、大田原/Otawara, Soaring City》
魂力でバウンスできる土地。青いデッキのインフラ。このデッキは土地サーチ2種あるのでそれらが立っていると牽制にもなる。

98.《水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge》
《一つの指輪/The One Ring》を起こすことで大量ドローに繋がる土地。ティヴィットをアンタップすることでブロッカーに使ったり、《幻影の像/Phantasmal Image》でティヴィットをコピーされた時に対象に取って除去したりできる。

99.《ウルザの物語/Urza's Saga》
初手に置ければ3t目統率者キャスト保証の土地。初手で置くなら《宝石の睡蓮/Jeweled Lotus》、2t以降なら《太陽の指輪/Sol Ring》サーチで概ねOK。構築物を2回出す動きもこのデッキでは非常に強力。

100.《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》
100枚解説なのに100番で終わらないのなんか気持ち悪くない?ということでやっぱり統率者もこっそり追加。性能に関しては既に述べた通り、ちょっと重くてすごく強い。ただ顔がちょび髭のおっさんにモフモフボディなので、カッコ良さは今一つ。みんなが使ってくれればそのうちSecret Lairで新イラストが出たりするかもしれない。《トム・ボンバディル/Tom Bombadil》のショーケース版みたいなのがいいな…

偉大な相手というのは輝いて見えるものだヨ

6.入れ替え候補

これまで検討したカードの解説。他にもあるはずだけど見つかったやつだけ。これは?とか聞いてもらえたら追記するかも。

《ブラッド・ペット/Blood Pet》
やってることは《Jeweled Amulet》と同じ。《イーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eos》から持ってこれること以外はほぼ下位互換なので入れるならあちらから。

《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》
《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
と入れ替わり。1枚キャストで勝つデッキの撤廃者はイマイチ。

《ディープ・ノームの地形術師/Deep Gnome Terramancer》
土地加速はファクト対策で止まらないのが強い。誘発するかどうかにややムラがあるのと、生物が立ってもドローできないので。《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》デッキではないのだ。

《塔の長官、ボロミア/Boromir, Warden of the Tower》
ピッチキャストを咎めるスタックス。自力で剥がせるので相手の勝ちに対する他の人の妨害は邪魔しないこともできるのが偉い。剥がすまでは妨害押し付けられ続けるのが微妙。

《最初の平等者、アカル・パカル/Akal Pakal, First Among Equals》
タフが5もあり《衰滅/Languish》に耐えられる、ドローでないため《フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind》を誘発させない、《堕落した庄察頭、ロソ/Lotho, Corrupt Shirriff》《息詰まる徴税/Smothering Tithe》とシナジーと非常に優秀。片方を墓地に落とすため、見えたカードから手札を邪推されるのが惜しい。片方手札片方ボトムなら確定採用だった。

《甦りし悪夢、ブレイズ/Braids, Arisen Nightmare》
ティヴィット着地できない時のドロソとして採用できる。もちろん着地後もトークンを投げて引ける。黒ダブルが重いので、デッキ内に雑にサクれるカードをどれくらい入れるかによる。

《慈愛の王、タリオン/Talion, the Kindly Lord》
指定は2>1>>>その他という印象。相手の統率者の数字を選ぶことで最低限引ける。引ける枚数のムラが激しいのと4マナが少し重いので抜けた。

《賢いなりすまし/Clever Impersonator》
なんでもコピー。人の《リスティックの研究/Rhystic Study》《息詰まる徴税/Smothering Tithe》《一つの指輪/The One Ring》になれる。4マナが重いのと青ダブルが少しつらい。入れ替えるなら2マナ生物コピー達。

《替え玉/Stunt Double》
ミラーでは実質ティヴィット。相手のティヴィットを打ち消されるとなぜか一緒に腐る。それ以外でも《フェイに呪われた王、コルヴォルド/Korvold, Fae-Cursed King》などコピーしたいクリーチャーは多い。

《オートンの兵士/Auton Soldier》
ティヴィットをコピーすると本体も含めたetb+戦闘ダメージで6回誘発48投票というバグが起きる。さすがに重かったのと、万が一《呪われた鏡/Cursed Mirror》にコピーされると目も当てられない。

《艱苦の伝令/Herald of Anguish》
ティヴィット着地後に横に立てられるカードとしてかなり良感触だった。サイズと除去能力で痒い所に手が届く。ティヴィットを打ち消されると出せないのが難点。

《断れない提案/An Offer You Can't Refuse》
範囲は広いですが現代EDHで2マナ返すのがリスキー。《むかつき/Ad Nauseam》採用型では貴重なマナ加速です。

《呪文嵌め/Spell Snare》
勝負を決める呪文は2マナが多いですね。こういうカードを採用するならマナファクトはタリスマンにしましょう。というかまずは《秘儀の印鑑/Arcane Signet》から…

《渦巻く霧の行進/March of Swirling Mist》
一時的に複数除去できる。全除去避けとしても。生物にしか当たらないためより範囲の広い《失せろ/Get Lost》優先かなと思った。

《引き裂かれた記憶/Shred Memory》
サーチ兼墓地対策。《発明品の唸り/Whir of Invention》をメインの勝ち手段にしたいので優先度が低くなった。

《平和の執行/Mandate of Peace》
タイミング限定がキツイが追加の沈黙枠。《秘儀を運ぶもの、パコ/Pako, Arcane Retriever》対策しつつ《発明品の唸り/Whir of Invention》するために採用したがやっぱり微妙だった。

《むかつき/Ad Nauseam》
エスパーカラーのむかつきはマナが増やせないので、メインむかつきではなく、相手のエンドにむかつくことになります。5マナ立ててエンドは臭過ぎますね。消される前提でドロソ的に採用するのはアリだと思います。

《遺棄の風/Winds of Abandon》
単体除去兼全体除去。かなり強かった印象。全体除去枠何枚にするかで入ったり入らなかったり。

《衰滅/Languish》
ティヴィット着地後も使える全除去。《ルーデヴィックの名作、クラム/Kraum, Ludevic's Opus》まで取れて範囲は十分。青カウント優先で《至高の評決/Supreme Verdict》にしているが全体のバランス次第。

《Copy Artifact》
相手の《一つの指輪/The One Ring》をコピーしたり。初動のマナ加速にも使えて腐ることは少ない。ただ指輪コピー以外できないなら強くはない動きであり、ティヴィットをコピーできるカードの方が優先になった。

《激しい叱責/Dress Down》
長らく採用していたが、置いた時だけティヴィットの護法が消えるのがやはりネックと感じた。とはいえ見れる範囲は十分でキャントリップも偉いのでまた入るかも。《悟りの教示者/Enlightened Tutor》で探せる受け札としても優秀。

《盲従/Blind Obedience》
縛り過ぎない程度に縛るのがちょうどいい。一応《船砕きの怪物/Hullbreaker Horror》の無限マナ受けにもなる。《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》の登場でその役割が消えたため抜けた。

《Jeweled Amulet》
0→1加速。1ターン目の加速になりつつ《ディスプレイサーの仔猫/Displacer Kitten》などの種になるためかなり感触良かった。《甦りし悪夢、ブレイズ/Braids, Arisen Nightmare》なども合わせて採用するなら。

《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
《ウルザの物語/Urza's Saga》で探せる墓地対策。自分のデッキでは《セヴィンの再利用/Sevinne's Reclamation》だけアンチシナジー。環境次第かなぁ。

《模倣メカ/Imposter Mech》
《発明品の唸り/Whir of Invention》を受けで使うなら入れたい。自分は使わないことにしたので抜けた。《倦怠の宝珠/Torpor Orb》を貫通できたり偉いことは偉い。

《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》
サーチとしてはPWなので多少消しづらい。《一つの指輪/The One Ring》サーチに使い捨てても強い。5マナが重かった。

《産業の塔/Spire of Industry》
全色土地は強い…んだけど、これから1ターン目に《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》が出せないのが気になる。フィルターランドが好みじゃない人は普通にこっち入れましょう。

7. 終わりに

以上イクサラン環境のデッキリストでした。潮縛りの他にもみんなティヴィット対策して挑んできたであろう大会で優勝できたので自信になりますね。
今月はLotus EDHトーナメント関西帝王戦が控えていますね。来月の統率者神も遠征予定です。大会出る方はお手合わせよろしくお願いします。

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また休日はだいたいGamebar lotusでEDHしています。他にもいろんなボードゲームで遊べたりするオシャレ空間なので是非遊びに来てください。
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Gamebar lotusのオンラインショップ蓮屋は日本橋に実店舗オープン!現在はプレオープン期間中とのこと。MtG、FaBに加えポケカ、LORCANAを取り扱っているそうです。自分はMtGのオリジナル構築済みEDHデッキ制作にしか関与してませんがこちらもぜひチェックお願いします。

TCG専門店 蓮屋 MtG & FaB & LORCANA / 店舗案内
hasuya.jp

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