KINJO JAPAN誕生ストーリー！vo.1 老舗ゴムメーカーとしての挑戦
こんにちは！錦城護謨（きんじょうごむ）株式会社にて「KINJO JAPAN」プロジェクトと会社広報を担当しています、水田です。
アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」をきっかけに、多くの方々の応援によって世に送り出せた、“割れない”シリコーンロックグラス「KINJO JAPAN E1」。実は、このグラスが多くの方の手元に届くまでに、色々なことがありました…。
そこで、ぜひ今回はこのグラスがなぜ生まれたのかを知ってもらいたい！そんな思いで、このシリコーンロックグラスの誕生ストーリーについて、全３回に分けてお伝えしていきます。
なぜこのグラスが誕生したのか？
グラスに込められた想いは何なのか？
ぜひ、読んでいただけると嬉しいです。
錦城護謨（きんじょうごむ）と申します
シリコーンロックグラス「KINJO JAPAN」を作っているのは、大阪府八尾市にあるゴム部品の製造、軟弱地盤の改良、ゴム製の視覚障害者用歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」の製造・販売を行う「錦城護謨（きんじょうごむ）株式会社」といいます。
「護謨＝ゴム」という漢字を、はじめて読んだ方も多いのではないでしょうか？
ちょこっとmemo）
「錦城」とは大阪城の別称のことで当時の創業者が「大阪城」に思い入れがあり、大阪城のように煌びやかな会社、世の中に影響を与えられるような会社にしたい。想いが名付けのルーツと語られています。
錦城護謨の制作するゴム製品は、家電メーカーの製品部品などに多く使われ、他の製品を”陰で支える"存在。
身近なところでは、炊飯器や洗濯機、魔法瓶などに使われている“パッキン"が代表的な製品。実は、国内シェア50%近くを締める製品もあります。
（なので、実はみなさんの日常にも、錦城護謨の製品が使われているかも！）
お陰様で多くの素晴らしいお客様達とお仕事をさせて頂く中で、お客様のご期待、ご要望にお応えすることで当社の技術力は進化してきました。このことはこれまでも、これからも私たちの根幹であり、最も大切で大事なことに変わりはありません。
けれど…そうなんです。世間一般の方がパッキンに注目することはなかなかありませんよね。「ゴム」というのは、生活に不可欠な存在だけれども「あ、○○社のゴムがある」なんてあまり思わないですよね。
世界に誇れる技術がある。けれど、あくまで「支える存在」としての歴史が長く、世の中には知られていない。そんなことに葛藤がありました。
すばらしいものづくりの技術があるのに、名前は知られていない。それって純粋に、ちょっと寂しいなって思ったんです。
もっと会社の魅力を伝えられたらいいし、同じ会社の中でも、ものづくりが好きな若手のメンバーにも、もっと自由に楽しく、そして誇りをもってもらいたい。そんな思いが自分の中にもありました。なので、ずっと何かしらの形で、自社の技術を世の中に出すきっかけを考えていました。
八尾から世界へ。きっかけとなったプロジェクト
そんな思いを形にするチャンスが訪れたのが、2019年からはじまった「YAOYA PROJECT」。
このプロジェクトは、2019年からスタートした優れた技術が集まる大阪府八尾市のものづくりを、世界に広げていくための取り組みです。八尾市の企業８社が合同で活動し、クリエイターとともに世界に通用できる商品開発を進めていく、というものでした。
そして、この錦城護謨の技術をカタチにする活動メンバーは、このプロジェクトを機に、私、水田を含めた錦城護謨の社員４名で結成。部署も役割も超えた４人の「もっと錦城護謨という会社を、八尾を、元気にしたい！」思いをもとに生まれました。
このプロジェクトにより「錦城護謨の技術を生かしたものづくりって、なんだろう？」というテーマをもって、私たちの新たな挑戦がはじまりました。そして、一つの大きな出会いが商品の誕生に繋がったのです。
＞＞ KINJO JAPAN誕生ストーリー！vo.2 唯一無二のグラスへの飽くなきこだわりへ
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