見出し画像

【読書会】第37回乱読の読書会(2021年6月)レポート

こんにちは!

6/26(土)の夜に、定例で行なっているオンライン読書会(乱読の読書会)を開催いたしましたので、その内容をレポートしたいと思います!参加者の読んだ本のリストもこのレポートの中で紹介しますので、もしよければご覧ください。


概要

この読書会は知識や知恵を得るための本をよく読んでいる方が集う、ボイスチャット形式のオンライン読書会です。 具体的には月に10冊以上の本を読むというのを一つの目安とし、コンセプトは「多様な本が行き交う場」!

全体の流れとしては、まず順番に自己紹介を行い、その後に読書会のメインイベントとして①月間ベスト本の紹介と、②読んだ本リストを見ながらのQ&A形式のフリートークです。

今回の参加者は初参加のオブザーバーの方を含めて5人。事前に参加者の方から5月に読んだ本のリストを頂き、主催である私がそれを一つの表にまとめて参加者の方々に配布しました。実際の読書会ではそれを見ながらの進行になります。↓が実際に使ったリストです。

個人利用の範囲で閲覧・ダウンロードは自由にしていただいて問題ありませんが、二次使用・無断転載等はご遠慮願います。

【第37回】乱読の読書会リスト.xlsx


ベスト本紹介

リスト内の黄色塗りのセルは各参加者の月間ベスト本です。ここでは、それぞれの本について簡単に説明します。


画像1

明るい不登校: 創造性は「学校」外でひらく  / 奥地圭子 (NHK出版)

こちらはわたくしKJが紹介させていただいた一冊です。内容としては、学校にいけなくなった子どもたち(不登校児)が社会的にどういう風に扱われてきたかの歴史や、筆者の方が実際に活動してきた内容などを紹介しているものとなっています。

個人的に印象的だったのは、2014年に文科省が「不登校は問題行動ではない」という立場に方針を転換をしていたということです。無理に学校に登校させるのではなく、そういった状況でいかにして社会的に支援していくかが重要なのでしょう。なかなか考えさせられる一冊です。


画像2

仕事文脈vol.18 / 仕事文脈編集部 (‎タバブックス)

この本は以前「人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか」を紹介頂いた方のベスト本です。以前、その方に紹介頂いた「くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話」という本の出版社が出している雑誌だそうです。ちょうど前回の読書会で雑誌の話をしたのでややタイムリーですね!

内容としては、いろいろな働き方をしている人たちの働き方やインタビュー記事を紹介している雑誌のようです。普通に生活しているだけではなかなか見えてこない自分以外の働き方を知ることができ、自分の働き方を相対化できたという言葉が印象的でした。


画像3

News Diet / ロルフ・ドベリ(サンマーク出版)

この本は以前、「穂高小屋番レスキュー日記」を紹介していただいた方のベスト本です。内容としてはシンプルで、ニュースを追うのをやめよ!というなかなか過激なもの。以前私が紹介した「Think Clearly」と同じ作者だということもあり、なかなか気になる一冊です。

特にコロナ以降、情報・ニュースによる疲労、ストレスというのは皆様感じているようで、いろいろな意見を聞くことが出来ました!センセーショナルな見出しがおどるインターネットを覗くと、どうしても時間を奪われがちなので、自分にとって大切なことのために時間を使いたいところですね。


画像4

銀河鉄道の夜 / 宮沢賢治 (新潮文庫)

この本は以前「10% HAPPIER」を紹介していただいた方のベスト本です。超有名な一冊ではありますが、今まで読んだことがなかったということで初めて読んでみたとのことです。ちなみに私もあまりきちんと読んだことはなく、案外そういう方も多いかもしれませんね。

とにかく圧倒的に美しい文体が素晴らしかったとのことでした。一方で、ちょっと宗教的な雰囲気もあるということもあり、これはこれでちょっと怖い感じも受けたとのことでした。それだけ人を引きつけるなにかがあるのが宮沢賢治という作家のすごいところなのでしょう。


Q&Aタイム

今回もこれまでと同様に、Q&Aタイムとして、リストを見ながら1人1回づつ他の参加者に自由に質問ができるという時間を設けました。この読書会では、話していない人もミュートの必要がなく、どんどんコメントしていい形式にしているので、ひとつの質問から話題が広がることがあってなかなか楽しいですね。


画像5

まず話題になったのが、「ブルシット・ジョブ」という本について。こちらは私が前々から気になっていたのでお伺いさせていただきました。アメリカの調査ではありますが、世の中の多くの人が「自分の仕事が全く社会の役に立っていない」と感じていることについてデータを使いながら論じている本のようです。働き方改革が叫ばれる昨今、読んで見る価値がはあるのかもしれません。


画像6

あとは、以前参加者の方から紹介されて、私が読んだ本「正しいパンツのたたみ方」についての話にもなりました。こちらの本は家庭科の先生の方によって書かれた本で、家庭科の目的を「生きる力」をつけることとして、その内容について解説しています。中高生向けのレーベルでありながら、大人が読んでも十分に考えさせられる一冊です。


画像7

また、「DIE WITH ZERO」という本についても話題になりました。ゼロで死ね。というシンプルなメッセージで、データを使いながら、老後のために無駄に蓄えるのではなく、若いうちの経験にお金を使うべきというもののようです。どういうものお金を使うのがコスパが良いのかについても書いているらしく、なかなか参考になりそうな本です。

そんなこんなで、あっという間の90分でした!


まとめ

今回は昨日行ったオンライン読書会のレポートを書きました。今回もいつもどおり幅広に話が展開されて非常に楽しい時間となりました。今後の読書会の予定としては7/10(土)と7/24(土)の20:00~21:30となります。

読書メーターからのお申し込みはこちらから

ホームページからのお申し込みはこちらから

それでは、また!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?