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自作のゲームパッドを作った話 その3

こんにちは!

今回は前回に引き続き、自作ゲームパッドづくりについて書いていきたいと思います。前回までに電気回路部分の設計とプロトタイピングが完了したので、今回はゲームパッド本体のハードウェア作りです。


材質選定

ということで、ハードウェアを作るに当たってまず必要なのは材料の選定です。ゲームパットのガワの部分を何を使って作るかですね。

といっても、はっきり言って取れる選択肢はほとんど有りませんw 結論から言うと、今回は価格と扱いやすさを考慮して木材を利用することにしました。具体的には100均で買ったMDF材に塗装を施して作る感じですね。単純に、家に以前使ったあまりのMDF材があったのでそれを流用できるという点も大きかったですw

他に考えられる材質としては、金属や樹脂等が考えられますが、やはりゲームパッドのような多少複雑な形を作るとなると、これらの材質はちょっと使いにくいですね。こういうときに手元に3Dプリンターがあったりすると比較的サクッと作れるのかも知れませんが、まあこればかりは仕方ありません。このくらいのサイズであれば、数万円程度の家庭用のものでも十分作れそうなので、物欲がくすぐられますが、とりあえずは今回は見送りですw

MDF材ならボンドなどでも十分な強度でくっつきますし、カッターでも比較的楽に加工ができるので、こういうちょっとしたハコ的なものを作るには割と適していると思います。大して強度が必要なものでもないですしね。


CADによる設計

使う材料が決まったら3D CADを使って全体の構造を決めていきます。

今回使ったCADソフトは以前にも使った「Sketch up」というブラウザで動くアプリケーション。この手のソフトはWindows向けに作られていることが多いので、Linuxユーザーとしてはブラウザで動くというのはなかなかうれしい仕様です。もちろん、複雑なモノを作ろうとすると色々と問題も出てくるのでしょうが、なんとなく全体のイメージをつかむという程度の用途であれば十分です。


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まずは表面の構造をサクッと作ります。こういうカクカクしたものに穴をいくつか開ける程度ならば、CADでのモデリングも特に難しくなく、10分くらいで終わる程度の作業です。穴の位置もそこまで厳密に決める必要もないかなと思いますしね。


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次に背面側に基盤部分を配置していきます。実際の配線でどの程度のスペースが必要になるかはやってみないとわかりませんが、少なくともこういう形で3D形式で視覚的に見ながらサイズを検討できるのはなかなか便利です。


最終的な形状はこんな感じ。

前面

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背面

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上面

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背面の図でちょこんと下側に出ている円柱状のものはモード切り替え用のトグルスイッチです。見た目的にちょっと不格好にはなりますが、これは操作の邪魔にならないところに配置したかったので、まあ仕方ないでしょう。


基盤実装と組み立て

作るものが決まったので、ここからは一気にガワの作成と基盤への実装を進めていきます。これまでの基盤実装では、部品が基板上で完結していたのでそこまででもなかったのですが、今回はスイッチなどが他の部品に乗っかる形になるので、きちんと考えて進めないといけません。そんなに強度のある導線をつかっているわけではないので、強い力がかからないように上手く固定しながら作業を進めていきます。


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こちらが前面パネル。ちょっと品質が適当すぎる気がしないでもないですw その他の部分の木材も加工・塗装を済ませてからの配線になります。


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こんな感じで配線はかなり厳しい状況w 配線を間違えないように注意しながらはんだ付け作業を進めます。


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なんとか苦労しながらも配線を進め、配線が完了した段階で、ガワの部分の組み立ても行います。


だいぶカットしましたが、最終形状はこんな感じ。おおむね3D CADのモデル通りの出来上がりですね。まあ、詳細に見ていくと品質のむらは結構目立つわけですが、まあぎりぎり許容範囲といったところでしょうか。

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実際に使うときは、マイクロUSBを上部のUSBポートにつなぐ形になります。基盤が見えないように上側もカバーを作っても良かったのですが、これでも実用上問題ないですし、何より流石に力尽きたので妥協しましたw この記事ではかなり端折って書いていますが、実際は結構な作業量でしたからねw


とりあえずこの時点でゲームパッドとしての最小限の機能は既に実装済みです。

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とりあえずテストプレイとして有名なフリーゲームの「洞窟物語」をプレイ。ちょっと連射性能に難がありますが、普通にゲームを遊ぶ分には特に致命的な不良はない感じです。デフォルトのキーの割当自体がこの洞窟物語をベースにしているので違和感なくプレイできます。

ちなみに、洞窟物語自体はWindowsのゲームですが、wineというLinux上でWindowsのソフトを動かすソフトを使ってLinuxでも動かすことができました。Wineに関しては僕もそこまで詳細を理解できているわけではないですが、そのうちWineやWineの管理ソフト「Play on Linux」について記事を書いても良いかも知れませんね。


まとめ

今回は、自作ゲームパッド製作について、ハードウェア作りの部分について3Dモデル作成から実際のモノづくりまで書いてみました。やはりというかハードウェアづくりはなかなか大変でしたね。配線なんかはどのくらい複雑になるのかがあまりイメージできないので、実際につくってみると思った以上にぐちゃぐちゃになって、それを整えるのに苦戦してしまいましたw

残り作業は、キーの割当を変えられるようなソフトを開発することです。GUI部分と通信部分の開発が必要になるので、おそらくあと二回くらいはこのゲームパッド開発の記事が続くことになりそうですw

> 後日追記:次回の記事を書きました↓!

それでは、また!

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