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日本シリーズ。

59年ぶりの関西対決となった日本シリーズの阪神対オリックスは昨日の熱闘を終え、2勝2敗の五分となった。

野球ファンは日本シリーズを含めたポストシーズンやWBCやオリンピックといった短期決戦に注目しているのはラッキーボーイ的な存在となる「シリーズ男」の存在ではないか。
過去の日本シリーズでは巨人の長嶋茂雄や西武の工藤公康、日本ハムの稲葉篤紀、ロッテの今江敏晃が挙げられ、日本代表では小林誠司や井端弘和がラッキーボーイだった。

今年の日本シリーズを見ていると注目選手はオリックスの廣岡大志であると考える。廣岡は今年のシーズン途中に巨人からトレードされ、シーズン成績では打率が2割、打点が9、本塁打が1だった。
日本シリーズではクライマックスシリーズでレフトを守る杉本裕太郎が左足を負傷し、代わりに第1戦からレフトに廣岡が入る形になった。初戦では無安打だったが、第2戦では先制点や中押しに繋がるヒットやタイムリーを放っている。その後の試合でも得点に繋がるヒットや出塁をしている。

廣岡は確実性は無いが、身体能力を生かした思い切りのスイングとパンチ力のある打撃やスピードが魅力である。今回のシリーズでは廣岡の長所が生かされ、上位打順に繋がるキーマンであり、オリックスの中嶋監督の足を使う采配にも適している選手である。
相手の阪神にとっても不気味な存在であり、巨人時代に対戦はあるが、移籍した関係で対戦する機会が減った。廣岡のデータが少ないはずであり、これまでの戦いにおいても廣岡を乗らせてはいけないと阪神の岡田監督は考えている。

今後の戦いにおいて、杉本の回復次第であるが廣岡の起用が続くと見られる。頓宮や宗、中川圭太、森友哉の活躍があるが、影のMVPは廣岡であると考える。
DHがない甲子園では8番の廣岡、9番に投手のオリックスの打順で廣岡の出塁で上位打線に繋げるかが第5戦の見どころであり、同様にDHが京セラでは9番の廣岡もシリーズでは注目したい。


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