VRCモデルデータベースサービス終了のお知らせ
VRCモデルデータベース、9/30でサービス終了します。モデル登録してくださった皆様、サービスをご利用いただいた皆様、ありがとうございました。
VRCモデルデータベースって何?
VRChatの向けの3Dモデルを手入力で登録するデータベースです
こんな感じの検索フォームがあって、
一覧表示されて、
各記事はこんな感じ
人力登録なだけあって、Boothなどの商品ページには書いてない情報まで検索可能なところが特徴でした(上の画像で言えばケモミミやネクタイなど、アバター・衣装の各属性は商品ページのテキストには書いてない)
規約もクリエイターそれぞれが独自に設定しているところをかいつまんである程度決まったフォーマットで表示、検索可能にしていました
この記事を書いている9/17現在の総記事数は1611件、アバターカテゴリ単体でも537件もの数になりました。記事を書いてくださった皆さんに本当に感謝です。
サービスを始めた動機
私がVRChatを本格的に始めたのは2018年の6月からなのですが、丁度そのころは蒼井ゆい氏の蒼水りあモデルがBoothで販売されたり(BoothのVRChatアバター販売第一号だった記憶)、あいんつ氏の1080円ちゃんことアークトラスモデルが発売されブームになったりと、VRChatアバター販売文化勃興とも言える時期でした。
その後も次々とアバター、衣装、アクセサリーなどが作られていったのですが、その中でいくつか問題も抱えるようになっていました。
以前別の記事でも書いたのですが、以下のような問題です。
・ユーザーとアバターのマッチング問題(ユーザーが商品に辿り着けない)
・アバターの使い道がない問題(供給過多)
・言語の壁
・規約規格化問題
・アバターコピー問題
これらの内、マッチング問題と規約規格化問題(オレオレ規約問題)の解決を目指して作ったのがVRCモデルデータベースです。そのための手法が手入力なあたり結構残念な感じではあるんですけど・・・
サービス終了する理由
ざっくり説明すると以下のような理由です
新しい3Dモデルが発売されるスピードに登録作業が全く追いついてない
モデル登録作業は完全ボランティアで、作品の宣伝効果以外に登録するモチベーションが働かず、登録作業が追いついてないとサイト自体の価値(View)も落ちる・・・という負のループに入ってる
Boothの検索でも結構辿り着けることが増えた(多分クリエイター個々人がちゃんと情報を書くようになったから)
アバター向けストアのバーチャルマーケットβなど、専用のECサイトもできてきた
また、初めて作ったWebサービスということもありWordpressで構築していたのですが、サイトの見た目的にもセキュリティ的にも(更新頻度が低い状態でのWordpress運営は危険)、一旦まっさらにして組み直した方が良いという状態です。
組み直すとしても、今のシステムを見た目だけ変えても上記の問題は解決せず、そもそもBoothやVケットβでも目的の品に辿り着けているあたり、サービス自体を終了する時期なんじゃないかと考え、この度サービス終了を決意しました。
反省点まとめ
コンテンツ充実のために工数が必要な場合は、継続性をしっかり予想立てて評価しよう(サービス開始当初は製品も少なく一人で全部登録できた)
(特に趣味の)開発のモチベーションは開発が一段落した時点で落ちる、モチベーションをキープするにはサービスの成長とそのための施策が必要。ここがしっかりしていれば上記の”負のループ”に入ることを防げたと思う。
今後
初めて作ったサービスなので、感慨深いものがあります。
だからこれを区切りとして、新しいサービス作りにエンジンかけていこう
今考えてるネタは2つ
1. 他の人が"踊った"モーションをVRChatモデルで動かすビュワー(アバターの新しい使い道)
2. VRChat、VRいらない説を体現したSNS(思いつき)
1. はUnityとC#の勉強が結構必要になるので、先に学習コストの低い2をやりそう
並行してVRCSnap!も色々と機能追加したりする予定です