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何でも可愛い、それはちょっと違う。

ランジェリーフォトは、当然ながら選ぶランジェリーが重要です。

何でも可愛いって、本当?

私はそう思いません。
量販店で売られてる下着だと、撮影がうまくいったとしても、妙に卑猥な感じになる可能性が高いので、私はお勧めしていません。
※日常生活にフォーカスした写真の良さもあるのですが、撮影会のコンセプトが違うという意味です。

モデル体型ではない、そのへんの人である私からは、撮影会でのランジェリーは、普段着ているものより、もうちょっと緊張感のあるデザインのモノ、もしくはクオリティーの高い上質なモノをお勧めしています。

高いから「良いモノ」であるとは言い切れないけど、それなりのモノには理由がある。

不景気で、モノが売れない時代と言われて久しいのですが、本当にそうなのかなぁ。
私もその1人ではあるのですが、趣味でもあるランジェリーには、そこそこお金をかけています。
私は「良いモノは売れている」と思っています。

例えば、3000円のブラジャーと1000円のショーツ。

確かに手に取りやすい。
価格が魅力だとは思うけど、それ以外は?
素材は、安い化学繊維とケミカルレースと決まっています。
中国やベトナムなどの工場で、安価な労働力のもとに、大量に同じモノが作られています。
デザインはどこもだいたい同じで、ケミカルレースと身生地の色味が変わっただけのモノがほとんどです。
無理な寄せ上げや極厚パッドで強烈なバストラインを作りますが、それって誰のためなのかな。
少なくとも、自分のためでは無さそうです。
消耗品というカテゴリーのため、扱いも雑になりがちだし、くたびれ放題でもそのまま着ているって、よく聞くエピソードです。
自分の肌に1番先にのせるモノが粗雑で、バックはハイブランドってなんだかなと思ってしまう。
自分にも他人にも、表面的すぎない?と。

一方で、30000円のブラジャーと10000円のショーツ。

まず使われている素材が違います。
レースが専用の編み機から作られたものであったり、再度加工がされていたりと、繊細で贅沢な素材です。
身生地のチュール素材も廉価な商品ではあまり見かけません。
縁取りがされてあったり、肩紐のデザインにまで凝ってあったりと、デザイン自体がそのブランドらしさに溢れており、プレイフルなものでも上品で、身に纏う人の価値を高めてるために作られているのを感じます。

シンプルなデザインであっても、厳選されたオーガニックコットンやシルクなどの上質な天然素材は、直に肌で高揚感や安心感が感じられると思います。

私の場合は、「今度これを買うために、今は我慢する」事が増えました。
全体的で見れば、自分にための洋服もランジェリーも化粧品も我慢してません。
落ち込んだ時、元気がない時、私を助けてくれるのは、他人ではありません。
自分自身の半身である「身に纏うモノ」が、私の心の支えです。
だからこそ誰にも見せなくていい、自分だけの楽しみとして、着る贅沢をもっと楽しんでいいと思ってしまう。
肌に一番近いモノだからこそ、こだわって大事に手洗いする。
実は、かなり高尚な趣味なんじゃないかと。

そして、素材の美しさはきちんと写真に残ります。

陽気な雰囲気でも、場合によってはヌードよりセクシーに見える。
大胆に脱いでも、なぜか上品に見える。

ちょっと頑張ってでも、良い国産のランジェリーや海外のハイブランドのランジェリーをお勧めしたい理由はコレです。

写真に撮られることは、自分を外から見ること。

「ランジェリーの価値がわかる仲間が欲しい」と思って、自撮りのランジェリーフォトをInstagramに載せようものなら、全く望んでいない「ただ通りすがりエロを期待する輩」が集まりがちです。(実証済み)

男性の撮る写真は男性にウケます。
事実、私の前のアカウントのフォロワー1000人中850人男性。
私は意図していないけど、そういう風に見られてるんだなと。
エロさの価値だけで査定されてるんだなと。
性的魅力を褒め言葉として受け止めたとしても、そもそも私は「(誰でも)褒めてくれたら良い」とは思わないタイプです。
面と向かって言われることがない卑猥な言葉を、DMで何度も投げかけられた時はひどく落ち込みました。
※性的欲求はあっていいけど、知らない他人が自分に遠慮もなく投げてくるのが気持ち悪い。とにかく気持ち悪いの一言。



女性が撮る、自分の意志が反映されて撮影された写真には「通りすがりエロのフォロワー」は極端に少なくなります。


「目線の差」が出ます。(実証済み)
双方の意思が反映されて「作品」になるからです。
DMが来たとしても、敬語で来るようになりますw


【素肌に直接纏うものに、その人の選んだ、自分の世界観が凝縮されている】と私は感じています。
その瞬間が、写真として残る。

ああ、楽しい。

被写体になりたい人は、自分に自信がないとよく言われますが、私は真逆です。

違う自分が見たい。
きれいな自分でいたいからです。

全てが自分のため。
他のことは全部オマケ。
そう思う日があってもいいと思うな。








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