0でもあり1でもある。
量子コンピューターが気になる。
昨年、国産のスーパーコンピューター「富岳」が、計算性能を示す主要4部門で世界1位になった。私は新聞を通じて知ったのだが、かなり刺激を受けたことを覚えている。
コンピューターと言えば、私は物理学が好きなので量子コンピューターのことも気になる。
量子コンピューターの計算能力は富岳をはるかに超えるそうだ。開発が進めば、ブラックホールの謎なども解明できる可能性があるという。
日本では「世界に先駆けて量子コンピューターの応用に挑む」という目標に向けて、国内の研究者らが集い、活動する「QPARC」がある。
この「QPARC」を主導しているのが、東京大学発のベンチャー企業、QunaSys(キュナシス)だ。同社のCEOは20代の若者だが、「3年以内に量子コンピューターの活用を実現する」と語っているそうだ。
ぜひ、頑張って欲しい。
量子物理が登場する以前の古典物理においては、物質は「ある」か「ない」かのどちらかだ。今、使われているコンピューターは、電気の流れに一定の「値」を設け、それより下なら「ない=0」、上なら「ある=1」と定義してデジタル化している。「0」か「1」の状態を使って計算しているのだ。
量子コンピューターは量子を使って計算するため、「0」か「1」の状態を使った計算ではなく、「0でもあり1でもある」状態を使って計算する。これにより、高速に計算する。
量子コンピューターの「0でもあり1でもある」という状態は、量子力学、理論物理学、哲学、スピリッチュアルにも関わるものだ。その技術が生かされて、人々の生活をどう変えていくのか、そこにも興味がそそられる。
今年生まれた赤ちゃんが20歳になった時、量子コンピューター技術はきっと当たり前のものとなっているだろう。
最後まで読んでくれてありがとう。
気に入ったらリアクションをお願いします。
※この記事は、2020年に「kingpin研究所公式Facebook」に掲載されたものを加筆・修正したものです。
◎チンクエチェント博物館公式ホームページ
https://museo500.com
◎Facebook
https://www.facebook.com/museo500
◎Instagram
https://www.instagram.com/museo500/
◎YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCtdr3rwg8KNRwMBPcCZpyoQ/featured
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?