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スロウスタートでマジ泣きした

 いい歳して情けないというかみっともないというか、知り合いにバレたらどれだけイジられるかわからないが、『スロウスタート』で不覚にもマジ泣きしてしまった。

 『スロウスタート』とは『まんがタイムきらら』に連載中のマンガで原作は篤見唯子。おたふくかぜが原因で浪人して高校生活を送ることになった一ノ瀬花名のキャッキャウフフな日々を描く。

 その花名は、浪人した事は他のメンバーに話していなかったのだが、それがついに不可抗力でバレてしまう。転校生が中学の同級生で「クラスが違って残念」みたいな話をしながら教室に向かおうとした時、いたたまれなくなった花名が逃げ出してしまうが、他のメンバーはすぐに追いかけ、事情を聞き出すのだが誰も異を唱えず優しく花名に接し感極まった花名は涙するのだった。

 ここまでではまだ泣かなかったのだが、問題はその後、担任から早退するよう言われた花名は自宅(居候先)に帰り、頑張ったと強く抱きしめてもらうのだが、ここから涙があふれ始めてしまう。熱を出して寝込んだ花名はこれがまた夢だったらと不安な気持ちになり翌日を迎える。昨日の事は現実だった事に思いをはせながら教室に入ると、そこにはいつもどおりのメンバーがいたというところで完オチして泣いてしまった。

 アニメ版のED「風の声をききながら」で、♪いつか小さな秘密話せたらいいな。とあるが、この時は「果てしない闇の彼方に」が何度も脳内再生された。♪お前も昨日にはもう戻れはしないのさ~と。

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