井上尚弥が頂点に立った時点でのPFPランキング

1位:井上尚弥(日本・大橋)
戦績:23戦23勝20KO無敗
備考:元日本ライトフライ級王者
元OPBF東洋太平洋ライトフライ級王者
元WBC世界ライトフライ級王者
元WBO世界スーパーフライ級王者
WBSSシーズン2バンタム級優勝
現WBA・IBF・WBC統一世界バンタム級王者
リング誌認定世界バンタム級王者
世界王座3階級制覇王者
KOを逃したのは田口良一ダビド・カルモナノニト・ドネアとの第1戦の3試合のみ。
最新試合では5階級制覇王者にしてWBC世界バンタム級王者ドネアとの3団体統一戦を兼ねた再戦に2ラウンドKO勝ち、日本人ボクサーとして初めて世界王座3団体統一に成功し、これまた日本人ボクサーとして初めてパウンド・フォー・パウンド1位に選出された。
鍛え抜かれたフィジカルと天性の勘、圧倒的な基礎技術でもってボクシングのセオリーにおいては理論値に過ぎない事象(シンプルに言えばこうやったら相手は倒れますよ、というような事)をリング上に表現し続ける不世出のノックアウトアーティスト。
もはや「日本ボクシング界の最高傑作」では言葉が足りない。

2位:オレクサンデル・ウシク(ウクライナ)
戦績:19戦19勝13KO無敗
備考:2012年ロンドン五輪ヘビー級金メダリスト
WBSSシーズン1クルーザー級優勝
元WBO・WBC・IBF・WBA統一世界クルーザー級王者
現IBF・WBA・WBO統一世界ヘビー級王者
世界王座2階級制覇王者
前パウンド・フォー・パウンド1位。
最新試合ではロンドン五輪スーパーヘビー級金メダリストにして3団体統一世界ヘビー級王者であるアンソニー・ジョシュアに判定勝ちで2階級制覇に成功した。
ロマチェンコと同門で、彼のボクシングが重量級でも通用することを証明した。

3位:テレンス・クロフォード(アメリカ)
戦績:38戦38勝29KO無敗
備考:元NABO北米ライト級王者
元WBO世界ライト級王者
元WBO・WBC・IBF・WBA統一世界スーパーライト級王者
現WBO世界ウェルター級王者
世界王座3階級制覇王者
最新試合では元王者にして最強のランカーであるショーン・ポーターに10ラウンドTKO勝ち。敗れたとしても僅差の判定負けが多かったタフな実力者ポーターをKOしたことで評価を大きく高めた。
状況に応じてシームレスに変化する強打のスイッチヒッターで、レスリング経験に裏打ちされたフィジカルの頑強さも併せ持つ。

4位:エロール・スペンス(アメリカ)
戦績:28戦28勝22KO無敗
備考:現IBF・WBC・WBA統一世界ウェルター級王者
最新試合ではマニー・パッキャオに引導を渡したWBA世界ウェルター級王者ヨルデニス・ウガスとの3団体王座統一戦に10ラウンドTKO勝ち。
ガードの堅い難敵ウガスを攻め落としたことで改めてその攻撃力が評価された。
サウスポーのボクサーファイターに見えるが、強靱なフィジカルに支えられた波状攻撃を仕掛ける事が多い。
3位のクロフォードとの4団体統一戦実現が大いに期待されている。
2012年ロンドン五輪ウェルター級出場。

5位:ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
戦績:45戦42勝28KO3敗
備考:元WBO・WBA統一世界フライ級王者
現WBC・WBA統一世界スーパーフライ級王者
世界王座2階級制覇王者
3敗はファン・カルロス・サンチェス・ジュニアローマン・ゴンサレスシーサケット・ソールンビサイに敗れたものだが、この3人には再戦してリベンジしているので、実質無敗と言えなくもない。
ライトフライ級時代にローマン・ゴンサレスに敗れてから、ゴンサレスへのリベンジを目論んで階級を上げ、最新試合でついに再戦。
意見の分かれる僅差の判定勝ちではあったがロマゴンにリベンジを果たし本懐を遂げた執念の追跡者。
近年は井岡一翔田中恒成から「対戦したい選手」として名前を挙げられることが増えた。

6位:サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)
戦績:61戦57勝39KO2敗2分
備考:元WBC・WBA統一世界スーパーウェルター級王者
元WBC世界ミドル級王者
元WBO世界スーパーウェルター級王者
元WBA・WBC・IBF統一世界ミドル級王者
元WBO世界ライトヘビー級王者
現WBA・WBC・WBO・IBF統一世界スーパーミドル級王者
世界王座4階級制覇王者
元パウンド・フォー・パウンド1位。
2敗はフロイド・メイウェザードミトリィ・ビボルに敗れたものだが、エリスランディ・ララ戦、ゲンナディ・ゴロフキンとの2試合など、スター選手であるが故に論議を呼ぶ判定となる試合も多く(メイウェザー戦では完敗にもかかわらず0-2の判定が下された)、近年はドーピング疑惑もあり、手放しで実力を評価できないことにもどかしい思いをするファンも多い。

7位:ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
戦績:18戦16勝11KO2敗
備考:2敗はオルランド・サリドテオフィモ・ロペスに敗れたもの。
2008年北京五輪フェザー級金メダリスト
2012年ロンドン五輪ライト級金メダリスト
元WBO世界フェザー級王者
元WBO世界スーパーフェザー級王者
元WBA・WBO・WBC統一世界ライト級王者
アマチュアボクシング最高傑作と言われ、テクニックにおいては現在のプロボクシングの世界においても三指に入るスーパーボクサーだが、現在は母国を守るためウクライナ軍に従軍中と報道されている。

8位:ドミトリィ・ビボル(キルギスタン出身・アメリカ在住)
戦績:20戦20勝11KO無敗
備考:現WBA世界ライトヘビー級スーパー王者
もともと、熱心なファンの間では実力を評価する声が少なくなかったが、最新試合で当時のパウンド・フォー・パウンド1位だったサウル・カネロ・アルバレスに完勝。大仕事をやってのけてくれた。

9位:ジョシュ・テイラー(スコットランド)
戦績:19戦19勝13KO無敗
備考:WBSSシーズン2スーパーライト級優勝。
元IBF・WBA・WBC・WBO統一世界スーパーライト級王者
現IBF・WBC・WBO統一世界スーパーライト級王者(WBA王座を剥奪されたため)
リラックスした構えでゆったりとしたボクシングを展開するが、その柔軟さ以上の堅牢さを誇る万能型のボクサー。
最新試合ではジャック・カテラルに論議を呼ぶ判定勝ちで評価を下げてしまった。


10位:ジャーメル・チャーロ(アメリカ)
戦績:37戦35勝19KO1敗1分
備考:1敗はトニー・ハリソンに敗れたものだが、再戦ではリベンジした。
1分けはWBO王者ブライアン・カルロス・カスターノとの4団体統一戦で引き分けたものだが、再戦ではKO勝ちし4団体統一に成功した。これが最新試合となる。
元WBC世界スーパーウェルター級王者
現WBC・IBF・WBA・WBO統一世界スーパーウェルター級王者


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