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チャプター12-26

そうだ。

なんで清水君のお母さんは、清水君の考えを赦してしまったんだろう。
認めてしまったんだろう。

そこに今まで語られることのなかった、清水君とお母さんとの力関係も透けてみえるような気がする。

もし・・・もし私が清水君の家族なら・・・と私は電話ボックスの中で座ったまま考えた。

とりあえず、止める。
止めるだろう。

それは、2人の仲を、結婚を反対するということではない。
そうではなくて、「もっと違う方法」へのアプローチを一緒に考えることだ。

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