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落語「峠の茶屋」
1972~4年頃のラジオ番組 (おそらくNHK) からの録音。タイトルは当時のカセットに書いてあった表記に従ったが、カバー画像のアルバムの「峠の婆さん」がこれかも。東京落語では新作派の雄ということになるのだろうが、ここで描かれている「田舎」は彼の故郷、上州伊勢崎あたりの風景が投映されているのだろうと思われるのは、7、8年前まで草競馬に使っていたという馬を引くオヤジ(騎手でもあった由)がなにげに出てきたり、当の婆さんが浅草の思い出を語ったりするあたりの「モダン」ぶりなどからも。主人公のふたりは十二階が倒れた後の生まれというから大正末から昭和初年の生まれ、高度成長期の会社員としておそらく30代半ばから後半くらいの設定かと。その割には戦前、昭和10年代あたりの「ユーモア小説」系の登場人物造型の匂いもするのは、戦後の「中間小説」あたりとの二重写しがあるのかも知れない。
ショウボート昭和 黒色テント68/71『喜劇昭和の世界』より 発疹編(B面) ALM ALP-205
「黒色テント68/71は、1975年(昭和50年)1月より、佐藤信作、演出による「喜劇昭和の世界」三部作(「阿部定の犬」「キネマと怪人」「ブランキ殺し上海の春」)を、「昭和列島縦断興業」として全国巡業活動を続けている。このアルバムは劇中ソング全30曲のうち13曲をピックアップして、「微熱編」「発疹編」の二部に再構成したものである。」 ① 背中の町 (佐藤信/クルト・ワイル) ② 魚のいない水族館 (佐藤信/林光) ③ BACK AND GO (佐藤信/福山敦夫) ④ EL TANGO DEL FASCISTA (佐藤信/クルト・ワイル) ⑤ 水曜日は駄目よ (佐藤信/菊池正章) ⑥ 廻れ風車 (佐藤信/クルト・ワイル)
ショウボート昭和 黒色テント68/71『喜劇昭和の世界』より 微熱編(A面) ALM ALP-205
「黒色テント68/71は、1975年(昭和50年)1月より、佐藤信作、演出による「喜劇昭和の世界」三部作(「阿部定の犬」「キネマと怪人」「ブランキ殺し上海の春」)を、「昭和列島縦断興業」として全国巡業活動を続けている。このアルバムは劇中ソング全30曲のうち13曲をピックアップして、「微熱編」「発疹編」の二部に再構成したものである。」 ① 串カツソング (佐藤信/クルト・ワイル) ② 川風抒情 (佐藤信/クルト・ワイル) ③ あばよ上海 (佐藤信/林光) ④ 弁当唱歌 (佐藤信/クルト・ワイル) ⑤ 眠りの町のバラード (佐藤信/福山敦夫) ⑥ 唄うチゴイネルワイゼン (斉藤晴彦/サラサーテ) ⑦ 犬殺しのオペレッタ (佐藤信/クルト・ワイル)
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