見出し画像

海底ケーブルと国際間ネットワーク

photo:https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/06/post-5310.php

以前の記事で第一次世界大戦のドイツの敗因のきっかけは、イギリスが開戦直後にドイツの海底ケーブルを切断したため、通信面においてたいへん不利な状況と成った事を記載した。

世界大戦以降、現在でも国際間の通信インフラはこの海底ケーブルによって行われている。この様な重要な役割をもつ海底ケーブルについて調べてみた。

はじめに~海底ケーブルの重要性

国際間ネットワークはその大半が最先端の衛星通信で行われていると思われる人も居ると思うが、その99%は海底ケーブルで接合されている。
理由は海底ケーブルは衛星に比べて速度、大容量の信号を扱うことができる。通信速度は1秒間に50兆ビットDVD1300枚分のデータが飛び交うという。ちなみに日米間を繋ぐケーブルは9000kmの長さだという。

海底ケーブルの強度

海底ケーブルを扱う企業は高い専門的な技術を求められる。求められる技術の一つが強度である。海底に設置されるケーブルは最深部で8000メートルに達する。水圧は800キロ、6トン相当の張力に耐える性能を備える。一方で太さは直径でも10~15cm程度と予想よりも細い物もある。

海底ケーブルを扱う企業

この様な高水準なケーブルを構築できる企業は限られている
世界でも主要なサプライヤーはTE Subcom(米)、NEC、Alcatel-Lucent(仏)である。

最後に、

本日はここまでとしたい。余り注目を浴びる事のない海底ケーブルだが国際間ネットワークの重要な役割を担っている。今後も調査して分かった事があれば書き溜めていきたい。


最後までお読み頂き有難うございました。この記事が良かったと思われる方は、スキやフォローしていただけると嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?