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ポエムハラスメント

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僕の詩作
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#詩作

虚に踊る

『好き』を疑ったり正当化させようとするからおかしくなる でも人はそうする 『好き』をあるが…

詠い給えと我が云う

ライ麦の 高く茂るその季節 穂先を揺らす緩い風 その背の高さに身を隠し 口付け交わす少年少女…

蛇眼

ガラス越しの動物に彼が云う 退化した四肢を指差し 蛇行ながらに進む姿は蛇そのそのではないか…

流転に舞う

大地に深く眠りを預けていた龍を不意に起こしてしまった 私はその対価として心の臓器を奪われ…

愛の選択

空天地 誰を愛でるか 雪月花

星屑

いいか、一度しか言わんでよう聞けや。cosmicをtableに拡げるやろ。ほだら、tableから零れ落ち…

知に至る

鈍い痛みだ 死に至ることはない 知に至らず生を遂げる下限と上限を誇る 対価に支払う痛み 誤魔化しは効かない未知と既知の境界傷も痛みもお前だ 探れ 知れ 問え 問い続けろ 怠けるな 浸るな 奢るな 騙るな

雨うつつ

硝子窓を伝う雨の重さ 硝子が溶け出している 私の視線は偽りをとらえている 街灯の光が模した…

君が今日を引き連れ沈む あなたはさよならを知らない

十字

去り際の太陽は十字を翳す。 稜線のなだらかな弧に残る焔。 世界を等分する耀き。 視覚は四つ…

殺意

散文的大量殺人と韻文的密室殺人

窺い

夕刻。風が群青を引き連れてくる。 私はそこを水に濡れた指で擦る。 橙と群青の境を幾度も幾度…

開き

誰かを引っ掻いて割れてしまった爪を隠すように拳を握る。 見たくないのは相手の傷痕ではない…

宛名のない手紙

この手紙を読んでいるあなたの空には雨が降っていますか。 今、手紙を書いている私の上空からは冷たい雨が降っています。 風はないので真っ直ぐに落ちてきます。 この手紙は誰にも届かないので、雨が降り止むことはありません。 宛名が架ける虹の橋。 #宛名のない手紙