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ポエムハラスメント

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記事一覧

虚に踊る

『好き』を疑ったり正当化させようとするからおかしくなる でも人はそうする 『好き』をあるが…

詠い給えと我が云う

ライ麦の 高く茂るその季節 穂先を揺らす緩い風 その背の高さに身を隠し 口付け交わす少年少女…

残数

迷い込んだ世界だと思ってやりたいようにやったらどうかね。 この世界に生かされているうちに…

蛇眼

ガラス越しの動物に彼が云う 退化した四肢を指差し 蛇行ながらに進む姿は蛇そのそのではないか…

流転に舞う

大地に深く眠りを預けていた龍を不意に起こしてしまった 私はその対価として心の臓器を奪われ…

愛の選択

空天地 誰を愛でるか 雪月花

羊と狼

‪羊の群れの中に狼が紛れ込んでいる‬ ‪羊達は彼を仲間だと思い、日々を共に過ごす‬ ‪羊には疑惑や猜疑を持たぬ個体が多く、彼は退屈を時折感じながらも其処に居る‬ ‪僕は尋ねる‬ ‪なぜ其処に居るのか‬ ‪急所を知る為だと彼は述べ、僕に牙を剥く‬ ‪僕がどちらであったかはもう済んだことなのだ‬

星屑

いいか、一度しか言わんでよう聞けや。cosmicをtableに拡げるやろ。ほだら、tableから零れ落ち…

知に至る

鈍い痛みだ 死に至ることはない 知に至らず生を遂げる下限と上限を誇る 対価に支払う痛み 誤魔…

雨うつつ

硝子窓を伝う雨の重さ 硝子が溶け出している 私の視線は偽りをとらえている 街灯の光が模した…

君が今日を引き連れ沈む あなたはさよならを知らない

十字

去り際の太陽は十字を翳す。 稜線のなだらかな弧に残る焔。 世界を等分する耀き。 視覚は四つ…

或る娘

傷口にすり込むストロベリイ。 私にも可愛らしい果肉が欲しいの。 錯乱抑える双子のチェリイ。…

殺意

散文的大量殺人と韻文的密室殺人