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『好き』を疑ったり正当化させようとするからおかしくなる でも人はそうする 『好き』をあるが…
ライ麦の 高く茂るその季節 穂先を揺らす緩い風 その背の高さに身を隠し 口付け交わす少年少女…
迷い込んだ世界だと思ってやりたいようにやったらどうかね。 この世界に生かされているうちに…
ガラス越しの動物に彼が云う 退化した四肢を指差し 蛇行ながらに進む姿は蛇そのそのではないか…
大地に深く眠りを預けていた龍を不意に起こしてしまった 私はその対価として心の臓器を奪われ…
空天地 誰を愛でるか 雪月花
羊の群れの中に狼が紛れ込んでいる 羊達は彼を仲間だと思い、日々を共に過ごす 羊には疑惑や猜疑を持たぬ個体が多く、彼は退屈を時折感じながらも其処に居る 僕は尋ねる なぜ其処に居るのか 急所を知る為だと彼は述べ、僕に牙を剥く 僕がどちらであったかはもう済んだことなのだ
いいか、一度しか言わんでよう聞けや。cosmicをtableに拡げるやろ。ほだら、tableから零れ落ち…
鈍い痛みだ 死に至ることはない 知に至らず生を遂げる下限と上限を誇る 対価に支払う痛み 誤魔…
硝子窓を伝う雨の重さ 硝子が溶け出している 私の視線は偽りをとらえている 街灯の光が模した…
君が今日を引き連れ沈む あなたはさよならを知らない
去り際の太陽は十字を翳す。 稜線のなだらかな弧に残る焔。 世界を等分する耀き。 視覚は四つ…
傷口にすり込むストロベリイ。 私にも可愛らしい果肉が欲しいの。 錯乱抑える双子のチェリイ。…
散文的大量殺人と韻文的密室殺人