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姿勢の改善ポイントを簡単に見つける方法

「良い姿勢になりたい」けど何から始めたら良いのかわからない?


「良い姿勢になりたい」という希望は、誰もが持っていることだと思います。

私の周りにも「良い姿勢を意識しています」とおっしゃる方は多く、背筋を常に伸ばしているという方もいます。

その中で、「良い姿勢になりたいけど、何から始めたらいいのかわからない」という悩みもあると思います。

実際姿勢を良くしようとすると、身体に負担をかけてしまう可能性もあり、逆効果になってしまうこともあります。

そもそも、「自分は良い姿勢なのか、それとも悪い姿勢なのか」もわからない方が多いと思います。

そこで今回は、良い姿勢になるための姿勢のポイントを紹介したいと思います。

これがわかれば、あなたの姿勢のどこを意識すれば、より良い姿勢に近づくのかがわかるようになります。

「良い姿勢になりたい」という方は是非最後まで読んでみてください。

良い姿勢と良くない姿勢の違いは何か?

まずはじめに、そもそも良い姿勢とは何か?について少し解説します。

ここで言う良い姿勢とは、見た目ではなく、身体にとって痛みやストレスなどが少ない快適な姿勢という意味で用いています。

良い姿勢と一般的に言われているのは、「まっすぐな姿勢」ですね。

これは概ね正しいのですが、大切な観点が抜けています。

それは「身体の負担が分散されているか」です。

なぜまっすぐな姿勢が良い姿勢と呼ばれているのか。

それは身体がまっすぐであれば、身体のバランスが取れ、負担が適度に分散しやすいと考えられているからだと思います。

もちろん、まっすぐな姿勢は身体にかかる負担が分散させやすい姿勢と言えますが、「意識的にまっすぐにしている状態」ではこの限りではありません。

意識的にまっすぐにしていると言うことは、まっすぐにするため、身体のどこかを過剰に使用している可能性があるからです。

そう言った意味では、例えば多少身体が曲がっていても、身体の前と後ろの筋肉がバランスよく使われて姿勢を保っていれば、身体の負担は分散されて、良い姿勢になっていると言えます。

そうです。

あなたの姿勢が良い姿勢かどうかを考えるために、大切なことは、前後左右でバランスが取れているかを考えることが重要です。

これは、積み木をイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。

積み木を積み上げていく際、まっすぐに乗せられていれば、そのままバランス良く積み上がっていきますが、少し右にずらして置いた場合、今度は反対の向きに積み木をずらして置かないと、バランスが崩れてしまいます。

身体も同様に、前後左右でバランスが偏っている場合、その反対方向に身体の一部が動いていれば、全体的なバランスは取れているため、身体にとっても負担がかかりにくいと言えます。

つまり良い姿勢になるためには、身体を前後左右のバランスが取れている状態を目指すことが重要です。

最後に良い姿勢になるためのバランスを意識したセルフケアのポイントを紹介をします。

良い姿勢になるためのセルフケアの考え方

良い姿勢になるためのセルスケアの考え方ですが、先ほど説明したように、前後左右のバランスを取ることが重要です。

特に前後のバランスは、腰や膝などの負担に関係するため優先的に整える必要があると思います。

まずは自分の姿勢がどのようにして偏っているのか、簡単に確認してみましょう。

【姿勢セルフチェック】
今回は動きの中で姿勢の偏りを確認していきます。

使用する運動は「つま先立ち」「つま先上げ」「スクワット」です。

注意点は手すりなど支持物を使用しないで行うことです。

それぞれの動作を行い、つま先立ち、つま先上げに関しては、よりやりやすかった方を覚えておきましょう。

スクワットに関しては、何も意識せず行ったときに、膝がつま先より前に出てしまうか、腰が過剰に反っていないかを確認しましょう。

各種動作について、つま先立ちの方がやりやすいと感じた場合や、スクワットで膝がつま先より前に出てしまう場合は、重心が前に偏っている可能性があるため、姿勢の偏りとして、骨盤が後ろに傾いていたり、膝が軽く曲がっていたりする可能性があります。

骨盤が後ろに傾いてると背骨が丸くなりやすくなるため、全体的には猫背姿勢の特徴が現れやすくなります。

つま先上げがやりやすかった場合やスクワットで腰が過剰に反ってしまう場合は、反対に重心が後ろに偏っている可能性があり、その場合骨盤は前に傾きやすくなります。
膝は真っ直ぐになり、背骨は全体的に反りやすい状態になる可能性があります。

良い姿勢になるためには、まず重心の位置を整えて、その上で各種関節や筋肉の硬い部分を伸ばすことが必要になります。

先ほどのチェックは簡便なものであるため、より詳しい分析は専門家にご相談ください。

簡単な姿勢の傾向を掴んでおき、セルスケアやエクササイズをする際に「重心の位置が偏らないようにする」ことを意識すれば、それだけでも、良い姿勢になるための効果的なエクササイズになります。

先ほどチェックに使った動作自体も重心の位置を意識しながら行うことで、エクササイズとしても使用できます。

すぐに取り組めるものであるため、今行っているトレーニングに組み込んでみてください。

これさえわかれば自分の姿勢のどこが良くないかわかりやすくなります

今回は良い姿勢になるために、必要な重心の位置を確認する方法をお伝えしました。

私たちの姿勢や動作は、必ず重心の動きや位置の変化を起こしています。

そのため重心の動きを意識しないで姿勢が良くなることはありませんし、無理に形だけ良くしようとすると必ずどこかに負担を与えます。

まずは「重心の位置を意識する」ことが、良い姿勢になりたい人たちの共通認識として広まってくれればと思います。

今回の内容がみなさんの参考になれば幸いです。

質問なども随時お待ちしています!

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