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自分で自分の可能性を潰さないように


私は大勢の前で人前に出ることがとにかく苦手。





学生時代からプレゼンテーションやグループを代表した発表なども、出来ることならやりたくないし、順番的に「やらなければダメかなぁ」と空気を読んで立候補することはあっても、私やってもいいですか?なんて主体的に立候補することはあり得なかった。



社会人になってめっきりそういう機会は減っていたけど、今の職場になって人前で話す機会が再び現れた。



というのも今の職場では、制作したものを他の部署の人に見てもらう機会が隔週である。チームの誰かが代表して制作したものを紹介する。
交代でだいたい2、3ヶ月に1回は自分の番が回ってくる。


嫌だなあと思いながらも不可抗力的に受け入れる。


ただ苦手だからこそ、とにかく準備はする。
真面目っていうよりかは、失敗したくないって気持ちが原動力になっている。


即興で話せる程の話術はないし
緊張で頭が真っ白になってしまったら嫌だから
話す内容をスクリプトにまとめて用意しておく。

そして、それをひたすら声に出して読んで
プレゼンの手順を頭と体に叩き込む。


きっとあまり緊張しない人や人前で話すことに
抵抗がない人はこんなこともしなくていいんだろうなあ
なんてどこかで羨みながら。


話が詰まってしまった時の沈黙。あれってものすごい魔力だと思う。
自分の鼓動の速さと大きさを実感するから余計に焦る。
だからなるべくスムーズに伝えられるように、スクリプトを見ずとも説明できるようになるまで練習する。


まあどんなに練習してもいざ実際にやってみると、緊張で噛んでしまったり、息継ぎができず変なとこで唾をゴクリと飲み込んでしまったりする(笑)
あー、緊張感伝わっちゃったよなぁ恥ずかしいなぁ。でももうしばらく順番回ってこない、よくやった自分!なんて感じで慰めて終わる、、、


そんな感じでプレゼン発表には苦手意識しかなかったのに、ある時チームの人と話していたら「そういえば、pomさんって発表上手いですよね」ってふと言われた。



(え?私が?いつも緊張してるから慰めで言ってくれてる?)


自分でも自己肯定感低すぎるだろ、その思考!って笑っちゃうぐらいの考えが頭に浮かびつつも、自己評価と他人からの評価の違いに不思議な気持ちになった。


それから数日後また順番が回ってきた。


いつも通り事前準備をする。
それまでは自分の発表を早く終わらすことばかりを考えていたけど、数日前に褒められたことを思い出して、せっかくなら楽しんでやってみよう!自信があるようにやってみよう!とポジティブマインドに切り替えるよう(若干無理矢理)自分をマインドコントロールしてみることにした。(典型的な褒められると伸びるタイプ)



すると、今度は違うチームメンバーの方に「プレゼンわかりやすくてよかった!」「pomさん、プレゼン上手!」と言ってもらえた。




自分の中では、他の人のプレゼンを見ると
「落ち着いているなぁ、聞き取りやすいなぁ、私はきっと緊張して早口になっているだろうなぁ」なんて考えが浮かぶぐらい、他の人が自分より遥かに上手だと思っていた。


だからこそ、賛辞の言葉を貰ってそんな風に見えてたことが不思議だった。
自分のことを自分で認めてあげられてなかったんだと思った。


当たり前だけど、自分が思ってる自分と他人から見た自分は見え方が違う
だからこそ他人からどう思われているかを気にして自分を取り繕ったり、他人からの評価が全てになってしまうのはあるべき姿ではないと思う


一方で他人からのポジティブな評価は、自分自身の可能性や得手不得手を認めることができる材料になったりもする。


脳はネガティブな情報を記憶しやすい。自分に向かって肯定的な言葉を投げかけるアファメーションというマインドセット方法を最近よく聞くけど、その逆で自分で"苦手だ"、"自信がない"と思い込んで自分の可能性を過小評価し続けると、実際には得意かもしれないこともずっと苦手意識を持ったまま過ごすことになる



他人からの評価でなく、自分自身で自分を認めてあげられるのが一番いいことではあるけど、それが難しい場合は素直に他人からのポジティブな評価を受け入れて自分を認めてあげる材料にしてあげよう。




そしてネガティブな言葉を自分に投げかけてしまっていることに気づいた時は、ポジティブ変換してみよう。





そんな風に少しずつ自分を認められる回数を増やしていけたらなと思った。


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