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新緑とルービー🍻

みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡

新緑の季節は晴れの日が多く、存分に新緑を見て感じ、さらには新緑の匂いが鼻孔に届くことで、「嗚呼…良き季節になったな。昼間からルービーでも飲んぢゃおうかな?」なんて気分になるのです。

しかし今年は新緑の季節だと言うのに、天はご機嫌斜め。雨の日が多すぎませんか?

「嗚呼…眠いわ。面倒だから今日も雨を降らせておこう。天雲君、出番だよ。今日もひとつお願いしますョ。ではおやすみなさい」

みたいな感じが天界で起きているのではと推測します。あと数週間もすれば梅雨に入る季節。雨も大事ですけどネ、やはりこの時期はお天道様も必要なのであり、かつ新緑の季節をちゃんと満喫したいのであります。

「ってかさあ~新緑が云々とか言っているけど、単にルービーが飲みたいだけでしょ? つまりさあ~禁酒が辛いんでしょ?」

なんて声が僕の耳に届きました。

仰る通りでございます。そして僕は過日。ルービーを飲んでしまったのであります。

先週の土曜日はちょっとした会合がございました。1年ぶりの会合。そこで様々な意見が飛び交い、白熱した会合は3時間を超えました。

すると主催者の蛸豆君が言いました。
「お集りの同士諸君、今年も大変すばらしい会合と相成りました。さらには貴重なideaをご提案して頂き、誠にありがとうございます。これよりささやかではございますが、粗食をご用意しております。それではみなさま、お手元のグラスをお持ちください。よろしいでしょうか? それでは乾杯!」

ってな訳で、僕はグラスに注がれたルービーを飲んでしまったのであります。3時間におよぶ白熱した会合後のルービー。およそ1週間ぶりのルービー………。

「ううううううますぎるッ」

ルービーが喉を通過していくあの感じが懐かしく、さらには僕の五臓六腑がスタンディングオベーションでルービーを迎えたのであります。

酒のアテは、お刺身の盛り合わせ、オードブル(鶏のから揚げ、エビフライ、フライドポテト、春巻き、ミートボール、エビチリ)です。

もう最高のアテですよネ?

その後はと言うと、僕はもう止まりません。止められません。それはまるでカルツ君のハリネズミドリブルのように、もう誰も僕を止められません。

僕は右手に瓶ビール、左手にグラスを持って全員にルービーを注いで回りながら、自分も飲み続けると言う、愚行をおかしてしまったのであります。

さらに〆のカレーライスもご馳走になり、大いに飲んで食べた会合の打ち上げとなりました。


会合がお開きとなりました。主催者の蛸豆君は安堵感からか、いびきをかいて寝ております。そっとしておきましょう。

外に出ると雨が降っておりました。歩いて帰れる距離なので、僕はパーカーのフードを被りながら歩き始めました。

最初こそ、「嗚呼…今日は楽しかった。時刻はまだ15時。お昼寝してから晩飯を拵えよう。今夜は久しぶりに焼き飯でも拵えようかな」なんて上機嫌でした。

が、雨に打たれ全身が濡れていくに従い、「嗚呼…なんでルービーを飲んでしまったんだ。あれだけ自分自身に禁酒と誓い、さらにはnoteのクリエイターさんたちの前でも誓ったではないか。あれは嘘エッセイだったのか。全く僕と言う人間はどこまで浅はかで頓馬なんだ。いっその事、烏賊の天婦羅になってみなさんに食べてもらおうかな?」なんて疑心暗鬼に陥ってしまいました。

当然のことながら、約束を破った僕が全て悪いのです。

自宅に到着すると、庭で生い茂っている新緑に触れながら、僕はこう思うことにしました。
「往年の歌手が歌っていた、それは夏の太陽のせいだってネ。だからサ、今日僕がルービーを飲んでしまったのは、新緑のせいだと言ってもいいよネ?」


それ以降、僕の晩酌生活はリスタートしてしまったのであります。


ごめんなさい。うくくッ。



【了】




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