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【懸念!】実習30時間で返還免除 大学院修了教員の奨学金 文科省

「文部科学省は8日、教員になった大学院修了者を対象にした奨学金の返還免除制度について、30時間以上の教育実習を要件にする方針を固めた。
 教員不足解消の一環で、学校現場での実践経験があることを条件にした。  中央教育審議会(文科相の諮問機関)の部会は3月、教員養成に特化した教職大学院を修了した人を中心に、奨学金の返還を免除する制度案を提示。教職大学院以外の大学院修了者についても、学校などで実習を経験していることを条件に対象に含める方針を示しており、文科省が詳細な制度を検討していた。」と報道されている。 出展:Yahooニュースより(下記参照)

 深刻な人手不足が続く、学校現場にとって、朗報と思われるでしょうか?

 大学院修了者に対し、教員になることで奨学金の返済免除が新設(復活)することは、一見朗報に思われます。しかし、実際はそうでしょうか?
 大学院に進学し、院生として、一定の研究成果を上げるか、成果が見込まれる学生には、特に影響がありません。一方で、この先の研究者としての進路に不安がある学生が、将来の保険として、教員免許を取得しようとするケースが増えるのではないでしょうか?
 教員へなる意思が不明確な学生が、多く学校現場に実習に来ることは、
学校現場の教員として、大変不都合です。正直困ります。
 そのようなことにならないことを願っています。
 




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