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通信制は高等学校教育のスタンダードに
「通信課程」とは?
高校には全日制、定時制、通信制の3課程があり、令和4年度の学校基本調査(速報値)によると、
全国で 238,314人(高校生の8.1%)が通信制課程の高校に在学しています。中学校1クラス(40人)の同級生の内、少なくも、3名が通信制高校で学んでいることになる割合です。
もはや、通信制は特別な生徒が通う学校ではなく、普通の選択肢の1つとなっています。
【通信制高校とは】
「通信制課程」は毎日通学することが困難な働く青少年のために昭和23年に設置されました。
多くの労働人口が、先の対戦で失われました。また、終戦後の混乱期、家計の担い手を失い、日々の生活に困窮する家庭の若者が、新たな労働力として注目され、働きながら学ぶ道が高校にも整備されました。
定時制課程と通信制課程です。
定時制とは、(全日制が、1日フルに学校で学べることに対して、)限られた「時間」(主に、昼間の勤務終了後の夜間)や「期間」(農閑期等)に学校で学ぶ制度です。
一方、通信制高校は、毎日通学することが困難で、土日のスクーリング(対面指導)と、レポート(自宅学習)で学びを進めていきます。
平成2年度から、それまで4年間と定められていた修業年限が「3年以上」に改正されました。
これにより、3年間での卒業が可能となりましたが、3年間で4年分の学習をこなすのは非常にハードです。
独学に近い学習や仕事との両立の難しさから、残念ながら途中で断念してしまう人も多いのです。 その一方で、4年以上かけてマイペースで学習を進めている人も大勢います。
一番辛いのは「孤独」との戦いでしょう。
たった一人で学習していかなければならないのです。
誰も後押ししてくれる人はいません。すべては自分自身の力で乗り越えていかなければならないのです。
ある意味、非常に厳しい学び方と言えるかもしれません。
多くの通信制高校では、全日制と同じような学校行事があります。
入学式、卒業式、始業式、終業式、体育祭、文化祭、修学旅行、遠足、芸術鑑賞会、3者面談、生徒総会、進路講演会 など です。
多くの通信制高校では、入学式、卒業式以外は、選択制や希望制になっている学校が多いようです。
積極的に参加し、学校生活を楽しんでいる生徒もいます。
部活動もあります。県大会や全国大会予選への参加資格もあります。
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